顕微鏡歯科 Advanced Care Dental Office リップデザイナー☆naomi

はじめまして。Advenced Care dentai Office マイクロスコープ顕微鏡歯科☆歯科衛生士naomiこと戸田奈緒美です。歯を綺麗にする事が私の「仕事」です。良い「仕事」をするために歯科衛生士道まっしぐら。日々精進。

タグ:炎症

オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証

【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】

こんにちは micro sailingR歯科衛生士naomiです 

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昨日は久しぶりに歯周病のセミナーに参加してきました。

といっても、歯周再生療法の話でしたので、歯石の除去やルートプレーニングの話ではありません。
歯周組織再生誘導材料や骨補填材を用いた再生療法の今です

歯科医師とともに目指す歯周病のゴールは歯周病で喪失してしまった骨の再生です。 

歯肉模型


↑こんな感じで歯科医師は模型実習もありました。

さて、実際には私たち歯科衛生士は歯周再生療法はできないので、その前の初期治療でどのような歯肉を作り上げて行くかが重要です。

講師の先生の医院では、最初の診断で再生療法をすると決まれば、ポケット底部までの歯石は完全に取らず、 歯周組織再生誘導材料を入れるスペースを残すそうです。

初期治療=何がなんでも歯石を除去する では無いわけです。
先日、 歯科衛生プランのセミナーにも参加しましたが、やはり最初に歯科医師の治療方針を良く理解しておく事が前提として大切です。
歯科医師の治療方針に沿って、歯科衛生士としての役割をこなす事、それがとても大切な事です。

当医院では歯周再生療法のケースは少ないので、私がガッツリ歯石を除去してます

それはそれで、私は責任重大ですよね〜 私の後に歯科医師が歯周再生療法のために歯肉を開いてくれるのならば、歯石を除去するのは適当で良いんですもの。

確かに再生療法のメカニズムも大切なんですけど、私、歯科衛生士の役割で最も需要なのが、炎症のコントロール。

なので最近は再度、炎症について復習しています。

復習になりますが、

炎症や免疫反応はストレスから体を守るための重要な生体防御反応です。

そして炎症の経過は5徴候というのがあり

発赤腫脹(局所)発熱疼痛機能障害 と経過します。

歯周病の時に私たちが一番遭遇するのが、発赤と腫脹です。

良く、患者さんに

歯肉を見てもらってここ歯茎が赤く腫れてますね。ここが歯肉炎です。なんて説明したりします。

これ歯科衛生士さんに質問すると面白いんですよ。歯科衛生士、良く勉強してますからね

歯周病になるとなんで歯肉が赤いの?って質問すると
炎症が起きているからです。

炎症があるとなんで赤いの?
炎症の5徴候に、発赤...があるからです。

炎症って何?
発赤、腫脹、疼痛、発熱、機能障害です

堂々巡りなんです

炎症について復習して見ましょう

炎症は原則的に
後毛細管細静脈(静脈性毛細血管が集合した後)で起こります。
秒単位の反応:感染や外傷が起きた組織では、血管から漏出した血漿成分(凝固因子、キニノーゲン、補体など)が発赤・腫脹、発熱、疼痛などの即時反応を引き起こします。
ブラジキニン(キニノーゲンの分解により生成される)は発赤や腫脹の原因となる血管拡張血管透過性を亢進する主要な因子。強力な疼痛因子。

分単位の反応:
血小板活性化因子、ロイコトリエンなどの脂質因子ヒスタミンセロトニンニューロペプチドなどが関与更に血管拡張血管透過性を亢進

時間単位の反応:
サイトカインケモカインなどタンパク質性生理活性物質など。
好中球の組織浸潤が起こった後、数日単位の慢性反応期に移行するとともにマクロファージリンパ球浸潤が主。


今日は図左の血管図だけを見て下さい。

好中球の働き:
炎症が起きるといつもは血管内を泳いでいる好中球のL-セレクチンが血管内皮細胞のシアロムチンと弱く結合して内皮細胞を転がるようなローリングと呼ばれる現象が起きます。→リンパ球の流速減速

内皮細胞に提示されたケモカインとローリング細胞上に発現したケモカイン受容体が結合するとローリング細胞上のインテグリンが活性化されて内皮細胞上と強固な接着を引き起こし、最終的に血管外へ遊走し組織内へ移入する。

好中球ローリング
参考文献:
“ホーミングレセプター”L-セレクチンが認識する細胞表面硫酸化糖鎖 内村健治
〔生化学 第85巻 第4号,pp. 244-252,2013〕



血流が増加→血漿成分の滲出と組織内物質の除去が活性化する。

血流速度低下→血管内をパトロールしている白血球の組織浸潤が促進される

つまり簡単にまとめますと。
血管は心臓からの血液を体全体に行き渡らせるためのバイパス。
水や栄養など様々な物を運ぶ道路です。

歯周病(炎症)では細菌の駆除や組織の損傷部位の修復をしなければなりません。炎症を早く抑えるために血管を膨らませて(血管拡張・腫脹)血液の量を増やします。
血液量が増えるため赤く見えます(発赤)。
またブラジキニンなどの産生によって痛みを伴う(疼痛)場合もあります。

細胞と細胞の間に隙間を作り(血管透過性の亢進)炎症を抑えるための血液成分(血漿成分)を漏れ出させます。

血管が膨らむことにより、血液の流れの速度が遅くなり、炎症を抑えるための物質(好中球他)が留まりやすくなり組織の中に入りやすくなる。

と言ったところでしょうかご理解いただけましたか?簡単に伝えるのって難しいー

私たち歯科衛生士にとってはこの炎症のコントロールが非常に重要になってきます。

そしてこの免疫反応というのは体の中で起こる事ですから炎症は局所でも炎症に対する免疫反応は全身的という事です。
続いて、創傷治癒の理解も大切なのですが...

少しづつまとめて行きたいと思います
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☆オフィスの特化した顕微鏡診療のお約束と証☆
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ふうっ!やっと週末ですアシスタントのSachiちゃんが辞めてからはや半年。やっと来週から通常勤務に戻ります長かった〜

さて、まあだからといっても、私の業務は今までとは変わらず。せっせと歯のクリーニングと、そしてメインテナンスの毎日です。

今日はクリーニング初めての患者様。

レントゲン上に歯石が写っていて、拝見する前からヘビーなケースを予想させる患者様。

歯科衛生士は顕微鏡だけで患者様を診るわけではありません。レントゲン写真はもちろん、CTがあればCTも参考にしますし、実際の視診、歯肉の触診(プロービングを含む)ありとあらゆる資料をもとに、予想し、顕微鏡で実際に拡大してみるのです。

右下6番近心面。

BlogPaint


エアー(風)をかけると、ポケットが少々開きます。矢印の先に小さな歯石がありますが、たいしたことはなさそう。ところが...ここからが歯科衛生士の勘所。レントゲン上の歯石はこんなもんんじゃない。もっと深いところにありそうな気がする...naomiの勘。

31SRP2

やっぱり。歯肉を除けると大きな歯石が、歯肉縁下から現れました

顕微鏡って...見えるのは良いけれど見えるのも考えものです。だって見えたら除去できるかって言ったら、正直それはありません。見えても、器具の到達性が悪く除去するのが困難な時だってあります。

でも、除去できないと言うのはプロの私としてはどーしても言いたくない

手を変え、品を変え...時間はかかっても手をつけたら必ず除去する。

SRP3

最後はしっかり、歯と歯肉の境目を確認する。歯と歯肉の境界は爪と指の肉の境界に似ている。しっかり開いて開けないところまでしっかり確認する。

歯肉を開いている器具はプローブと言いますが、目盛りは1mm単位です。 と聞けばこの範囲の処置がどんなに小さいか想像していただけるかと思います。ポケット幅2mm。歯石の大きさは1mm程度。いやそれ以下。歯石を除去する器具にも強度が必要ですから、ある程度の太さや長さが必要です。また歯の形態は立体で、丸みを帯びていますから、ストレートの器具では歯石に到達できません...

様々に困難なことを、私の空っぽな頭で、無い知恵を絞り出して乗り越えていくのです。

すると不思議なことに、降りてくるのです歯石除去の神様が。ものすごく歯石がクリアに見えて、視野の中にガーーーーッと入ってくる瞬間があるのです。すると、「取れた」となるのです...

今日もそんな感じでした。お時間はかかっちゃいましたけど

歯石の除去は神経がすり減ります。皆さん気軽に歯石とりっていますけど、私が行う歯石の除去は、そんな簡単なものじゃありません。

たいてい初回クリーニングを受ける方は、歯肉の中のお掃除をしたことがないので、歯周ポケットが細菌の温床となっていて、 炎症が起きているので、そこを触りますから、大抵の方が血まみれです出血した中での歯石の除去は困難を極めます。

なので、初回のクリーニングで歯肉の下の歯石、つまり、歯肉縁下歯石を除去するのはやめようかと考えているところです。余計な出血は歯肉を傷つけます

初回はplaqueを除去して炎症を抑えて、2回目から歯肉縁下歯石の除去をするようにしたいと思う今日このごろです。

さて。週末久しぶりに充電して来週からまたがんばりまっせーまた来週もよろしくお願いします

 
 
 
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