顕微鏡歯科 Advanced Care Dental Office リップデザイナー☆naomi

はじめまして。Advenced Care dentai Office マイクロスコープ顕微鏡歯科☆歯科衛生士naomiこと戸田奈緒美です。歯を綺麗にする事が私の「仕事」です。良い「仕事」をするために歯科衛生士道まっしぐら。日々精進。

タグ:滅菌


オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証

【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】
歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです ^ ^

****************************************

歯科では、ハンドピースの滅菌が幾度も取り上げられます。

歯科は滅菌していないと目の敵のようにマスコミに騒がれますが、その結果、ハンドピースさえ滅菌していれば良いという風潮が蔓延し、メーカーやディーラーが儲かるだけで、歯科医療の感染管理の推進は全く進んでいません。それどころか、その分の経費を私たちが負担しなければならず過剰診療が危惧されます。(歯科では感染管理に見合った保険点数はついていません。今回点数の改定がありましたがそれでも十分とは言えません。)

私は、一人の科学者、歯科衛生士として、きちんとした歯科における感染制御を考えたい。
そういう思いで、今このシリーズを書いています。
(ちなみに当医院では患者さんに使用する全ての器具、器材を滅菌し、滅菌保証しています。滅菌できないものはディスポ。使用した器具の滅菌保証は全てブログで公開しています。)

****************************************

このスライドは、平成29年12月2日の第13回 首都圏滅菌管理研究会で発表したものです。

首都圏滅菌管理研究会発表


ここからご覧になられた方は、過去の記事もご覧ください。
第1回 歯科器材の洗浄・滅菌 その1
第2回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌は何に従って行うか?
第3回 歯科用ハンドピースを洗浄・滅菌するためのガイドライン 
第4回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌に関する通達(後半)
第5回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌に関して問い合わせ結果
第6回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌のメーカー検証について

今回からご覧になった方は、上記の第1回から6回までをご覧下さい

*************************************

第6回目までの復習ですが、歯科用ハンドピースの取り扱いについて厚生労働省はガイドラインに従うようにとの事でしたが、ガイドラインを確認したところ、明確なエビデンスはありませんでした。

通達の後半には添付文書で指定された使用方法を遵守するようにとの記載もありましたので、添付文書を作成している各メーカーにパブリックコメントを求めましたが、結果、添付文書に記載があってもハンドピースの洗浄、滅菌に関して内部洗浄試験や内部滅菌検証試験が行われていないことがあるという事がわかりました。 

*************************************

つまり私たち現場の医療従事者は、エビデンスがないのに歯科用ハンドピースの滅菌をするように強要され(ハンドピースの滅菌にかかる費用は現場の持ち出しです)指示された方法に従うも本当に洗浄・滅菌できているかメーカーで確認されておらず、しかしながらその責任は現場の私達がとるというなんとも理不尽な状況です。私は誰かを責めたいのではなく、この現状を多くの人に知ってもらい、歯科医療が正しい方向に修正される事を望みます。

*************************************

さて7回目の今日はハンドピースのサックバック防止機構についての考察です。

これは歯科医療従事者でさえもが問題だ と言いますが本当に問題なのでしょうか?

サックバックに関して問い

問1.
サックバック防止機構は何のためについているのですか?感染予防のため、または機械の故障を防ぐためですか。その他の理由があれば教えて下さい。
サックバック防止機構は何のためG社回答1

サックバック防止機構は何のためG社回答2

サックバック防止機構は何のためMO社回答
サックバック防止機構は何のためKA社回答
サックバック防止機構は何のためD・S社社回答
問2.
サックバック防止機構の有無で滅菌方法に違いはありますか?

洗浄滅菌方法に違いはあるかG社回答
洗浄滅菌方法に違いはあるかMO社回答
洗浄滅菌方法に違いはあるかKA社回答
洗浄滅菌方法に違いはあるかD・S社回答
問3.
サックバック機構の有無と患者の感染リスクに違いはありますか?

サックバック機構の有無と患者の感染リスクの違いG社回答
感染リスクの違いMO社回答感染リスクの違いKA社回答
感染リスクの違いD・S社
まとめ
サックバックまとめ1
各メーカーの回答をまとめますとサックバック防止機構とはハンドピースが回転を停止した時に陰圧が生じ、口腔内の唾液や血液など、汚染物がハンドピース内部に吸引されるのを防ぐ機構のこと。

ここできちんと、整理しないといけないことがあります。

それは、吸引された汚染物がどこまで広がるか?を理解しないといけません。

ある論文では、この汚染はハンドピースを越えて、配管を介してユニット内部を汚染するためハンドピースを滅菌するだけでは不十分であると結論づけています。

前回の発表時には、あまりにも皆様の関心がハンドピースの滅菌と、サックバックの有無に集中している感がありましたので、感染の広がりまでは触れませんでした。

そもそも、海外のユニットでは、ユニット自体にサックバック防止機構がついていると聞いています。

ふと。日本のユニットはどうなっているのだろうか?

歯科での感染制御を理解してもらうためには、段階的な戦略が必要です。

サックバックで、汚染がハンドピース内部、またはそれ以上広がるにしても、それによって、感染するのかしないのか?が重要です。

次が本丸です。ハンドピースの使い回しによる感染について。
ハンドピースが原因で感染が起きた事例を次回は考察していきます。

学びの種を頂いて、その原理原則をきちんと守り、自ら考えていかなければならない。

一流選手とは、1%のひらめきと99%の努力なのだと、オリンピックシーズンの今季、どなたかがおっしゃっていました。

1%のひらめきは、99%いえそれ以上の努力がないとひらめきはおこらないのだと思います。

自身に言い聞かせて。

今週も頑張ります 
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証

【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】
歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです ^ ^

****************************************

歯科では、ハンドピースの滅菌が幾度も取り上げられます。

歯科は滅菌していないと目の敵のようにマスコミに騒がれますが、その結果、ハンドピースさえ滅菌していれば良いという風潮が蔓延し、メーカーやディーラーが儲かるだけで、歯科医療の感染管理の推進は全く進んでいません。それどころか、その分の経費を私たちが負担しなければならず過剰診療が危惧されます。(歯科では感染管理に見合った保険点数はついていません。今回点数の改定がありましたがそれでも十分とは言えません。)

私は、一人の科学者、歯科衛生士として、きちんとした歯科における感染制御を考えたい。
そういう思いで、今このシリーズを書いています。
(ちなみに当医院では患者さんに使用する全ての器具、器材を滅菌し、滅菌保証しています。滅菌できないものはディスポ。使用した器具の滅菌保証は全てブログで公開しています。)

****************************************

このスライドは、平成29年12月2日の第13回 首都圏滅菌管理研究会で発表したものです。

首都圏滅菌管理研究会発表


ここからご覧になられた方は、過去の記事もご覧ください。
第1回 歯科器材の洗浄・滅菌 その1
第2回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌は何に従って行うか?
第3回 歯科用ハンドピースを洗浄・滅菌するためのガイドライン 
第4回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌に関する通達(後半)
第5回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌に関して問い合わせ結果

今回からご覧になった方は、上記の第1回から5回までをご覧下さい

第5回目までの復習ですが、歯科用ハンドピースの取り扱いについて厚生労働省はガイドラインに従うようにとの事でしたが、ガイドラインを確認したところ、明確なエビデンスはありませんでした。

次に、通達の後半には添付文書で指定された使用方法を遵守するようにとの記載もありますので、添付文書を作成している各メーカーにパブリックコメントを求めました。ハンドピースの取り扱いについては、6社中4社より回答を得ました。

問1
ハンドピースの洗浄・滅菌について、5倍速、エンジン、ストレート、タービンなどのハンドピースに於ける注油やウォッシャーエィスインフェクターで内部洗浄は本当に出来ているのかを検証されたかどうかを教えて下さい。また同様に滅菌器で内部まで本当に滅菌が出来ているかを検証されたかどうかと教えて下さい。文献、資料等、可能であてばご提示して頂ければ有り難く存じます。

G社1

G社2
MO社1
MO社2
KA社1

KA社2

D・S社1

D・S社2
まとめです。
添付文章を遵守するようにとの通達だが、添付文書に記載があってもハンドピースの洗浄、滅菌に関して内部洗浄試験や内部滅菌検証試験が行われていないことがある

ガイドラインにはエビデンスがなく、添付文書通りに行なったとしても、その方法で洗浄・滅菌できるのかどうか確認されていない。

私たちは一体何を基準に洗浄や滅菌を行えばよいのでしょうか?

ガイドラインもエビデンスがなく作成できず、メーカーも誰もきちんとできるかどうかも検証していない中で、きちんと洗浄・滅菌しなさいと通達を出されるのは一体どういう事なのだろうか?

全ての事がずさんな中で、現場の歯科医療従事者だけが責められ、身銭を切って洗浄・滅菌を行い、過酷な労働にさらされ、夜間診療をはじめ24時間働かされる、働き方改革もへったくれもないこの業界で、患者のためと思って一生懸命働いている歯科衛生士が日の目をみる事はない。

予算もつけずに働き方改革で診療時間を短くする事は、もう患者さんの歯を削り倒して、歯を抜いて、インプラントをしてそのお金を稼ぐしか方法がない。

国は歯科医療従事者の生活権を握っており、生活が保証されない中で良い医療をしろというのは、本当にどうかしていると思う。

はい、文句を言うなら、歯科業界をやめろってことですね

今回歯科の診療報酬が上がりましたが、きちんとした医療をするにはほど遠い点数です。
初診、再診でついた点数は3点と聞いています。3点て。。。30円ですけど、何かの間違いじゃ

この業界はそんな業界です。

いい人材なんて絶対にこないです。こんな仕事
人材のレベルイコール、皆さんの受けている医療の質です。国民の皆さんにもよく考えて頂きたい問題です

最後になりましたが、私は今回の発表でメーカーを含めて誰かを責めるつもりはありません。

ただ、現状を明らかにする事で、歯科医療従事者やメーカーに正しい事を知ってもらい、改善出来ることは改善していただき、患者さんに良い医療が提供できるようにしたい…
ただそれだけです。

全ては皆さんが受けたい歯科医療の実現のためです。
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証

【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】
歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです ^ ^

****************************************

歯科では、ハンドピースの滅菌が幾度も取り上げられます。

歯科は滅菌していないと目の敵のようにマスコミに騒がれますが、その結果、ハンドピースさえ滅菌していれば良いという風潮が蔓延し、メーカーやディーラーが儲かるだけで、歯科医療の感染管理の推進は全く進んでいません。それどころか、その分の経費を私たちが負担しなければならず過剰診療が危惧されます。(歯科では感染管理に見合った保険点数はついていません)

私は、一人の科学者、歯科衛生士として、きちんとした歯科における感染制御を考えたい。
そういう思いで、今このシリーズを書いています。
(ちなみに当医院では患者さんに使用する全ての器具、器材を滅菌し、滅菌保証しています。滅菌できないものはディスポ。使用した器具の滅菌保証は全てブログで公開しています。)

****************************************

このスライドは、平成29年12月2日の第13回 首都圏滅菌管理研究会で発表したものです。

首都圏滅菌管理研究会発表


ここからご覧になられた方は、過去の記事もご覧ください。
第1回 歯科器材の洗浄・滅菌 その1
第2回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌は何に従って行うか?
第3回 歯科用ハンドピースを洗浄・滅菌するためのガイドライン 
第4回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌に関する通達(後半)

今回からご覧になった方は、上記の第1回から4回までをご覧下さい

第4回目の復習ですが、歯科用ハンドピースの取り扱いについてはガイドラインに従うようにとの事でしたが、ガイドラインを確認したところ、明確なエビデンスはありませんでした。

エビデンスがないのに、そして、ハンドピースの洗浄や滅菌費用に正当な保険点数もつかないまま(つまり歯科医院が自腹を切ってハンドピースを滅菌しなさいと国は通達しています。患者さんの皆さんは、自分たちが身銭を切らずに、歯科医院が自腹を切って滅菌してもられるのだから良いと思うと思います。

でも、思い出して下さい。歯科以外でも、コスト削減だけに目を向けた業界の不祥事はたくさんあったと思います。必要な柱を抜いて建築されたマンション。産地を偽装された食品...

皆さんにとって、医療にお金の話はタブーかもしれません、でも、かかるお金はかかるのです。この費用の問題を抜きにして、歯科の感染の話はできません。アメリカやヨーロッパの10分の1程度の治療費で歯科医院を経営しているのが日本です。

日本の国民皆保険制度は世界から見たら素晴らしい。誰でも、いつでも、安く医療が受けられる。そのコンセプトは素晴らしいけれど、あまりにも異常です。まあ政治家の皆さんもテレビを見ても、歯が汚いし、ギンギンギラギラ銀歯が見え隠れするし、歯科医療には関心がないので、歯科の点数が上がらないのも無理はありません。

口腔ケアが重要だなんて、みんな口先だけでは言うけれど、口腔ケアという名の下に、医科の傘下に口腔ケアを入れて保険点数を取りたいだけの話です。

様々な問題がありますが、これらの問題については今日はテーマではないので、この辺で。

さて、ハンドピースの話に戻ります。以下に添付文書に指定した方法を遵守とあったので、
 
厚労省通達

各メーカーにパブリックコメントを求めたところまで話をしました。

求むパブリックコメント

問い合わせの結果です

問い合わせ結果

12月に開催する首都圏滅菌管理研究会で歯科器材の洗浄について話をするのでとお話し、その上でパブリックコメントをお願いしたいと連絡しました。

このパブリックコメントへの回答回収は難儀しました

各社、メールや電話をしましたが、返事がなかなか来ない

私の難儀な質問に、難儀ながらも誠意を持って答えてくださったメーカー、こちらから再度メールをしてやっと回答してきたメーカー、時間がかかると言って、ついに研究会当日まで返信がこなかった国産ハンドピースメーカー(2社)があります。この2社は連絡すると言って、未だに連絡はありません。
(実際の発表では全てメーカー名を公表しています)

私としてはすごく残念でした

質問した側の私が言うのも何ですが、回答はメーカー側にとっても非常にシビアな問題だったと思います。昨今のマスコミを始めとする世の中の悪と決めつけたものに対する批判はものすごい。
メーカーを批判するために、私が回答を求めたと思われても仕方ないとは思っていました。

でも、私は最初からメーカーを批判するために回答を求めたのではなく、これをきっかけに歯科業界に正しい感染管理の知識を広めたい、知ってもらいたいと言う思いで調べ始めたものです。

だから、答えとして「現段階ではコメントできない。」でもよかったのです。
それはそれで理解できますし、あえてそれを批判する気もありませんでした。

でも、連絡すると言っておきながら連絡が来ないと言うのは、約束を破ったと言う事で、問題の云々ではなく、非常に残念に思います。

商売って何でもそうですけど、人と人の信頼の上に成り立つのではないのでしょうかね。。。
お客様からお金を頂くと言うのは、人様からお金を頂く事で、それは信頼があってこそ、あなたの所の商品を買いますって事なのではないかと思うのですけどね。。。

メーカーを信頼できないって。。。残念です。

私は何の肩書きもない、ただの小さな開業医の歯科衛生士です。
だからそういう扱いをされても仕方ないと思います
そういう目にあう事にもだんだん慣れてきました(慣れたくないけど)

長くなってしまったので、今日はここまでにしたいと思います。今日のブログは単なる愚痴ですね

歯科業界で今一番すべき事は信頼の回復ではないかと私は思っています。

首都圏滅菌管理研究会に参加させて頂いて、この業界の者として私が感じた事。
「歯科はハンドピースを滅菌してない歯科は感染管理してないだから歯科は(-ε-)」

患者さんも良く言いますよね、「歯医者」って呼び捨にして「だから歯医者は(-ε-)」

非常に残念に思います。これは歯科が皆さんに信頼されていないから罵倒されている、違いますか?
尊敬している人に向かって、「お前、感染管理してねーだろだから歯科はダメなんだよっ」とは言いませんよね...それなりに敬意を払った話し方をするでしょう尊敬してたら。

その不信感を払拭する。それが今私に与えらた使命だと思っています
これはなかなか薔薇の道です。辛いなぁ。。。

気を取り直して、今週も元気に頑張ります

*************************************
では次回は、各メーカーの回答をご紹介していきたいと思います。
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証

【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】
歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 
初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)

****************************************

歯科では、ハンドピースの滅菌が幾度も取り上げられます。

歯科は滅菌していないと目の敵のようにマスコミに騒がれますが、その結果、ハンドピースさえ滅菌していれば良いという風潮が蔓延し、メーカーやディーラーが儲かるだけで、歯科医療の感染管理の推進は全く進んでいません。それどころか、その分の経費を私たちが負担しなければならず過剰診療が危惧されます。(歯科では感染管理に見合った保険点数はついていません)

私は、一人の科学者、歯科衛生士として、きちんとした歯科における感染制御を考えたい。
そういう思いで、今このシリーズを書いています。
(ちなみに当医院では患者さんに使用する全ての器具、器材を滅菌し、滅菌保証しています。滅菌できないものはディスポ。使用した器具の滅菌保証は全てブログで公開しています。)

****************************************

このスライドは、平成29年12月2日の第13回 首都圏滅菌管理研究会で発表したものです。

首都圏滅菌管理研究会発表


ここからご覧になられた方は、過去の記事もご覧ください。
第1回 歯科器材の洗浄・滅菌 その1
第2回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌は何に従って行うか?
第3回 歯科用ハンドピースを洗浄・滅菌するためのガイドライン 

先日もご紹介いたしました、平成29年9月4日の厚生労働省医政局歯科保健課長「歯科医療機関における院内感染対策の周知について」です。東北大学の研究「歯科ユニット給水システム純粋化装置の開発に関する研究」で、使用済み歯科用ハンドピースの扱いについて、「患者毎に交換、滅菌している」は52%だそうです。

6 指針2

第3回でお伝えしたように、この通達で参考にしなさいと言われているガイドラインには、なぜ歯科用ハンドピースを滅菌する必要性があるのか、はっきりとした根拠がありませんでした。そしてこの通達の後半にはこう記載があります。
 
12 指針3

ハンドピース等の使用にあたっては、この通知あるいは関連する通知書に基づき、感染の防止を含む医療安全の観点から、添付文書で指定された使用方法を遵守するとともに、使用後は滅菌するよう、必要に応じ医療機関に対し指導を行うようお願いする。

13 求むパブリックコメント

そこで私たちは各メーカーにパブリックコメントを求めました

******************************************

つまり通達の前半では一般歯科診療時における院内感染対策を参考にしなさいと言っているが、その根拠はありませんでした。後半では添付文章を参考にしなさいという事なので、次回は各メーカーに問い合わせた結果をご報告したいと思います。

では次回は、通達の後半を読み解いていきたいと思います。
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証

【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】
歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 
初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)

****************************************

歯科では、ハンドピースの滅菌が幾度も取り上げられます。

歯科は滅菌していないと目の敵のようにマスコミに騒がれますが、その結果、ハンドピースさえ滅菌していれば良いという風潮が蔓延し、ハンドピース屋が儲かっているだけで、歯科医療の感染管理の推進は全く進んでいません。それどころか、ますます経費をかけなければならず、過剰診療が危惧されます。

私は一人の科学者、歯科衛生士として、きちんとした歯科における感染制御を考えたい。
そういう思いで、今このシリーズを書いています。

****************************************

このスライドは、平成29年12月2日の第13回 首都圏滅菌管理研究会で発表したものです。

首都圏滅菌管理研究会発表

今日は、平成25年の一般歯科診療時の院内感染にかかる指針をみていきたいと思います。
ここからご覧になられた方は、過去の記事もご覧ください。
第1回 歯科器材の洗浄・滅菌 その1
第2回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌は何に従って行うか?

8 ガイドライン1
この指針は平成23年から平成25年の厚生労働省、歯科保健医療情報 収集事業に基づき、院内感染に関する標準的な予防策に資する目的でまとめられたものです。
(日本歯科医学会 厚生労働省委託事業 「歯科保健医療情報収集等事業」 一般歯科診療時の院内感染対策 作業班 )
9 ガイドライン2
しかしながら、この指針によく目を通すと、こうあります。
PubMed、Scopus、医学中央雑誌などを用いて関連文献の検索を行った。しかし、これらの文献のうち高いエビデンスレベルの あるものはそれほど多くなく、診療ガイドラインとしてまとめることは 困難であった。

ガイドライン3
このガイドラインの項目と以下内容です。 
11ガイドライン4

ハンドピースについては汚染物質が内部に吸いこまれるサックバック現象が問題とされる、 滅菌しないハンドピースを次の患者に使用すれば 交差感染を引き起こす可能性があるため、 交換、滅菌が強く勧められると記載されています。

******************************************

まとめますと、厚労省が指針として、ハンドピースを滅菌する根拠となる一般診療診療時の院内感染対策に係る指針には、エビデンスがありません。根拠がないのに、私たちはハンドピースの滅菌を強いられています。しかもその費用は国で賄われず、歯科医療従事者が負担する構造です。何かおかしい。患者さんは費用を取られずに感染管理してもらえるのだから嬉しいかもしれません。しかしながら、そんな無理な医療、成り立つわけがありません。不必要な歯の治療など過剰診療に繋がらる恐れもあります。
車や工業製品のデーターの改ざん、偽装建築、食品偽装、論文詐称...医療に限らず、世の中にはこういった事が蔓延しています。こういう事を起こさない環境作りも非常に大切だと思います。

では次回は、通達の後半を読み解いていきたいと思います。
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証

【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】
歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 
初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)

****************************************

歯科では、ハンドピースの滅菌が幾度も取り上げられます。

歯科は滅菌していないと目の敵のようにマスコミに騒がれますが、その結果、ハンドピースさえ滅菌していれば良いという風潮が蔓延し、ハンドピース屋が儲かっているだけで、歯科医療の感染管理の推進は全く進んでいません。それどころか、ますます経費をかけなければならず、過剰診療が危惧されます。

私は一人の科学者、歯科衛生士として、きちんとした歯科における感染制御を考えたい。
そういう思いで、今このシリーズを書いています。

****************************************

このスライドは、平成29年12月2日の第13回 首都圏滅菌管理研究会で発表したものです。

首都圏滅菌管理研究会発表

ウォッシャーディスインフェクターだけでは洗浄が難しい、歯科用ハンドピースとリーマー・ファイル類の洗浄・滅菌について考察しました。

2 ハンドピース

今回は歯科用ハンドピースを洗浄・滅菌する際に、私たちは何を基準にハンドピースの洗浄・滅菌を行えばよいのか?を考えます。

3 施作

歯科における院内感染対策については年表の通りです。
平成25年の一般歯科診療時の院内感染にかかる指針においてハンドピースの取り扱いについて記載があります。

4 指針1

平成26年に歯科用ハンドピースの 滅菌処理が 不十分である旨の報道があったため、平成26年6月4日、厚労省医政局保健課長より「歯科医療機関における院内感染対策について」通達が出されました。

5 指針1

当該指針を参考に、所管の歯科医療機関に対し、
ハンドピースの滅菌等の院内感染対策の啓発に勤めるようお願いしたい。

6 指針2

また平成29年5月の厚生労働科研の東北大学による調査において、以前としてハンドピースの滅菌処理等の院内感染対策が不十分であることが明らかとなり、再度指針に基づき、ハンドピースの交換、及び滅菌をするようにとの歯科医療機関における院内感染対策の周知についての(平成2 9 年9 月4 日歯科保健課長通知)通達がありました。

7 指針2

一般歯科診療時の院内感染対策に係る指針において、
使用したハンドピースは患者ごとに交換し、オートクレーブ滅菌することが強く勧められていることが示されている。

******************************************

まとめますと、厚労省の通達では、平成25年度の歯科保険医療情報蒐集等事業においてまとめられた、「一般歯科診療時の院内感染対策にか係る指針」を参考にハンドピースの滅菌等の院内感染対策の啓発に努めるようにと言っています。

では次回は、この指針を詳しく見ていきたいと思います。
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証

【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】
歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 
初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)

****************************************

歯科では、ハンドピースの滅菌が幾度も取り上げられます。
歯科は滅菌していないと目の敵のようにマスコミに騒がれますが、その結果、ハンドピースさえ滅菌していれば良いという風潮が蔓延し、ハンドピース屋が儲かっているだけで、歯科医療の感染管理の推進は全く進んでいません。それどころか、ますます経費をかけなければならず、過剰診療が危惧されます。
私は、この全く根拠のない歯科への誹謗中傷と、科学者としてエビデンスに全く乗っ取っていない国の施作に、怒りを覚えてなりません。結果、患者のメリットには何もなっていないからです。
だから一人の科学者、歯科衛生士として、きちんとした歯科における感染制御を考えたい。
そういう思いで、今このシリーズを書きます。

****************************************


さて、歯科器材の洗浄・滅菌を考える時に、考えなければいけない事があります。

それは、洗浄・滅菌は何のためにするのか?です。
概念

第13回首都圏滅菌管理研究会発表 スライドより)

器具の洗浄・滅菌は感染制御分野の一部であり、患者さんに安全で安心な医療を提供する事が目的です。
私たちの目的は、器具を微生物が0になるまで完璧に洗浄・滅菌する事ではありません。

医療現場では、滅菌後に生育可能な1個の微生物が製品上に存在する確率が10のマイナス6乗(無菌性保証水準)以下と決まっています。何度滅菌しても、微生物を0にする事はできません。

私たちの医療費における財源には限りがあります。もし、お金が限りなく使えるなら、洗浄・滅菌せずに全てをディスポーザブルにすれば良いのです。

ディスポが難しいから洗浄・滅菌して器具を再使用するようになったのです。
その事を忘れてはいけません。

これはどこまで洗浄・滅菌するかという基準を考える上で非常に大切です。

感染しないレベルに器具を洗浄・滅菌する。

この事を念頭に置いて歯科の洗浄・滅菌を論じなくてはならないと思うのです。

続きはまた明日
 

 
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証

【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】
歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 
初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)

****************************************

皆様今晩は。日々時が過ぎるのが早く、最近は今日が何曜日かわからなくなります

リハ科を卒業してからまだ2ヶ月なのですが、もう遠い昔見たい...なのですが、日々やる事に追われて気が焦るばかりです。

さて、先日9月のリハ科の研修会のお知らせをしましたが、その前に。もう1つ皆様にお知らせがあります

17
こちらですこれは私が幹事をさせて頂いている、滅菌管理研究会の、第12回滅菌管理研究会のお知らせです

医科では中材さんが、病院全ての器具機材を消毒したり滅菌して下さるので、滅菌業務部門が確立しているし、その流れや業務もきちんとエビデンスを持って行っています。

しかしながら、歯科は少ない場合には1人や2人で受付業務から、診療補助、歯科衛生士業務、会計、院内清掃、全てを行わなければならずなかなか中材さんのように部門として確立出来ません。

そして、歯科ではアウトブレイク(集団感染)は起きにくく、患者の命を奪う事もないし、医療費がかかる事もない...だから感染制御に対するモチベーションも上がりません。

さて、そこで数年前から研究会でも歯科の事を取り上げて下さってまして、開業医の私がなぜか幹事という形で参加させて頂いているのですが、所詮開業医という事もあり、なかなか歯科業界に浸透するまでにはなりません。

全く研究会のお役に立っていないのですが、この度、業界でも有名な歯科衛生士さんをお招きして、お話し頂く事になりました

歯科衛生士の柏井伸子さんです。今回は洗浄についてお話しして下さいます。
私が座長を務めます 

診療も大切ですけど、歯科でも感染制御学を学ぶ事はとても大切です。
洗浄、消毒、滅菌は感染制御学の極一部ですけど、医院を切り盛りする歯科衛生士さんにはぜひ知っておいて頂きたい分野です。

また、先日のリハ科に通っていた私から。

今回は軟性内視鏡の洗浄の話もあります。摂食嚥下の診査、診断のツールとして内視鏡はとても役立ちます。その洗浄や滅菌、皆様はどうしてますか?

そんな疑問を解決できるかな。私も今回の研究会を楽しみにしています。

ぜひ、お時間ある方はぜひ足をお運び下さい

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


☆オフィスの特化した顕微鏡診療のお約束と証☆
【滅菌バリデーション】
清潔でキレイな歯科医療

患者毎に管理された滅菌システム

物理的インジケータ
化学的インジケータ / CI   Bowie & Dick test  Helix test
生物学的インジケータ  / BI 
歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)

************************

皆様、こんばんは。気がつけば10月も今日で29日目。すでに今年の予約も残り少なくなりました...

さて、当院では、現在感染制御に力を入れており(と言っても開業当初からやっている事は同じで、滅菌できるものは全て滅菌、できないものはディスポーザブルです。)以前から全て滅菌はしているものの、更に滅菌バリデーション(滅菌の証明)まで進化させている段階です。


患者様の診療を行う前には、患者様事にパッキングした器具を目の前で開封し、中に入っているインジケータ(滅菌を確認する試験紙)の色の変化を見て頂いてから診療を行っております。

table

診療前のテーブルの上。向かって右が歯を削るハンドピースと呼ばれている、つまり簡単に言えば歯を削るドリル。患者様事にパッキングしており、中にヘリックステストと呼ばれるPCDの一種である化学的インジケータを同封。向かって左ミラーやピンセットなど基本セットと呼ばれる器具も患者様ごとにパッキング。包装内部にケミカルインジケータClass6を同封。もう少し台の上を拡大します。
 
miseru

それぞれの試験紙の滅菌前、滅菌後のサンプルが一番上に置いてあります。これを開封前に患者様に説明し、実際に入っている試験紙の色の変化を見て頂きます。中央には滅菌器のプリンターの印字があり、滅菌日時、時間、温度、圧力が全て記載されています。これを物理的インジケータと言います。ヨーロッパではこの記録を必ずし、数年間保管するように義務付けられています。

 この結果は、毎日ブログ上に公開されており、当院の患者様は患者IDにより自分に使用された器具が、いつ、どの滅菌器で滅菌されたか、また滅菌に要した時間、温度、圧力、そして滅菌工程がきちんと終了したのか、滅菌が保証されたものなのかをネット上でいつでもどこからでも確認する事ができます。

滅菌状況はこちらです☆イリタニオフィス滅菌管理研究会
滅菌バリデーションに関して詳しいことが知りたいという方はこちらのブログをご覧下さい。各タイトルで滅菌バリデーションの基本をちょこちょこトピックスとして書いています 

さて、今日はプリオンは滅菌できるのか?というお話でしたね
そう、これ実は患者様に上記の器具の説明をした時に言われたのです。

プリオンは滅菌できないんですよ。

プリオンは滅菌できない本当でしょうか?今日はエビデンスベースで検証していきたいと思います。

まずはプリオン病が何かわからないと話が始まりませんね。

皆様はプリオン病ってご存知ですか?皆様には狂牛病の方が馴染みが深いでしょうか?狂牛病はプリオン病の一種です。プリオン病は、正常なプリオン蛋白が“感染性”を有する異常プリオン蛋白に変化し主に中枢神経系に蓄積して神経機能を障害する疾患です。
 
狂牛病が話題になった時には、牛が足元がふらついてヨロヨロする映像や、よだれを垂らして倒れる姿など衝撃的な映像が流れましたね

さてプリオンは滅菌できるのでしょうか?

答えは「できます」(ス◯◯細胞はあります風に読んで下さい^^*) です。でもプリオンは細菌やウイルスではなく蛋白なので、死滅と言うよりは不活化するというのが正しいですかね。

日本では2008年にプリオン病の感染予防ガイドラインが出ています。
私がこの夏週末女子大生でお世話になった、東京医療保健大学の小林寛伊先生と大久保憲先生が第4章、「CJDか否か不明の患者のハイリスク手技に用いられた手術器械などに対する処理方法」を執筆されていますこんなすごい先生の講義を受けられて私ってばとっても幸せものー

01
*表は小林寛伊先生が監修されています吉田製薬さんのものを拝借いたしました

でもよく読んで頂きたいのですが、その前に十二分に洗浄する事を小林先生らは推奨しています。この辺りは何を使えばという物の話ではなく、滅菌とは何か?に始まり、無菌性保証水準や、それを得るための原理原則が全て理解していないと、本当の意味で理解できない所であります。

つまり、滅菌前に、器具に付着しているバイオバーデンをいかに少なくするかが重要で、汚染が少なければ滅菌の効果が高まるという事です。

奥深しです

さて、当院の滅菌の話になりますが、当医院の高圧蒸気滅菌器は滅菌剤の蒸気を吹き込む前に内部の空気を脱気する真空脱気式プリバキューム方式です。日本の多くの歯科医院で使用されている滅菌器は空気を残したまま滅菌剤である蒸気を注入する重力置換型です。

プリオンの滅菌にはプリバキュームと書いてあります。

そして当医院の高圧蒸気滅菌器(あ、しつこい?(笑))にはプリオンモードがあります。これはWHO(世界保健機関)の伝播性海綿状脳症に関する汚染除去法(WHO Infection control Guideline for transmissible Spongiform Encephalopathies Peport of a WHO consultaion Geneva,Switzerland,
23-26 March 1999
)
に基づいたプログラムです。

43
 6に134℃18分とあります

イリタニオフィスでは、全ての器具をこのプリオンモードで滅菌しています。滅菌時間が18分でも、実際には乾燥時間もありますので平均60分かかります。お昼休みを入れて10時間診療室に滞在する時間があっても、多くて9回しかかけられないという事になります。

しかも、当院では毎朝滅菌器がきちんと稼働するか試運転のモードで検査していますので、その時間に30分。つまり1日8回がMAXという事になります。

1日数人の患者様しか拝見しないのに...滅菌消毒には時間もマンパワーもめいいっぱいかかりますね1日数十人も来院する歯科院はどうしてるんだろう。

ある業者さんの話によると、当医院と同じ滅菌器を持っていても、プリオンモードは時間がかかるとか、器具が痛むという事で、通常のモードで(係留時間4分)で滅菌している所が多いそうです

結局何事も何を使うかが大切なのではなく、それを扱う人の心意気が大切ですね

というわけで、プリオンは滅菌できます。ただし滅菌というよりは、不活化するという意味でね☆

当院ではきちんとガイドラインに準じて滅菌操作を行っております。

最後に懐かしいので週末女子大生卒業式の修了証書授与式の写真をひっそりと。
尊敬申し上げる小林寛伊先生や大久保憲先生と一緒の写真です
 
2014-09-05-07-52-59


さて、長くなりました。明日もガンバッペ 
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


☆オフィスの特化した顕微鏡診療のお約束と証☆
【滅菌バリデーション】
清潔でキレイな歯科医療

患者毎に管理された滅菌システム

物理的インジケータ
化学的インジケータ / CI   Bowie & Dick test  Helix test
生物学的インジケータ  / BI 
歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)

************************

久しぶりのブログになりました

なんだか毎日がすごく忙しなく、毎日が一瞬にして過ぎていきます

今日は診療を早く切り上げて、院内のプレゼンテーションが行われました。

初回の発表は私
2014-05-29-15-28-12

現在イリタニオフィスは滅菌、消毒に力を入れています。力を入れているというよりは、もともと全ての器具を滅菌しておりましたし、滅菌できないものはディスポーザブル、スリーブ類も全てかけていましたから、やっている事は変わりませんが、更にそれを検証して、皆様にその検証を文書をしてお見せするようにシステムを構築しているところです

P1040818


今日作製、発表したスライドは、院内のアシスタント向けに作製しました。現在のスタッフは皆勉強しているのである程度の知識があるので復習に、また新しくスタッフが入ってきたらその教育用にと思って基礎の基礎をちりばめました

キーワードは、バイオバーデン、消毒、滅菌、滅菌バリデーション、無菌性保証水準、SAL...

これは使えるっ!次回、私の所属している歯科衛生士の勉強会で発表しようと思っています。

消毒、滅菌に関する書籍はとても専門用語が多くて、実際に現場でこの業務を担うアシスタントには難し過ぎる。覚えられないわけではないけれど、その言葉の難しさに、最初から拒否反応が起こります。

だから、私はそこを打破しようと

2014-06-02-09-21-18

笑いをとるとこんな感じ(笑)

絵も使って、イメージに残るように。言葉だけだとなかなか記憶に残らないですしね。

プレゼンって、本当にイメージが大切ですよね。イメージって、スライドが良いとか悪いとかそういうイメージじゃなくて、何を目的にプレゼンを作るかっていう根本のイメージ

私が今回プレゼンを作製する時、何を考えたかと言うと、どうしたら、難しい言葉を簡単に理解してもらえて、更にプレゼンが終わった時には、説明した言葉を覚えてもらえる。

そう思って作製しました。だから、絵を入れたり、絵に動きを入れたり、一見子供っぽいけど、でも、誰でも初めての人でも理解できる。そうイメージしましたから、結果としては大成功

皆、本の言葉が難しいと言っていたのに、プレゼンが終了した時には全ての単語を覚えていました。

覚えた単語は、バイオバーデン、消毒、滅菌、芽胞、無菌性保証水準、SAL、10のマイナス6乗、滅菌バリデーション、滅菌バリデーション3つ、据付時適格性確認、運転時適格性確認、稼働性能適格性確認、
稼働性能適格性確認2つ、物理的稼働性能適格性確認、生物学的稼働性能適格性確認、バイオロジカルインジケータ、ケミカルインジケータ、滅菌保証、以上。

たった30分程度のプレゼンですが、全員がこの単語を全て覚えました 

私の目的も大成功だって皆に覚えてもらえるプレゼンが目的だったから

さて。実際にプレゼンしてみたら、修正した方がよいところがあったので、今から早速修正したいと思いまーす

さて、明日はもう木曜日か...

次は土曜日の学校の授業に向けて、復習と予習です

ガンバッペ〜 
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

このページのトップヘ