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歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)

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さて〜時間がないよ〜早速始めます

今日は「水の特性」から。

水には極性(分子内に存在する電気的な偏り)があるため水分子は互いに引き合います。 これを水素結合と呼びます。水が持つ素晴らしい特性の元です。

水の特性

・多くの物質の溶媒として適している
沸点が比較的高い
・物質的に安定している 
表面張力が非常に大きい

ただし水を使った洗浄の問題点もあります。

汚れを洗い流すためにはまず水が汚れに接触しなければなりませんが、実は純粋には物の表面を濡らさないようにする性質があります。

surface tension水には極性があるため水分子は他の水分子に囲まれ引き寄せあっているのですが、水滴の表面は水分子は水側(内側)の分子とのみ結合しようとします。

表面の水分子が水滴の内部に引っ張られるので
張力が生まれます。この表面張力により水はガラスや線維の表面上でビーズ状になろうとします。

水滴は形を保ち広がろうとしません。この表面張力は器材表面を濡らそうとしないので洗浄工程を妨げます。

 
汚れの中でも極性を持たず水に溶けない物質疎水性物質呼ばれ、脂肪油脂タンパク質などがこれに当たります。

手術器材にはこれらの物質が多く付着しますが水の力だけではこれらの洗浄を正しく行う事はできないのです。

そこで水の表面張力を弱める添加物を加えて水の表面張力を弱めて水が器材の表面に接触するようにします。この働きに優れた化学物質を界面活性剤と呼びます。

界面活性剤は分子の片方が水と馴染みやすい親水性末端基、反対側が油と馴染む疎水性基を持つ物質です。
surface active agent

界面活性剤は脂肪や油脂を分解する事ができ、乳化させ水に溶かす作用があります。また汚れを水に懸濁させるので、すすぎ時に水とともに洗い流す事ができます。その代表が石鹸洗浄剤です。

リン酸塩なども脂肪や油脂を乳化する事はできるだめ洗浄剤に配合されていますが表面張力を弱める働きはありません

さてだいぶ「洗浄の原理」が理解できてきたでしょうか?

なぜ器具を洗浄する際に水だけでは不十分で洗浄剤を使用するのかその答えが今日の内容だったわけです

明日からの診療にお役に立てて頂ければ幸いです