顕微鏡歯科 Advanced Care Dental Office リップデザイナー☆naomi

はじめまして。Advenced Care dentai Office マイクロスコープ顕微鏡歯科☆歯科衛生士naomiこと戸田奈緒美です。歯を綺麗にする事が私の「仕事」です。良い「仕事」をするために歯科衛生士道まっしぐら。日々精進。

タグ:歯肉縁下歯石

オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証

【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】

こんにちは micro sailingR歯科衛生士naomiです 

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最近、巷では人生100年時代をどう生きるか?とよく言われますね。

私は、人生100年時代を生き抜く上で、一番大切なのは、だと思っています。
健康。。。と言っても良いのですが、なんだか健康という言葉は皆んなが使っていてつまらない。

 体が資本って言いますけど、元気だったら、なんでもできる。年を取っても自立した生活を送る事ができますそして体の中でもとても大切になるのが健康です。

人生100年時代に備えて、若い時から口の環境を良くしておきましょう

さて、歯科衛生士歴も26年を迎えた私。数ヶ月に一度のメインンテナンス(定期チェック)を担当している患者さんも、長い方は15年近くになりました。現在担当している患者数はおよそ300名。

15年も継続して担当していると、なんと20代の方が40代になるんです。30代の方が50代になるんです
この20代と40代の差は大きい。体もそうですけど、20代ってほとんどの方は体に問題ないですよね
でも、40代になると、色々と変化が出てくる。血圧、血糖値、コレステロール、中性脂肪...

明らかに、体が変化してくる。

では、お口はどうなの?

体が年齢とともに変化していくのに、お口だけが変わらずに20歳のままなんてことはないわけです 

口腔って実は、体の外なんですよね。ドーナツを想像して下さい。体は実はドーナツ状で入口が口。消化管を通って、出口がお尻(肛門)となるわけです。

そう、お口は他の臓器と違って、見えるのです。口以外の臓器は、見えないからレントゲンやCT、MRIを取って内部を見える様にするのですよね。もちろん、歯の中は見えないけれど、外から歯を観察する事ができる。それが歯科の特徴です。

異常を早期に発見しやすい。被曝の問題もなく、ただ見えるだけですからね。侵襲がありません。

人生100年時代。ぜひ皆さんには、マイハイジニストを見つけていただいて、お口の変化を素早く見つけてもらいたいものです

さて私がいつも使わせて頂いている、歯科用顕微鏡。これは、今まで見えなかった世界を見える様にしてくれる、とても画期的な医療機器です。

歯科用顕微鏡を用いない場合、歯周ポケット内は見えませんから、ポケット内の歯石をとる場合、盲目的、つまり手探りの作業となります。

この手探りでの歯石除去の時代に出されたのが、以下の論文です。

歯石除去に関する論文1

歯肉縁下歯石(歯周ポケットの中の歯石)の除去は、ポケットが3mm以内ならfairly good(かなり良い)3mmから5mmの場合、成功の確率よりもfailure(失敗)の確率の方が高い5mm以上の場合はfailure dominate(失敗の可能性が高い)。 

*3mm以内はかなり良いが100パーセント確実に除去できるとは言っていない事に注意

歯石除去に関する論文2


また別の論文でも、ポケットの深さが3.73mmを越えると、歯石の取り残しが増えると言われています。

さて、今日のテーマは人生100年時代、親知らずを抜く?抜かない?でしたね
私は断然、若い時に抜くべき派です。歯石が付着する前に。そして親知らずを抜いた後は、必ず親知らず側のポケットとそして、側面に歯石や虫歯がないかどうか確認する事をお勧めします。

患者さんは40代。十数年前に親知らずを抜いたとの事。その後定期的なクリーニングは行っておらず

当院へ初診で来院された時には、ポケット4mmレントゲン上ではっきり見えるほどの大きな歯石が付着していました。

右下7番デンタル写真

 
ピンクの丸の中の歯の根の表面のボコボコしているのが歯石。

右下7番のレントゲン写真歯石あり

矢印の方向からポケットを実際に覗きます。

右下7番のポケット内 歯石あり

さて、先ほど文献でお示しした通り、ポケットが3.73mmを越えると取り残しが多くなり、3mm以上5mmまでのポケットの歯石除去は失敗する確率の方が高いのです。

でも、これは歯科用顕微鏡がない時、使わない盲目的な処置の場合の話です。

歯科用顕微鏡を用いて除去すると...

ただし、見えるからといって、簡単に除去できるわけではありません。

歯周ポケットを覗ける角度

例えば、ポケットの幅が1mmで深さ5mmのポケット底部を見る場合に、歯科用顕微鏡で覗ける範囲は11.3度しかありません。この角度に合わせた上で、器具の選択を行い、除去するのはかなり難しい処置となります。

はっきり申し上げて確実な除去は不可能に等しい。以下は実際の除去をしている動画です。

 

そして最終的にはポケット底部を確認し、確認できる範囲で除去しました。
ただし、確実な除去がされているかと言えば、いくら歯科用顕微鏡があるとは言え、歯肉を押しのけての処置となりますし、最大に拡大しても光量がやや不足していますし、確実な除去とは言い切れません。

しかしながら、おおよそ良い状態に仕上げられたのではないかと思います。 

IMG_3581

先週、新刊の歯周病の書籍を読みました。某有名な先生のものでしたけど。。。
たくさんのエビデンスが書いてありましたが、残念ながら歯周病を治す方法は書いてありませんでした。

歯科衛生士さんは、歯周病の治療がとても難しいとおっしゃいますが、私はいたってシンプルだと思っています。

私がする事は、炎症の原因となるプラークや歯石を確実に取り除く事。それだけです。

そして確実に取り除いた後は、原因となるプラークや歯石が再付着しない様に、口腔衛生指導をする事と定期的なクリーニングをする事、ただそれだけです。

歯周外科の中で、不良肉芽を掻爬するとありますが、私は大反対です。炎症部位を切り取っても、炎症の原因となるそのものを取り除かなければ、歯周病は治りません。

逆に、確実に感染源となるプラークや歯石が除去できれば、炎症は消失し、自然に組織は治癒します。

ここが、他の臓器と違って、硬組織と接する軟組織の病変で、もともとの感染源は組織の外にあり、接触部分から炎症が起こり、しかし歯周外科では軟組織の側に処置がほどこされ、硬組織の感染源が確実に除去できないというジレンマの難しいところです。

長い上皮性の付着を得るためならば、不良肉芽の除去よりも、確実に歯石を除去する事に時間をかけた方が良いです。もし、再付着を得ようと思うならば、軟組織を触る事もありかもしれませんが、現実的に歯周外科をして歯周病が治ったケースを私は見た事がありません。

それよりも確実な歯石の除去で、骨の再生をしたケースを私自身は持っています。

ですから、外科云々ではなくて、まずは確実な歯石の除去を心がけるべきである、そう思います

さて、今週も頑張りましょう。
 
 
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こんにちは歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 
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今日はあいにくの曇り空皆様、天気に負けずに、今週も頑張って行きましょう

さて、先日、クインテッセンス出版から、歯科衛生士向けの初のマイクロスコープ教本「明日から使える!歯科衛生士のマイクロスコープ活用法」がついに登場しました

dental hygienist book


2011年11月に第8回日本顕微鏡歯科学会学術大会で第1回の歯科衛生士シンポジウムから、早7年。
学会でも認定の歯科衛生士が増えたようでやっと教本が発売される事になったみたい

私は、アウトローなので、 学会員ではありますが、認定は取得していませんし、今回の本に出ているわけでもありません

しかしながら、歯科用顕微鏡を扱う歯科衛生士としては、この歯科衛生士の歯科用顕微鏡を使用するという分野が発展する事はとても嬉しく思います。

毎年、顕微鏡のイヤーブックを見て、この分野の進歩は確認しているわけですが、今回の本を見て、やっと歯科衛生士の拡大率がここまできたか〜と嬉しく思いました。

処置前の確認はかなり高度なレベルを感じました。いくら顕微鏡を使用していますと言えども、きちんと見えなければ意味がありませんからね。

しかしながら、処置後の写真がほとんど出ていなかったなぁ。。。

たとえ歯科用顕微鏡があって、歯石を確認できても、歯石を除去するのは至難の技。

心から私も誰かに教えてもらいたいのですが...自分で考えるしかありませんかね。。とほほ

20150311kenbikyou


メインテナンスの患者様です。右上7番を口蓋側から見ています。

20180318_SRP1

いかがでしょうか?歯肉の状態。辺縁に発赤もなく、辺縁もしまっているように見えます。
ただ少し、歯面から離れている感じはありますが、特に病的には見えません。

歯科用顕微鏡があっても、拡大するだけではその持ち味を十分に生かしているとは言えません。
顕微鏡があるだけでは、ただの拡大する器械。そこに歯科衛生士の力量が加わって、本当の力を発揮します。

20180318_SRP2-1

私の場合は直感的ですが。。。ポケットの中を覗きます。よくよく見て下さい。小さすぎてきっと何を私が見ているかわからないと思います。矢印の先の白い点が歯石の角の部分です。

当医院では、処置後に処置を動画を見せながら説明します。その時に、あまりにも小さすぎて説明しづらい。。。というのが目下の私の悩みです。

20180318_SRP2


歯肉をよけて見ます。なぜよけてポケット内を確認する気になるかと言えば、それが先ほども申し上げましたように臨床的な感でしかありません。 

しかしながら、この「臨床的な感」ひらめきとでも言いましょうか。これがとても大切だと思っています。私は、歯科衛生士は五感を養う事がとても大切だと思っています。
 
患者様にも申し上げますが、こんな小さな歯石、付着しているからと行って、すぐに何かが起こるわではありません。しかしながら、目に見えない細菌が初発で引き起こしてくる歯周病の世界からすれば、目に見える歯石というのはかなり大きな存在となります。

そして、歯石は歯肉の状態が良いとポケットが締まってしまい、中に歯石を残したまま見えなくなってしまいます。歯石は見えた時が取りどき。

先ほども申し上げましたように、顕微鏡はただの拡大する道具にすぎません。
歯科衛生士の感が「ポケットの中に何かあるはず」 と働いてくれなければ、この歯石が見えないという事になります。下の写真が術後です。

20180318_SRP3
 
いかがでしょうか?違いがわかりますか?この画像を見ても、違いがわかりにくいと思います...ですが、私がメインテナンスを思う上で、私がしたい処置はこのレベルなのです。この小さな芽を摘まない限り、歯周病は起こりますし、また再発します。

だから、患者さんとの信頼関係がとても大切だなと思います。

画像を見せても、写ってはいるけれど、その意味を理解して頂くのは非常に困難です。

私を信じて信頼を置いて来て下さる方だからこそ、この処置ができます。
だって、この歯石は私が何年も取り残して来た歯石だからです

わざと除去せずに、毎回除去して回数を稼いでいるんじゃないか、そう思われているんじゃないかと時々思いますでも、もしそう言われたら、たとえ冗談だとしても費用はお返しして2度と担当するのはやめたいと思います。

この小さな歯石の除去、見えているのだから簡単だろうと患者さんはおっしゃるかもしれません。

とんでもない歯石は小さくなればなるほど除去するのが困難になります。ものすごく集中しなければ、歯肉を傷つけますし、歯肉の中からは歯肉溝滲出液と言って液体が噴水のように溢れて来ます。そして炎症があれば出血も。すぐに見えなくなってしまう歯石を除去するのは、ほぼ自身をすり減らして行う処置です。

集中力は医科の手術に匹敵すると私は思っています。

歯科衛生士向けの教本でさえ、術後の症例が少ないように、顕微鏡で見えても除去できない歯石はたくさんあります。

しかしながら、歯周病の治療や予防は歯石の除去だけが大切なわけではありません、正しい口腔衛生士指導や、食生活など歯石の除去以外にも大切な事がたくさんあります。

トータル力。それが歯科衛生士に求められる力です。

ちなみに、今回の症例で、なぜポケットが緩いのか疑問に思いませんか?

なぜここに歯石が付着しているのか?なぜ付着していたのか?そしてこれからどうなるのか?

この患者さんは時々今回のように歯肉縁下歯石が見えて、除去しています。プラークコントロールは悪くないし、表面上の歯肉の状態も良い。出血もほとんどない。

では何がリスクか?

咬合性外傷です。咬合面のゴールドインレーの曇り。頬側咬頭の咬耗による歯牙形態とインレーの形態。つまり過重がかかっている事が予想されます。もしこれで、生理的動揺を超えた揺れがあれば歯科医師の診察にまわします。

その時に、この歯牙だけでなく、反対側の接触や、前歯の接触も確認します。

歯科用顕微鏡はただの拡大する道具です。

大切なのは、歯科衛生士の本来の力なのです
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初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)

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こんばんは!naomiです真面目にブログを書くのはかなり久しぶりな気がします。
なんだか最近、時間が経つのが早すぎて...昨年一年大学に行っていた事もあって、医院の仕事も滞りいえいえそんな事ありません。

よくよく考えれば、大学に行く前よりも、私の診療日数が倍になっているのです。 3日余裕があったから、大学に行ったのに。大学から帰ってきたら知らない間にブラック歯科医院に 今は連日患者さんを拝見していて、他に仕事をする時間が取れない。雑務が溜まる一方です 日々診療で忙殺。

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ですが、日々診療で忙殺という事は患者さんのお役には立っているわけで さて。先週から今週にかけては、歯肉縁下歯石除去のオンパレード。なかなかブログを書く時間はないけれど、毎日の診療はこんな感じです。

メインテナンスの患者様です初回クリーニングも合わせて、何回か拝見させて頂いているのですが今回は左下の7番に歯肉縁下歯石を認めました。 つまりは、私が取り残していた歯石です。 しかしながら、皆様にお尋ねしたいのですが、歯石って完璧に除去できるのでしょうか?

私の答えはNOそれは文献でも言われています。

★Waerhaug J:Healing of the dento-epithelial junction following subgingival plaque control. . As observed on extracted teeth. J Periodontol,49:119,1978.によれば

The chances of removing all of the subgingival plaque from all four surfaces are fairly good if the pocket depth is less than 3mm. If the pocket depth ranges from 3 to 5mm the chances of failure are greater than the chances of success, and if the pocket depth surpasses 5mm, the chances of failure dominate.

要約させて頂きますと
ポケットの深さが3mm以下はfairly good
(goodでもvery goodという表現でもない。まぁまぁ良い?という意味?厳密には除去出来ていない?)
3mm-5mmはthe chances of failure are greater than the chances of success
(要するにかなり怪しいということ)
5mm以上はthe chances of failure dominate
(明らかに実際は歯石除去できていないということ)


★Stambaugh RV, Dragoo M, Smith DM, Carasali L.The limits of subgingival scaling. Int J Periodontics Restorative Dent. 1981;1(5):30-41.によると

ポケットの深さが平均3.73mm以上になると取り残しが多くなる 

これは3.73mm以下では確実に取れるとは言っておらず、3.73mm以下でも取れない事が隠れた文章です。専門医でも歯石は完全に除去するのが難しい??のかもしれません。

これは、歯周病の専門医のデーターですから、専門家ではない私などがやれば、もちろん成功率は低くなるわけです

ただし、これは時代的に顕微鏡を使用していない盲目的作業のデーターと思われますから、一概に比較できない側面もあります。  そうです、時代は変わったのです。欧米や欧州に憧れたけど、顕微鏡を使って、歯石除去を、歯科衛生士が行なっている私がいるのは日本なのです。

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皆さんご存知ですか?歯肉はお手入れが良いとキュッと閉まり、お手入れが悪くて炎症があるとゆるくなるのです。 私が今回拝見した患者様も、この部位は前回までキュッとしまった歯肉でした。
しかし、前回いらした時に、今日はもう何でもないけど、先日ここが腫れたとおっしゃっていたのでした。 

原因はこれ
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前回はポケットクローズしていたポケットがオープンになっています。
そして中には歯肉縁下歯石が見えますまずは超音波で除去して行きましょう。
 
201706006-2 

顕微鏡ってすごいですよね。スケーラーの先が歯石に当たっているのがスローモーションのように見えるのです。集中していると。顕微鏡もすごいけど、人間の目の凄さもひしひしと感じます。

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パラパラ漫画みたいやってん 

20170606-3


基本的に歯肉縁下歯石を除去する時は、垂直的に縁から根尖に向かって行います。これまでの写真は結構上から見ていたアングル。 

20170606-5
 
これはほんの少しですが、角度をつけたもの。一番最初に歯石を確認した時に近いアングルですね。
斜めに見るのは、歯石の底部を知りたいから。歯石を追って行くと自然に見たい角度が変わって行きます。

20170606-6

そしてポケットクローズしていた歯肉も処置とともに少し緩んだりします。でも、この辺縁を切らない限り、またキュッとしまってきます さて、皆さんはここで歯石が取れたと思いましたか?私は...性格が悪くて、ひねくれ者。疑ぐり深い性格なので...

20170606-7

 ポケットの中にマイクロミラーを入れて、側面を直接見ます。すると、げっでしょ垂直的には除去できたように見えても、直視するとまだまだついてるのです。 ただ、この場合は、歯石もありますが、歯石だけではありません。これがまた不思議なんですけど、セメント質の添加根面がささくれ立ったようになっている事があります。

さて、これをどこまで除去すれば良いのか?

わからない私の臨床的な感覚で言えば、削りすぎちゃいけないけど、滑沢にプレーニングしなければいけないと思うのです。じゃないと、歯肉がぴったりくっつけない。つまりポケットクロージャーできない。

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だから、こんな感じに仕上げて見ましたこれ、簡単に見えますけど、もの凄い技を使っているのです。
先日、来院された院長のお知り合いの先生に「イリタニオフィスはチームワークが良いね」って言われました。

そう、私は常にチームを大切にしています

それは顕微鏡の治療は私1人ではできないからです。この歯石の除去を可能にしたのは、私ではなく、アシスタントのAkiさんです 左下7番。ここには、下顎の骨があって、頬粘膜が近接してくるので、粘膜を抑えながら、マイクロミラーをポケット内に挿入するのは不可能です。

だから、どうしているかというと、アシスタントがミラーで頬粘膜を引きながら、エアー(風)を吹き、私がマイクロミラーで歯肉を圧排しながら超音波スケーラーで根面を滑沢にするというおそらく誰もきっとやった事が無いだろう技を使っています そして、こんな技が可能になるのは、チームワークの良さそれしかありません。本当、いつも感謝、感謝です。

20170606-9

そして、もう一度上から。最初にショットを撮ったアングルでで。ポケット底部まで確認。結合組織性付着の付着ぶまでしっかり確認しますブヒッ 先週、今週はこんなんばっかりだったな〜と言っても、私が取り残している歯石だから仕方無いけど... 歯石には取りどきがあります。

これは患者さんにもいつもお話する事ですが、私は悪さをしていない1mm足らずの歯石を歯肉をめくって傷つけてまで取る必要は無いと思っています。歯石がついて入ればいつか必ずポケットが緩む時がくる。 その時が取りどきです。

でもそれは、いつも私を信じてメインテナンスに通ってくださる患者様だけにもたらされる福音です 患者さんの頬粘膜...引っ張りすぎて御免なさいだったけど、除去できたので良かったです。まあ良いわけにはなりませんけど、無理なものは無理な時があると思うと同時に、自分の技の未熟さを大いに反省するわけです さて。

ブログ書いてないけど、毎日こんな処置をしています

余談ですが、オフィスでは土曜日に歯科衛生士のアシスタントをしてくれる、歯科衛生士の学生アルバイトさんを募集しています(学生に限ります) メリットとしては、歯科衛生士の実際の処置を見て勉強できる...とか、おばちゃん歯科衛生士の愚痴が聞けるとか ご興味ある方はオフィスまで御連絡ください。


ではまた明日も頑張りましょう
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☆オフィスの特化した顕微鏡診療のお約束と証☆
【滅菌バリデーション】
清潔でキレイな歯科医療

患者毎に管理された滅菌システム

物理的インジケータ
化学的インジケータ / CI   Bowie & Dick test  Helix test
生物学的インジケータ  / BI 
歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)

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せっかくブログを書いたのに...消えたよ〜というわけで症例報告だけ。

右上6番隣接面、ブリッジの支台歯。

顕微鏡はいつも申し上げますように、ただの拡大する器具にすぎません。歯肉の中の歯石の発見にはその他、歯科衛生士の総合力が問われます。どうです?下の写真、歯石見えますか?

SRP


ポケットは開かなければ歯肉の中の歯石は見えません。私は全てのポケットを触知し、覗くから。歯石の有無がわかります。歯は28本あって、そのポケットを全て覗くわけですから、それだけでも時間がかかります。ましてや、内部のplaqueを除去し、さらに歯石を除去しなければならないのですから...


BlogPaint

さて、発見はミラーで覗いていますが、では実際の除去はどうするのか?私の手は2本しかありません。ミラーをもって覗きながら、器具で歯石の除去は困難。私両ききじゃないし。

SRP3

だから確認したら直視。でも、このポケット、ポケットの淵がクロージングしていて、直視では下まで見えないでも除去するのは、この角度のほうがどうみてもよいですよね。

SRP4

ミラーのよいところは、顕微鏡の鏡筒を動かさなくても、ポケットの中を隅々まで確認できる事。よく直視とミラーのどうちらが良いか?という論議になりますけど、どっちも必要というのが私の意見。長所、短所を理解し、使いこなせば2倍の処置ができる。

さて。今日は半年ぶりにプラベートなお休みでした7月に人が入れ替わりなかなか休めなかったー

やっぱり自由な時間も大切です。なんだろうなぁ、いろんなアイディアが湧いてきますもんね。

さて、明日もがんばっぺ 
 
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ふうっ!やっと週末ですアシスタントのSachiちゃんが辞めてからはや半年。やっと来週から通常勤務に戻ります長かった〜

さて、まあだからといっても、私の業務は今までとは変わらず。せっせと歯のクリーニングと、そしてメインテナンスの毎日です。

今日はクリーニング初めての患者様。

レントゲン上に歯石が写っていて、拝見する前からヘビーなケースを予想させる患者様。

歯科衛生士は顕微鏡だけで患者様を診るわけではありません。レントゲン写真はもちろん、CTがあればCTも参考にしますし、実際の視診、歯肉の触診(プロービングを含む)ありとあらゆる資料をもとに、予想し、顕微鏡で実際に拡大してみるのです。

右下6番近心面。

BlogPaint


エアー(風)をかけると、ポケットが少々開きます。矢印の先に小さな歯石がありますが、たいしたことはなさそう。ところが...ここからが歯科衛生士の勘所。レントゲン上の歯石はこんなもんんじゃない。もっと深いところにありそうな気がする...naomiの勘。

31SRP2

やっぱり。歯肉を除けると大きな歯石が、歯肉縁下から現れました

顕微鏡って...見えるのは良いけれど見えるのも考えものです。だって見えたら除去できるかって言ったら、正直それはありません。見えても、器具の到達性が悪く除去するのが困難な時だってあります。

でも、除去できないと言うのはプロの私としてはどーしても言いたくない

手を変え、品を変え...時間はかかっても手をつけたら必ず除去する。

SRP3

最後はしっかり、歯と歯肉の境目を確認する。歯と歯肉の境界は爪と指の肉の境界に似ている。しっかり開いて開けないところまでしっかり確認する。

歯肉を開いている器具はプローブと言いますが、目盛りは1mm単位です。 と聞けばこの範囲の処置がどんなに小さいか想像していただけるかと思います。ポケット幅2mm。歯石の大きさは1mm程度。いやそれ以下。歯石を除去する器具にも強度が必要ですから、ある程度の太さや長さが必要です。また歯の形態は立体で、丸みを帯びていますから、ストレートの器具では歯石に到達できません...

様々に困難なことを、私の空っぽな頭で、無い知恵を絞り出して乗り越えていくのです。

すると不思議なことに、降りてくるのです歯石除去の神様が。ものすごく歯石がクリアに見えて、視野の中にガーーーーッと入ってくる瞬間があるのです。すると、「取れた」となるのです...

今日もそんな感じでした。お時間はかかっちゃいましたけど

歯石の除去は神経がすり減ります。皆さん気軽に歯石とりっていますけど、私が行う歯石の除去は、そんな簡単なものじゃありません。

たいてい初回クリーニングを受ける方は、歯肉の中のお掃除をしたことがないので、歯周ポケットが細菌の温床となっていて、 炎症が起きているので、そこを触りますから、大抵の方が血まみれです出血した中での歯石の除去は困難を極めます。

なので、初回のクリーニングで歯肉の下の歯石、つまり、歯肉縁下歯石を除去するのはやめようかと考えているところです。余計な出血は歯肉を傷つけます

初回はplaqueを除去して炎症を抑えて、2回目から歯肉縁下歯石の除去をするようにしたいと思う今日このごろです。

さて。週末久しぶりに充電して来週からまたがんばりまっせーまた来週もよろしくお願いします

 
 
 
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歯石除去は奥深い...

今日は左上7番遠心。

日々こんな難症例ばかりです

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ポケットの中を覗くと黒い縁下歯石があります...

業界の方なら重々承知かと思いますが、上顎7番(親知らずを除くと一番奥の歯)の歯石除去は困難を極めます。

肉眼やルーペ(拡大鏡)では見えない。盲目的操作となる。つまり手探り

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見える大きさをイメージしてみます。拡大鏡では月が肉眼よりも大きく見える程度。顕微鏡では月のクレーターが見える、更にクレーターの穴の中まで見えるくらいの差があります

最近は食品に始まり様々にゴースト作曲など「偽装」や「嘘」が世の中に蔓延しています。本物を見極める目がとても大切。「拡大鏡と顕微鏡が一緒」などとはどなたが言った事でしょうか...もし本気でそう言っているのなら、それこそ真の価値がわかっていらっしゃらないのでしょうね...お気の毒に。

ここ数回大臼歯の歯石除去の事を書いていますが、毎回画像を掲載していると、大臼歯のポケット内の歯石の除去がいとも簡単な処置のように受け取られるかもしれません

しかしながら毎回申し上げるようにポケット内の歯石は見つけるだけでも至難の技ですし、それを除去するのは超高度な技なのです。

顕微鏡を使う使わないに関わらず、世の中では「歯石除去」が軽視されていると思うのです。たかが歯石取りだと皆さん思っていませんか?

歯石の除去は歯周疾患の治療、予防に欠かせない処置ですし、どれだけ歯科医療従事者が完全な歯石除去(根面のデブライドメント)に重点を置いているか(歴史的にも研究の対象にされています)を知って頂きたいのです

私が数年前に欠いた論文の写真ですが、こちらをご覧頂ければ少しはご理解いただけるのではないかなぁと思います。(先ほどの月の写真も論文のものです)

angle

いつもポケット幅1ミリや1.5ミリと申し上げますが、写真を見て頂ければわかるように、もしポケット幅が1ミリで深さ5ミリに歯石が付着している場合、ポケット中を覗ける角度は11.3°しかありません。

11.3°って...分度器があったら見て見て下さい。極々狭い限られた範囲である事がご理解頂けるかと思います。

ましてこのポケットをミラーで除いて、更に処置するとしたら。それはそれは本当に大変な処置なのですよ...

でも取りますけど。

post

この症例では炎症が強くないので出血がなく比較的簡単に除去できました。

日々こんな毎日がわたくしの仕事でございます

歯科衛生士は人の体を、命を扱うのですから、もっと慎重になるべきです。

講師で名声を得てお金を稼ぐのも良いですが、間違った知識が広まり、習った衛生士がその間違った知識で患者と向き合い、結果不幸な患者が増えるのは私としてはいかがなものかと思います。

私はこの衛生士さん達をザク切り、ガリガリ衛生士と呼んでいます。退縮と正常な治癒の区別がつかず、自分が下げた歯肉を正当化する...

私は今週も患者様の真の幸せのために仕事をさせて頂きます頑張ります。

 
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歯石除去は奥深い...

今日は右上6番近心。

1


もう何年も3ヶ月に一度メインテナンスしている患者様だが、 今回は色々とアクシデントが重なって7ヶ月ぐらい空いた。

顕微鏡がない頃からのお付き合いだが、今日は隣接面の初期歯石付着が認められ、改めて定期的にクリーニングする意味を実感する

結構この患者様はメインテナンス頼みなところがあり...私はそれでも良いと思っているが。通えるうちならメインテナンス頼みも結構というところである。勿論患者様にはそういう事もきちんと説明しての話だが。

定期的なクリーニングをする事で締まっていたポケットが(ポケットディスクロージャーしていたものが)少し緩んだと思われる。そして今回歯石が見えるようになった...

2

メインテナンスの目的は歯肉縁上、縁下のプラーク(細菌)の除去。私は必ず全ての歯を探針という器具で触れながらプラークの付着具合や歯肉の状態、炎症の有無を確認していく。

昨日も申し上げたが全ての歯を時間をかけての「観察」はものすごい集中力を要する。頂いたお時間中筒鏡から目を離す事はない

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ポケットは開くと言ってもせいぜい1.5ミリ程度。1.5ミリの隙間から覗いて中を確認する。1.5ミリの隙間を覗いている姿を想像してほしい

1.5ミリというのはかなりの狭さである。そして実際にはその1.5ミリ幅の中に付着した歯石、当然の事ながら1.5ミリ以下の歯石を除去していくのである。

これが至難と呼ばずして何であろうか?

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顕微鏡下での処置は見慣れないと見えてこない世界である。
ゴールドインレーのマージン下。先ほどの大きな醜い歯石は除去されている。

本当何でもそうだが組織が美しいとう事はとても大切だ綺麗というのは健康という意味だから。

昨日も申し上げたが、歯の形態というのはとても複雑で、頭では理解しているつもりだが、目の当たりにするとその複雑さが恨めしい

根面に凹みがあるのがおわかりいただけるであろうか?

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お気づきになられた方もいるかと思うが、写真を見ているだけではこの難易度は理解できない

これはミラービューなので、実際には歯石が見えると言っても、実際の視野の中では器具が左右反対に動くのである。左右反対に動く器具を使いこなし、1.5ミリ以下の極めて小さい歯石を除去する事は...精神を病むね

...まだ降っているのかな。

来週もがんばっぺ 
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歯石除去は奥深い...

上顎右上7番の遠心。百聞は一見にしかず。とにかくご覧下さい

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私はいつも思うが、歯科医師と歯科衛生士の役割は違う。歯科衛生士の処置を「たかが」クリーニングと思っているならそれは大きな間違いで、歯科医師と歯科衛生士では視点が「全く」違うという事を理解した方が良い。

私は歯科医師以上に歯の「観察」をしているという自負がある。そして、歯科医師よりも長時間に渡って顕微鏡を覗いている。

歯科医師の治療は合間で顕微鏡から目を話す時があるが(例えば方型取りで硬化待ちとか、仮歯の硬化待ちとか)私はクリーニングを始めたら1時間連続して顕微鏡を使って歯を「観察」する事になる。その間ほぼ鏡筒から目を話す事はない。

そして、歯科衛生士と歯科医師の「観察」の最大の違いは、歯を綺麗にしてから観察するか、そのまま観察するかである。歯科衛生士はクリーニングをする仕事であるからである。だから「たかが歯のクリーニング」と馬鹿にする者はこれから紹介する写真を見るときっと後悔するであろう

右上7番の遠心。歯の表面はうっすらとプラークで覆われている。歯科医師の観察レベルである。

では歯科衛生士の特権であるクリーニング後(ここでは歯ブラシでプラークを除去するのみを差す)をご覧頂きたいと思う

after blush

プラークが慢性的に付着しているので歯肉が炎症を起こしているので出血してくる出血の中に白い方塊が見えるであろうか?これが歯石である。

クリーニングしなければ見えてこない世界を歯科衛生士は見ている。歯がプラークで曇っていては1mm足らずのカリエスを見つける事はできない。カリエスの世界はまた次回お見せするとする

歯科用顕微鏡を用いない場合、この場所は完全に盲目の作業となり、歯石を確認する事も難しい...ましてや歯石の確実な除去など不可能である。

顕微鏡で見えたとしても、この場所に確実に器具を挿入し歯石を除去するのは上級者向けの技である

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ポケット底を目指して歯肉を開いていく。根面についた歯石が確認できる。
器具は正しく選択すべきだ。器具を熟知していない者にはこの歯石は取れない

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顕微鏡治療は顕微鏡を使う以前の技量によってその精度は決まってくる
顕微鏡を使わなくても上手い処置ができる者だけが更に顕微鏡の恩恵に与る事ができる

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昨日も申し上げたが、ハンドスケーリングができない者に歯石の除去はできない
なぜなら根面の形態は複雑。超音波スケーラーのチップはほとんどがストレートにできており、更に歯肉縁下用は長くできているのだから、根面にぴったり合うわけがない。

つまり超音波スケーラーのみによる歯石の除去は不可能と言う事になる

必ず隣接面を処置する時には、頬則なら口蓋則の、口蓋則からなら頬則のラインを歯肉を避けて確認する。歯は立体だからだ。

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口蓋則の隅角が見える。そしてその後には、口蓋則からの確認も勿論必要である

ポケットの中央に凹みがある。根面は私達が思っている以上に複雑なのである

そしてその複雑さ故に歯周病に罹患するのである

歯科用顕微鏡を使用しての歯肉縁下歯石の除去は、非常に神経をすり減らす処置で、毎日自分との闘いである。常に冷静でいられる根気と集中力が重要になる

さて。明日や雪...メインテナンスの患者様が無事にお越しに慣れるか不安だ

皆様もお気をつけて
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