顕微鏡歯科 Advanced Care Dental Office リップデザイナー☆naomi

はじめまして。Advenced Care dentai Office マイクロスコープ顕微鏡歯科☆歯科衛生士naomiこと戸田奈緒美です。歯を綺麗にする事が私の「仕事」です。良い「仕事」をするために歯科衛生士道まっしぐら。日々精進。

タグ:ファセット

naomiブログをご覧の皆様、こんばんは歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 

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歯科医師の先生向けの歯のクリーニング及び一般の方向けクリーニングのみの診察を始めました。詳しくは電話で問い合わせ下さい。希望の衛生士がいる場合はご予約時にお伝え下さい。
衛生士の診察感染管理に配慮した完全個室で行われます。また確実な顕微鏡診療の視野確保のために必ず顕微鏡専任のアシスタントがつきます。衛生士の処置はフルタイム顕微鏡使用です

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平成元年、厚生省(現・厚生労働省)と 日本歯科医師会は8020(ハチ・マル・ニイ・マル)運動を始めました。80歳になっても20本以上自分の歯を保とう”という運動です。

今年は平成25年。四半世紀が経過しました。さて8020運動の成果はどうでしょうか?
歯は親知らずを覗いて28本あります。現在80歳における残存歯数はおよそ10本。25年経過しても目標値に達成していません。

私は患者様をこの危機的状況から救いたいと思い日々予防の大切さをお話させて頂いております。

人生が終わる瞬間まで美味しく食べて幸せな人生を送って頂きたい。それは訪問診療で出会った患者様が教えて下さった事。人生の最後の楽しみは“美味しく食べる事だと多くの方がおっしゃいました。

さて。今日は歯を失う原因について考えてみたいと思います。

歯の喪失の大きな原因は、虫歯、歯周病、そして歯牙破折。
歯を将来に渡って守り続けるには以前にも書きましたがバクテリアコントロールとフォースコントロールの2つが非常に大切です。

バクテリアコントロールとは読んで字のごとく“細菌”をコントロールする事。フォースコントロールとは“力”をコントロールする事。

この2つをコントロールしてこそ長期に渡って歯を守る事ができるのです。

皆さんは歯科衛生士の定期健診で歯磨き指導以外の事を説明された事があるでしょうか?歯磨き指導はバクテリアのコントロールです。バクテリアのコントロールだけでは歯を守る事はできません。いくら顕微鏡を使用したところで、力による口腔内の変化を理解できなければ何の意味もありません。

最近は歯科用顕微鏡を使用してメインテナンスしていますという医院も増えていますが、大切なのは顕微鏡有る無しに関わらない歯科衛生士の力量です。

メインテナンス中の患者様です。

私が行うメインテナンスでは全ての歯周ポケットをチェックし全てのプラークの除去を行います。

pocket1

左上7番の口蓋側です。さて私は何を言いたいでしょうか?
エアー(空気)をかけます。

pocket2

おわかりになりますでしょうか?
歯肉がエアーをかけると広がります。さてここで歯肉の正常像が頭に浮かばなければなりません。この歯肉は正常ですか?異常ですか?

プローブで確認します。

pocket3

こんなに歯肉が広がります。
これは正常ですか?異常ですか?

プローブは歯周ポケットの深さを測定する道具ですが、私は深さを測定すると同時に、歯肉の硬さ、厚み、プラークの付着状況、歯面の状態など様々な情報をその手の感覚で触知します。

よく歯科衛生士さんでグローブをするからと言って爪を長く伸ばしている衛生士さんがいますが、全くもって理解できません。グローブは術者と患者両方を感染から守る大切なプロテクター。爪がひっかかってグローブに穴があいたらどうするのでしょうか?

爪を伸ばしているという事は患者様を感染の危機にさらしているという事。爪を伸ばしている云々ではなくて、どれだけ医療従事者としての自覚があるかという意識の問題です。患者の事を第一に考えない歯科衛生士に患者を診る資格はない。

更に器具の先端の感覚は器具の柄を伝わって指先で感じる物。爪が伸びていたらその感覚を感じ取る事はできません。爪を切っていてもその上から感染予防のためにグローブをするのですから、爪が伸びてなくても感覚は鈍るのです。その上爪が伸びているという事は感覚が掴めない、つまり異常を感じ取れないという事です。

つまり爪を伸ばしている衛生士は患者の事を全く考えていない意識に欠ける衛生士という事です。そんな衛生士が将来に渡って患者様の口腔内に責任を持つことなんてできない。私はそう思います。

さて話を戻します。

この歯肉を見て、触知して、次になぜこのポケットがこの状態なのか、そしてこの状態が将来どんな事に繋がっていくのかを考えなければなりません。つまり今の状態から将来を予想し、それがリスクを判断するならば何らかの手を打つ事。私のメインテナンスはその繰り返しです。

人は生きていますから、口腔内は刻一刻と変化しています。その変化とそれに伴うリスクを把握する事、そしてその対処をする事、対処方法をお伝えする事。そういう事が全てできてこそメインテナンスと言えるのです。

私がこのポケットを見て思った事。

ポケットは緩いけれど、プラークの付着は認められない。ポケット辺縁からの出血は認められないし、歯肉の厚みもしっかりありどちからと言えば厚い。細菌が原因の炎症性とは考えにくいような...

だとすれば、咬合。口蓋側のみポケットが緩いという事は、側方運動した時に大きく振られている可能性が高い。

facet

そして咬合面をチェックします。ビンゴ。頬側咬頭にファセット(ツルツル光った部分)を認めます。
近心の頬側咬頭が頬側に大きく振られるために口蓋側が釘抜きのように振られて口蓋側のポケットが緩んでいるのです。

この患者様は反対側も同じように7番が側方に動くので次回歯科医師のバイトチェック(噛み合わせのチェック)でご予約をとって頂きました。

噛み合わせの調整は歯を削る(実際には磨く程度ですが)事もありますので、患者様は嫌がります。しかしながら、長期で見た場合、削らない事に固執すると力のバランスが崩れて、歯が割れたり、根が破折したりして歯を失います。

ただし、口腔内は全体でバランスをとっていますので、当たっている所を単純に削れば良いってものでもありません。一カ所を削れば当然他が当たってきますから。調整のし時というのがあります。

その必要性をメインテナンスをしている私が判断し、必要な時に歯科医師にチェックを依頼し、最終的には歯科医師の判断で処置がなされます。

メインテナンスは歯科衛生士が行うもの。つまり歯科衛生士のメインテナンスに通っている時に、その衛生士が異変に気がつかなければリスク回避ができないという事です。

今回の患者様は炎症性ではないと申し上げましたが、ポケットが緩んでいる以上、プラーク(細菌)が入り込むのは必至であり、力から起こった異常がバクテリアの異常に変化して行く事もあります。ですからお手入れの事もきちんとお伝えいたします。

バクテリアコントロールとフォースコントロール。

長期に渡って歯を守りたいなら歯科衛生士は選びましょう。

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naomiブログをご覧の皆様、こんばんは☆歯科衛生士naomiです

さて。2011年も始まりましたね!始まったと思ったら、すでに10日が経ちました

今年はなかなかエンジンがかからなくって、今年しなければいけないことになかなか着手できない。。。

朝、もっと寝ていたくてお布団から出られないのと似ています(爆)あ。これはプライベートな今年の目標のことです。

仕事は、今年もひたすら歯科用顕微鏡☆マイクスコープです

09-1

メインテナンスの患者様。
左下6番がしみるとのこと。歯頸部にプラークの付着が認められたので、まずはプラークを除去。

やや歯肉が下がっていますから、知覚過敏が考えられます。

09-2

歯周ポケットもチェック。ポケットの深さはもちろんですが、私が見るのは、ポケットの緩み具合

あ、普通、しまり具合かポケットクロージャーって言うものね。でも、私がこの場合見るのは“緩み”具合。

この場合、ポケット深さはないけど、やや緩みがあります。

これは何を意味するのか?

09-4

歯肉辺縁を拡大します。何か起きてますね。

「歯肉が下がってますから、そのせいで知覚過敏ですね、薬を塗っておきますね。」

大抵はこうなるわけですが、これは対処療法でしかありません。

私がメインテナンスで心がけていること。それは「なぜ?」です。

対処療法で薬を塗るのは治療です。
歯科衛生士の仕事は治療ではありません。予防です。

「この知覚過敏が意味することは何か?」

「この状態は将来にどうつながっていくのか?」と考える。

09-3

咬合面です。頬側にファセットを認めます。大きく咬耗しています。

咬合面はインレーですがインレーの表面がボコボコしています。おそらく接着が悪かったら、インレーが脱離しているか、固さが合わなければインレーが破折、これを放置しておいて、最悪の場合は、歯の破折も考えられますね。

咬合に問題があることが予想されます。対合歯を見てみます。

09-5

上顎6番の頬側にファセットを認めます。

上下の補綴物の素材の違いで、すり減り具合が違うのです。

でも、もし下が擦り減らない材質だったら・・・破折やチッピングも考えられますね。その人の咬合に合わせた素材選びも大切ですね。

接触に問題があるなぁ。。。

もちろん、歯だけではなく、全体も見るわけですが、実はこの方の咬合様式は3級です。前歯は下顎が上顎を被っています。

小臼歯から大臼歯にかけては、ほぼ垂直、やや上顎が頬側に出る感じで正常に近い形ですが、ガイドがなく、臼歯ががっつりあたります。
(写真を持ってくるの忘れた・・・百聞は一見にしかず)

薬を塗って知覚過敏を治療することは簡単ですが、歯科衛生士として、それでは将来歯を守ることはできません。、

何度も言いますが、歯科衛生士はミニドクターではありません。治療をするのではなく、予防をするのです。

私は、知覚過敏の原因の1つとして、咬合に問題があると判断し、ドクターにつなぎます。

歯科衛生士の業務を一言で言い表すことはとても難しい。

将来に渡って歯を守るといっても、その方法にマニュアルはありません。患者様ごとに千差万別。

例えば、今回は咬合様式に問題があることが一番の理由と考えられますが、大きなストレスが原因になることもあります。

それを探り出し、原因を排除することが、将来の歯を守るのです。

歯科疾患は生活習慣病です。その方のパーソナリティーや生活習慣に立ち入らないと解決できないこともたくさんあります。

寄り添う。この言葉がすごく歯科衛生士には似合うとnaomiは思っています。

実はこの方は左下の7番がありません。当医院へ来院された時にはすでにありませんでした。

聞かなくてもおおよその理由はわかります。患者さんに聞けば、おそらくは「虫歯で」とか「歯周病で」ときっと言います。でも、おそらくもっと問題は大きい。

6番を同じ運命にしないように。歯科衛生士である私ができることは、メインテナンスの時によく観察することです。歯を喪失する原因を観察して見つけだす。地味だけど、それがすごく大切。

長くなりました。

メインテナンスは奥が深い。それは当然のことで、私達が見ているのは1本の歯ではなく“人間”だから。

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