顕微鏡歯科 Advanced Care Dental Office リップデザイナー☆naomi

はじめまして。Advenced Care dentai Office マイクロスコープ顕微鏡歯科☆歯科衛生士naomiこと戸田奈緒美です。歯を綺麗にする事が私の「仕事」です。良い「仕事」をするために歯科衛生士道まっしぐら。日々精進。

カテゴリ: 滅菌・消毒

オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証

【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】

こんにちは歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 

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今日からまた1週間が始まります

前回も書きましたが、今の私のテーマは、歯科用ハンドピースの洗浄、滅菌。

ご縁あって、首都圏滅菌管理研究会の幹事にさせて頂いた事で、私には役割ができました。

ただの開業医の歯科衛生士で何の影響力もないけれど...
研究会は東京大学の先生方が主催しておられて、研究会の影響は大きい...

当初の研究会での歯科へのバッシングは、世論と同じで厳しいものでした。

私たちは、その頃、情報が入ってこない歯科の中で、理想の歯科治療を求めて、洗浄や滅菌の事を知りたくて、医科の研究会に参加していたのです。

志高く、勉強したいと思って参加したのに、講師先生の歯科への批判は悲しさを通り越して、憤りを感じるものでした。

今でも少なからずそうですが、同じ同業者でも、同業をバッシングしてきます。

私は歯科職だから歯科を贔屓しているわけではなく、客観的に大きな視野で論じてもらいたいと願っているだけです。

いつも言いますが、現場の私たちが一生懸命理想の歯科治療を行おうとしても、日本には国民皆保険制度があります。その費用は診療報酬で決められていて、点数のないものは身銭を切る。。。いえ、過剰診療として逆に罰せられる事もあります

先ほど大きな視野でと申し上げましたが、日本の歯科医療費は欧米に比べたら数十分の1ですが、お陰で誰でもいつでもどこでも皆さんは歯の治療が受けられます

欧米では、公費で行うのは痛みを取る処置、つまり抜歯だけの国もあります。皆さんが日本で気軽に受けている虫歯の治療は数万円から数十万払わなければ行ってもらえないというのが欧米です。(国によります)

しかしながら、診療報酬が安いために、国民の歯が良くならないというデメリットもありますし、十分な感染対策に診療報酬がつかない等の問題もあります。

そういう内情を理解していない、歯科を聞きかじっただけの講師や、歯科職でも現場ではなく研究だけしている講師など、とにかく現場感覚のない講師が、歯科をバッシングし、歯科の感染リスクが高いと吹聴するので困ります。現場もそうですが最終的には患者さんが一番被害を被ります。

ご縁あって外に向かって発言する機会を頂いたので、講演の度に、歯科での感染のリスクは低い事、歯科だからと言って特別に感染するわけではな事、歯科の診療報酬の問題等をお話ししてきました。

そのせいか、ここ最近のバッシングは落ち着いてきた気がします。というよるも法律で3点で感染対策をするように決まったからひと段落としたというのが事実かもしれません。

お陰様でというのも何ですが。やっと何の根拠もないバッシングから、現場を踏まえた議論が出来るようになってきました。
これは良いことです

まだまだ歯科と特別扱いされるのですが、感染の分野から「歯科」という言葉が世の中から出なくなった時、初めて
学術的な議論になるのかもしれません。

さて、段階を得て課題が浮き彫りにされるわけですが、前回の研究会で複数の質問を頂いたのが、歯科用ハンドピースの洗浄評価です。

でも。。。

そもそもメーカーに聞いても、まず
洗浄ができるように製造された製品であるのか?という事が分からなければ始まりません。

勝手に個人が洗浄評価したところでそれはあまり意味を無しません。

それは、なぜ洗浄評価が必要なのか?と言えば世界中の誰が見ても洗浄されていると言う証明が必要だからです。個人の評価は真の洗浄評価ではありません。

ですから、まずはメーカーが製造の段階で洗浄できるように製造し、洗浄が困難なものなら、それをきちんと示すべきで、製品の取り扱いには責任を持つべきです。

ま、それが日本では難しいから世の中良くならないんですけど

国もメーカーも、こうやれ、ああやれと指導はするけど、何かあったら責任は現場に取らせると言うのが日本の風潮。これは医療に関わらず日本人の国民性のようにも思いますが。

歯科の場合、メーカーが黙りなので、全く話が進まない。

ここが今現在の問題点です。

日本の歯科のメーカーってすごくずるいなぁと思うのです。だって海外製品にはその国のガイドラインに従って製品を作り、その事を公表しているんですよ。すごい、日本のユーザーを馬鹿にしてますよね

例えば、日本ではサックバックと言って、歯科用ハンドピースが回転する時に、その陰圧で歯科用ハンドピース内部に唾液や細菌が吸引されて、次の患者に使用するとその汚染物が次の患者の口腔内に放出されると言って、すごく問題視されます。

歯科用ハンドピースの滅菌しないと感染するぞ!煽りの後は、いえ、同時に、サックバック防止機構がないと感染するぞ!煽りと言っても過言ではありません。

(細かい話になりますが、話がややこしくなるのでユニットの給水ラインの話は今は論じません)

ところが、私が質問をお願いしてお答えいただけなかった某歯科用ハンドピースメーカーは、海外の取説に以下のように掲載しています。

うちの歯科用ハンドピースは内部に汚染物質が入らないような特別にデザインしてありますと言ってます。しかも特許取得。

IMG_2273

これは、接続する歯科用ハンドピースにサックバック防止機構。。。抗吸引装置がついているものです。

そして以下は、うっかり以前の問い合わせで漏れてしまったメーカーのものです。
こちらは、接続する歯科用ハンドピース側ではなく、接続する側の歯科用チェアーの説明です。BlogPaint

そう、これはユニット側に抗吸引装置(サックバック防止機構)がついていると記載してあるのです。

つまり、歯科用ハンドピース内部の汚染の度合いは、まず
1.使用しているチェアー(ユニット)に抗吸引装置 がついているかどうか
2.使用している歯科用ハンドピースに抗吸引装置がついているかどうか

によってかなり異なって来ると言う事です。

そして、この問題 は1990年代から問題になっているのです
今、何年でしたっけ?2018年です。いくら歯科医療後進国の日本だって、さすがに対応していると思うのですが。。。

だから未だにサックバックという事を言っている皆さんは浦島太郎ではなかろうかと、個人的には思います。もうそんな議論欧米ではとっくにされて解決に向かってますけど。日本は後出しなのだから真似すれば良いだけだと思うのですが。

旧製品は安いですからね安いものには安い意味があるかもしれません。
ま、次にお話しようと思っている洗浄、滅菌が出来れば、そんなのどっちでも良いのかもしれませんが、今日は触れない、給水ラインの汚染の話になると関係してきますので、いずれにしてもこの辺りの情報は押さえていた方が良さそうです。

さて、長くなって書ききれませんが、まだ歯科用ハンドピースについては書きたい事があります。

また来週にでも気が向いたら書きます。

以上。途中経過でしたご参考までにどうぞ。
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今日からまた1週間が始まりますね


先週末はせっかく、久しぶりの何もないオフのはずだったのに。。。

なんと熱発2日間に渡り熱が下がらず、連休中ダウン
土曜日は診療だったので、患者さん、そして同僚に迷惑をかけることに申し訳ありません。

2日間寝込んだら、熱も下がって。インフルエンザは陰性だったので、また今週から仕事復帰できます。

個人的には気が抜けて魔が差したんだなってます。

慣れない講演がここ2年の間に数回続き、発表をまとめたり、文献を調べたり。
人から見たら、大した事のない事かもしれないけれど、私の中では一杯一杯だったのかなって。

本当に器が小さいんですよね。

でも・・・

お話を頂けるからには頑張ろうって冷静になると思う。有難い事だもの。
 
IMG_2194

ああ、本当に毎日の診療は楽です

私を今成長させてくれているのは、先日も発表させて頂いた首都圏滅菌管理研究会です。
(首都圏滅菌管理研究会 facebook ←いいね!して頂くと今後の研究会の予定などがわかります)

この研究会には、医院で第1回目から参加させて頂いているのですが、当初は研究会でも歯科の感染対策についてあまり知られておらず、歯科は滅菌してない汚いやばい感染するという根拠のない誤解がありました。

また同時期のマスコミの歯科用ハンドピースの使い回しの記事が感染の恐怖を煽りました。

発表の機会を運良く頂いた私は、この「歯科(歯科用ハンドピースの取り扱い)で感染するという根拠のない恐怖」を払拭する事が私の役割となりました。

歯科用ハンドピースの使い回しによる感染の事例はなく歯科での血液媒介感染が極稀である事を皆様にご報告しました。

残念ながら、今まで日本では歯科用ハンドピースがきちんと滅菌されていなかったにも関わらず感染の事例が見当たらない、にも関わらず厚生労働省の通達で歯科用ハンドピースの滅菌が課せられる事になってしまいました。。。(私はいつも申し上げますが、歯科用ハンドピースを滅菌しなくて良いとは言ってません)

通達が出された事もあり、この歯科用ハンドピースの感染煽り祭りは下火になりました。

またまた発表の機会を有難く頂いた私の役割は「歯科の洗浄、滅菌できない本当に理由が、診療報酬の低さである事を歯科以外の多くの人に知ってもらうこと。」でした。

もちろん私が所属している滅菌管理研究会は、名前の通り滅菌管理を研究している研究会ですから、滅菌に焦点が当てられるのは当然です。

歯科用ハンドピースの滅菌から端を発した歯科の感染対策へのバッシングですが、歯科用機材の滅菌は感染制御の1つの側面でしかありません。

スクリーンショット 2018-11-25 19.10.13


例えば、東北大学のデーターでは診療時の「全症例に使用患者毎に交換は52%」です。
歯科用ハンドピースを滅菌していても、汚染されたブローグで触ってるんじゃ意味がないでしょ
スクリーンショット 2018-11-25 19.12.36

こういうデーターが出ると、あたかも歯科医療従事者が悪いかのように思われがちですが、先ほども申し上げたように、私たちがいくら感染予防対策をしたいと思っても、診療報酬で補填されなければ身銭を切ることになります。

この10月の診療報酬の改定で、歯科の感染対策についた加算は3点=30円です。 

スクリーンショット 2018-11-25 19.21.22

歯科で感染対策をやっていないとバッシングする人たちは、この事には触れません。
ただただ感染対策を行っていない事だけをバッシングしてきます。

それでは全くこの業界は良くなりません。
つまりこの歯科の感染対策は診療報酬によって決められた事、つまり国策なのです。 
しかしすでに決まってしまった事ですから、歯科医療従事者はこれに従うしかありません。届出を出して3点で感染対策をするか、届出を出さずに減点されるかです。

3点30円では手袋さえも変えられませんけど。。。

もしかするとこの3点を補填するために、過剰診療。。。なんて事もありえるかもしれませんね
歯を意味もなく削るとか、やたらにインプラントを勧められるとか。。。患者さんには思い当たる方もいるかもしれませんね。

でも、もっと大きな側面で見たら、日本の医療費は年々増加していて、感染しない歯科の感染対策に診療報酬を加算するべきなのか?という疑問ももしかしたらあるかもしれません。

医療費全体に占める歯科医療費の割合は決まっていますから。
歯科で感染対策費用がないから安い治療を受けられているという事も事実です。

だからこの問題はとてもデリケートな問題で、一筋縄ではいかないのです。

だから洗浄とか、滅菌とか、1つの側面だけで議論する人たちが暴走して現場を煽るのを阻止しなければならない。

だって、私は患者さんにとって、1番利益になるようにしたいのだもの。
表立って滅菌してます、でもその費用はあなたの歯を抜いて入れたインプラントで賄ってますなんて、本当に良いんですかそんな表裏な業界になってしまって。

私は口腔というのは、とても大切な器官でもっと大切にされる分野だと思っています。
欧米ではとても価値の高い職業です。日本ではゴミ扱いですけど。

そもそもそんなインチキな事やってたら、このご時世信頼全くなくなってしまいます。

そう、すでに歯科への信頼は全くありませんけど
私、嫌なんです。本気でこの仕事してるのに。バカにされるは本当に腹が立ちます。

だから。私がやらねば私に何かできる環境が与えられるのであれば、やらねばならない。

次にやるべき事。

それが前回の発表で見えてきました。

さてーこの2日間寝込んじゃったけど、また明日から頑張ろうと思います 
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今年の夏の思い出に…

季刊誌にご縁を頂き、掲載して頂きました

歯科の感染対策と言うと、歯科用ハンドピースの事だけがとりあげられて、歯科医院があたかも悪者のように報道されます

しかしながら実際は、感染対策は国の指針に基づいており、また予算も国が決めています。
現場はそれに従っているにすぎません。

ですが現場の私たちだって現在の歯科の感染対策に問題がある事ぐらい重々承知しています。
少しでも患者さんのために現場を良くしたい。それは多くの歯科衛生士の願いです。

歯科衛生士は皆、現実と理想の狭間で苦しんでいるのです

だから限られた中で、できる事を考えなければ。
私は正しい歯科の感染について、まずは多くの人に知ってもらう事が大切だと思っています 

小さな事からコツコツと

ご縁を頂きましたサクラ精機(株)の皆様に心より感謝いたします


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昨日の日曜日第14回の首都圏滅菌管理研究会が開催されました。

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今回は、歯科外来診療における感染防止対策の基本というテーマで講演させて頂きました。
人の前で話すのは大の苦手な私ですが、発表という貴重な機会を与えて頂けるのは本当に有難い事です。

感謝、感謝

パソコン操作が上手く行かず、少々焦った事もありましたが、なんとか無事に終了いたしました。

この4月の診療報酬の改定で、歯科にもようやく感染防止対策に関する保険点数が加算される様になりました。しかしながら、その点数は3点。3点とは30円です。

日本の歯科医療は、歯科医療従事者の良心の上に成り立っているなと本当に思う、今日この頃です。
それなのに、日本では「だから歯科は。。。」とか、「歯医者」と呼び捨てにされたり。
本当なんだかなと思う事がとても多いです。

3点じゃ、手袋の交換もままならないのに。。。

私の発表の後に、多くの方が、「さすがに3点はないよね。」と言って下さったので、それだけで今回の講演の役割は達成したと、私は思っています。

ただ保険点数の問題は、感染に点数がつけば、他が下がる仕組みになっていますから、様々に問題があります。歯科医療費の分は決まっていて、その中でどう分配するかだけの話なので、まあ、意味がないと言えば意味がありません。

そもそも日本の歯科医療費は海外に比べてかなり低いですし、疾病依存型の保険点数の加点方式にも問題があります。

つまり、お偉い人の、「日本の歯科医療をどうするべきか?」という理念の上に決められる事で、しかしながら、お偉い人と言っても所詮日本人。日本人の口腔に対しての認識はかなり低いですから、日本の歯科医療が良くなる事はありません

アメリカトランプ大統領の歯はとても綺麗ですね一方日本の総理大臣の口元はどうでしょう?
専門家の私から言わせれば、

「歯磨きしてます」という汚さ。

女性の皆さん、もしトランプ大統領か、日本の総理大臣かどちらかとkissをしなければならないとしたら、どちらとしますか?

私は日本の総理大臣とは絶対にしたくありません。絶対に臭いに決まってますもの。だって、見えてる前歯の表面にも歯垢がべったり。ギャーーーーーー

日本のトップが歯垢だらけの口なのですから、日本の歯科医療が良いわけがない。だってこの方が日本の歯科医療のあり方を決めるのですよ。

日本の歯科医療には本当問題があります。やはりアジア。アメリカやヨーロッパの様に民度の高い思想には残念ながらなりません。日本人に生まれた宿命ですね

さて、毎回発表は緊張するのですが、有難い事に今回は多くの歯科の質問を頂き、歯科医療従事者の関心の高まりを感じました。

私はただの町医者の歯科衛生士で、学者でもなんでもありませんから、何でも知っているという訳ではありません。私もまだまだ知らない事がたくさんあります。

講演するごとに、私も勉強になります。

私が今、一番ジレンマに思っているのが、歯科の研究データーが乏しくて、質問に答えられないという事です。私は残念ながら研究者ではありませんから、根拠となる実験は行う事は出来ません。しかしながら、この分野を突き詰めていくと、その辺りがともて重要となってくる。

でも自分で研究する事は出来ない。さてどうするか?

じゃあ、研究してもらいたいテーマをブログに書いて、誰かにやってもらっちゃえ
どうですか?この名案

私が疑問に思っている事や、今後どなたかがこの分野で研究をされる時にテーマとしてして頂きたい事を書きます。すでに研究データーがあるものもあるかもしれませんが、それはいずれ耳に入ってくると思いますし、参考までに書きます。

・歯科用ハンドピースの取り扱いについて必ず滅菌が必要なのか?高水準消毒ではダメなのか?

・歯科用ハンドピースの現場における洗浄評価、およびメーカーによる洗浄保証の検証。

・歯科用ハンドピースのオートクレーブ滅菌における耐久性を知りたい。
(製品の機械的性能的として何回の滅菌に耐えられる様に開発、製造されているのか?)

・歯科用ハンドピースの注油の問題
(残留油の人体への影響、残留油が滅菌時に及ぼす影響、注油オイルは滅菌したらどうなるのか?)

・残留セメントの物理的処理による器具表面への影響

・一般の歯科診療時において、診療用の器具、機材について、診療直前まで滅菌が保証されている事が必要なのか?(Nクラスで滅菌したものを保管しておいて使用するのはどうなのか?)

この考察には学術的見解と、医療経済を含めた実際現場で行うガイドライン的な扱いの両方からの検証が必要となります。もちろん学術的な見解の上に臨床現場での取り扱いが決まるわけですが、どなたか歯科の分野で研究する事があったら、この辺りのテーマをぜひ研究お願いします

歯科は本当に閉鎖的で、ユーザーにデータを公表しないし、どこかの政治家みたいに、知らぬ存ぜぬがまかり通っています。

でもそのおかげで、私たち現場は質の高い歯科医療を患者に提供出来ないという弊害が生まれています。

医療とはなんぞや?

医療とは誰のためのものやねん?

という話です。

机上の理論で患者の病気を治す事はできません。本来は、目の前の患者を救うために研究があるのであり、物を売るために患者や研究データがあるのではありません。

今や研究者がある思惑を持って研究する事が多く、まさに忖度の働いた研究が多すぎます。

よく日本人は精神論を持ち出すと言いますね。精神論では物事が進まないとか。

本当にそうでしょうか?私は、人の活動の根源は心にあり、人の心が何か成し遂げたいという欲求によって動くのであり、精神論とは気持ちから始まるものであり、心のないところに良いものは生まれないと思います。

精神論、結構それが日本の職人魂を生んできたのです。グローバル化でどんどん欧米化してきて、日本はダメだと言われるけれど、ダメなのは、グローバル化という大義名分で日本人を支配しようとする権力者達です。言いなりになっていたら、日本人の個性はなくなり、いつか日本は消滅します。

今は日本という個性があるから、それを欲して買収されていくわけです。買収されて個性がなくなった時、もう価値はない。

物の本質や価値のわからない拝金主義です。

物事の本質はいつの時代にも一つ。歯科医療の本質もまた一つ。患者のための医療。それしかありません。









 
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いよいよ今度の土曜日になりました研究会のお知らせです

今度の土曜日に第14回の首都圏滅菌管理研究会が開催されます。

最近は滅菌技士の資格をお持ちの歯科衛生士さんも増えてきておりますが、この研究会は滅菌技士の資格継続の講演の一つにもなっております。

毎回歯科のテーマがあるわけではありませんが、会長の深柄先生のご厚意で、今回も歯科の講演にお時間を頂いております。 今回は歯科衛生士の皆様を対象に、歯科における感染制御の基本をお話させて頂きます

また今回は、ポスターセッションに歯科の演題が投稿されています。
歯科用ハンドピースをタイプの異なる卓上高圧蒸気滅菌器での滅菌効果検証

一般的な歯科の感染管理のセミナーでは、歯科用ハンドピースや、その他、器具機材の滅菌消毒と、かなり狭い範囲の話ししか聞こえてきません 

そのため、末端の歯科衛生士は、歯科用ハンドピースさえ滅菌していればよい、器具機材の消毒滅菌だけしていればよいというような偏った風潮が現在の歯科の大きな問題点だと私は考えています。

今回の講演では、もっと広い範囲で感染制御を捉え、その中で自分が何をするべきか?
自ら考える事のできる歯科衛生士さんが増えるように、基本的な考え方の種をお話しさせて頂きます。 歯科では教育の中で感染制御学を学びませんので、大きな概念に触れることはないかと思います。

ぜひ研究会にご参加頂き、私が播く種を、皆様が活躍する場所で育てて頂き、この歯科業界が正しい方向へ向かうようにご協力頂ければと思います。

現状の閉鎖的な歯科では、患者さんのための良い歯科医療を追求することはかなり困難だと思っており、外部で歯科の声を聞いて下さるこの研究会は、歯科衛生士にとって希望の光だと思っています。

歯科衛生士の参加に注目が集まっています。

歯科衛生士がたくさん参加する事で、その小さな声を大きくしていける可能性があります。このチャンスを無駄にする事なく、歯科衛生士さん活躍の場がもっと広がる事を祈るばかりです。そのためにも、ぜひ皆様ご自身のために、ご参加頂ければ幸いです。

歯科衛生士は、歯科医院における感染対策を担う要となる可能性があります。。。
が、要となり自分達の活躍の場を広げるのは、自分自身です。

自分たちで自分達の活躍の場を広げましょうぜひふるってご参加下さい。

お申し込みはこちら


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さて、皆様、いよいよあと1ヶ月に迫って参りました。
第14回の首都圏滅菌管理研究会で、第9回、第13回に続き「歯科外来診療における感染防止対策の基本」と題しまして、教育講演をさせて頂く事になりました

歯科衛生士は、歯科医院における感染対策を担う要。ぜひふるってご参加下さい。
お申し込みはこちら


14mekkin

私は歯科衛生士の仕事が好きで、歯科衛生士の未来は明るいものであって欲しいと願ってきましたが、どうも歯科業界自体が低迷していて、私が望むような明るい未来は歯科衛生士には期待できない気がしています。

しかしながら、それは、歯科衛生士自身に問題があり、自分達で自分達の置かれている環境を良くしたい、変えたいと思っていないからだと私は思っています。

この首都圏滅菌管理研究会は、元々は病院の中材を担う方々の研究会で、そのような歯科業界外の研究会に歯科衛生士として参加でき、声をあげる事ができるのは、とても貴重な機会だと思っています。

歯科衛生士が外に向かって声を上げないが故に、歯科衛生士の業務はどんどん縮小し、経済的にも困窮し、そして人材も集まらなくなっています。

そして、本当の歯科衛生士の仕事を理解していない歯科衛生士が多すぎます。

最近はともするとマッサジー屋か、エステシャンかのような歯科衛生士が増えすぎ、学術的な話をする歯科衛生士が全くいないのが非常に残念です。

これでは業界が伸びるはずがありません。

歯科衛生教育もしかり。歯科衛生士の未来像が誰の中にもない。

まあ、私はもう40半ばなので、これで逃げ切りです。そして、組織に所属しようと思った事も何度もありましたけど、組織のあり方を見ているととても私には合いそうにありません私、生意気なのでね

大きな事を変えるのは、組織と言われますけど、腐った組織に属するのはストレスがかかるばかり。

私は足の引っ張り合いではなく、ひらめきと直感で、アイディアを出しながら、前向きな組織で仕事がしたいのです。

首都圏滅菌管理研究会の会長である深柄和彦先生は、私のそんな性格を知ってか知らずか、とにかく私に外に向かって話をするチャンスを下さいます。もちろん、その期待に応えなければならないという重圧はものすごいものがあり、毎回プレッシャーに押しつぶされそうになりますが、歯科の業界よりはましです。

やらない、できない、やってます。そんなマイナス組織よりよっぽど良いです。

で、そんなこんなで今回もお話する機会を与えて頂きました。

私は組織には属せないけど、共感して歯科衛生士の未来を明るくしてくれる仲間にはぜひお会いしたいと思っています。

そして、やはり外に働きかけるには数が重要です。研究会の歯科衛生士参加者も回を増すごとに増えています。

ぜひ、歯科衛生士の皆様。未来を明るくするべく、話を聞きにきて下さい。

そして、来ていただいた暁には、どうか私にお声がけ下さいね。そして、ご興味ある方がいらっしゃれば、研究会ではメンバーを募集していますので、ぜひ仲間としてご協力下さい。

皆様のご参加を心よりお待ちしております 

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歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 

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歯科では、ハンドピースの滅菌が幾度も取り上げられます。

歯科は滅菌していないと目の敵のようにマスコミに騒がれますが、その結果、ハンドピースさえ滅菌していれば良いという風潮が蔓延し、メーカーやディーラーが儲かるだけで、歯科医療の感染管理の推進は全く進んでいません。それどころか、その分の経費を私たちが負担しなければならず過剰診療が危惧されます。(歯科では感染管理に見合った保険点数はついていません。今回点数の改定がありましたがそれでも十分とは言えません。)

私は、一人の科学者、歯科衛生士として、きちんとした歯科における感染制御を考えたい。
そういう思いで、今このシリーズを書いています。
(ちなみに当医院では患者さんに使用する全ての器具、器材を滅菌し、滅菌保証しています。滅菌できないものはディスポ。使用した器具の滅菌保証は全てブログで公開しています。)

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このスライドは、平成29年12月2日の第13回 首都圏滅菌管理研究会で発表したものです。

首都圏滅菌管理研究会発表


ここからご覧になられた方は、過去の記事もご覧ください。
第1回 歯科器材の洗浄・滅菌 その1
第2回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌は何に従って行うか?
第3回 歯科用ハンドピースを洗浄・滅菌するためのガイドライン 
第4回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌に関する通達(後半)
第5回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌に関して問い合わせ結果
第6回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌のメーカー検証について
第7回 歯科用ハンドピースのサックバックによる感染

今回からご覧になった方は、上記の第1回から7回までをご覧下さい

*************************************

第7回では歯科用ハンドピースのサックバックについて、各メーカーの回答を載せました。

結論。サックバック防止機構とはハンドピースが回転を停止した時に陰圧が生じ、口腔内の唾液や血液など、汚染物がハンドピース内部に吸引されるの(サックバック)を防ぐ機構。

【目的】
1. ハンドピース内部の汚染を防ぐ
2. ハンドピースの故障を防ぐ
3. 感染予防、感染事故防止、感染のリスクを減らす

*************************************

各メーカーの回答で、サックバック機構の目的1と2は理解できましたが、3については疑問が残ります。そこで、最後の質問としてサックバックによる感染について質問しました。
 
ハンドピースによる感染について質問
ハンドピースによる感染について、滅菌が適切に行われていないハンドピース(タービン、5倍速、エンジン、ストレート、超音波スケーラー、エアスケーラーなど)が原因で患者に感染をさせたという事例はご存知でしょうか。もしそのような事例があれば教えて下さい。

G社の回答です。
G社
G社からは、2015年の、オーストラリアのニュースを御回答頂きました。
 
歯科を受診した1万1000人にHIV感染の恐れ。
歯科を受診した最大1万1000人にHIVや肝炎ウイルスに接触した恐れがあると、当局が発表した。

日本語訳では、器具の消毒が不適切だったとなっていますが、 実際のサマリーでは Poorなinfection controlと書いてあります。

手指衛生が不十分だっかもしれませんし、手袋を使いまわしていたかもしれません。器具の消毒、滅菌が不十分だったかもしれませんし、これら全てがPoorなinfection controlではありませんか?

器具の消毒と限定されてはいません。

G社

結論として、侵襲的処置の後に血液媒介感染症であると判明した26名のうちの8名は、歯科治療以外に説明がつかないとされたが、 患者が治療中に感染したかどうかについては決定的では無いと結論づけています。

M社の回答です。
M社


M社の回答では国内での患者へ感染させたという事例は把握していないという事で、海外の事例として、 アメリカのキンバリー事件をご提示頂きました。

1991年キンバリー・バーガリスさん(当時20代前半のアメリカ人女性)が通院していた歯科医院でHIVに感染したことが明らかに なったというものです。

よく歯科の感染の話になるとこの事例が 取り上げられるのですが、

M社

これは、HIVに感染していた歯科医師からキンバリーさんへHIVが感染した可能性があるという結論がCDCから出ており、患者に使用した器具を別の患者に使用して起きた交差感染ではなく意図的に複数の患者に感染させたのではないかと考えられています。遺伝子検査によって、歯科医師と同じ型のHIVウイルスが検出されています。 

D・S社の回答です。

D・S社

日本における資料はなく、海外での事例をご提示頂きました。

G社と同じ2015年のオーストラリアの事例。これは先ほど結論を申し上げました。
その他に2014年の英国の事例、2013年の米国の事例をご提示頂きました。

まず英国の事例。2014年、ナショナルヘルスサービス(イギリスの国営の医療サービス事業)は ノッティンガムシャーの歯科患者が明らかな感染管理の違反に基づいてリコールされたと 報告書をまとめています。

このプレスリリースには、歯科治療を受けた4526人のうち5名に C型肝炎の感染が見つかったことと、 そして主に救済についての事が書かれています。

D・S社

具体的な感染経路についての記載はありませんが、感染がいつ、どのように、伝染するか特定することは必ずしも
可能ではないとあります。

D・S社

プレスリリースには詳しい事はありませんでしたが、当時の記事やニュースのインタビューなどでは、患者間でマスクを取り替えない、手を洗わない 、手袋を取り替えない、歯科機器を滅菌しないや、従業員の証言として使った手袋を箱に詰めて新しいものと見せかけて使用するなどがありました。

そして2013年の米国の事例。
米国オクラホマで、歯科治療においてC型肝炎が交差感染した事例です。  
D・S社

結論。
これは口腔外科の事例で、汚染されたバイアルの取り扱いが原因ではないかと結論づけています。

ハンドピースによる感染について回答まとめ1
つまり、厚労省やメーカー、マスコミは、歯科用ハンドピースの滅菌をしない事があたかも歯科の感染管理の問題のように煽り立てますが、今までご覧いただいたように、歯科用ハンドピースで患者が感染した事例の報告はありません。ハンドピースを滅菌する事を推奨しているメーカーでも感染の事例を把握していない。

歯科での感染はありますが、外科処置中の針や器具の扱いの感染であれば、それは歯科特有の感染ではありません。

冒頭にも書きましたが、ある一部の皆さんが、

歯科の感染管理イコール、歯科用ハンドピースの滅菌だと騒ぎ立てるので、歯科用ハンドピースさえ滅菌していれば良いという風潮となり、真の歯科における感染管理は全く進んでいません。

さらに一部の皆さんは、歯科用ハンドピースのサックバック防止機構の有無が問題だと騒ぎ立て、あたかもサックバックがついていないと感染するかのように、また歯科用ハンドピースの使い回しで感染するかのように吹聴しています。

どこへいっても、講師がハンドピースを滅菌しない事が問題だと言います
皆さんに問います。歯科の感染管理はハンドピースの滅菌が問題なのですか?

歯科用ハンドピースが原因その感染は確認されていない。つまり皆さんの大好きなエビデンス(科学的根拠)がない

エビデンスがない歯科用ハンドピースを問題にするよりも、医科と同じように、手指衛生を確実に行う事、手袋やマスクを患者ごとに取り替える事、PPEをきちんと着用する事、飛沫感染対策をきちんと行う事、そういう事の方が大切だと思いませんか

感染の事例がない1本10万円もする高価なハンドピースを何本も買うのなら、手袋を買って欲しい。毎回手袋を取り替えた方がいい。滅菌したハンドピースを前の患者さんに使った手袋で触った瞬間に滅菌は無駄になります...つまり今現在の歯科の感染管理のレベルでハンドピースを滅菌したところでまったっくの無駄です。
 
以前にも申し上げましたが、私は歯科用ハンドピースを滅菌しなくて良いとは言っていません。

歯科医療費には限りがあります。

日本の歯科医療費は欧米の10分の1以下です。
しかしながら、そのおかげで、国民の皆さんは、安く歯科治療を受けられているのです。

これは国策です。歯科医療従事者が悪いわけでもなく、予算は国が決める事で、私たち歯科医療従事者はその中で賄うしかない。自腹を切って患者さんを守る、それは美しい話かもしれません。

では問います。

あなたは自分の身を切って、人を助け続ける事が出来ますか?毎日、毎日、365日...
どうですか?1回ぐらいならできるかもしれませんね。いや、2回、いや3回...そうやって、今まで歯科医師の先生達は頑張ってきたのですよ。

でもどんどん歯科医療費は下げられて。歯科医師が歯科技工士の面倒を見る事はできなくなりました。さて次は私たち歯科衛生士でしょうね

これは国と国民、歯科医療従事者全ての人が日本の歯科医療をどういう方向性にしたいのかを考え、予算をつけなければ解決しない問題です。

私は歯科衛生士の仕事は向いてないと思っていたけど、25歳の時にこの仕事で食べて行こうと決めました。今となっては、患者さんに一生寄り添える他にはない職業が大好きです
だからこの業界のために頑張ろうと思っています。

人前に出るのは苦手で、組織に属するのも苦手だけど、ご縁があって歯科の話を依頼頂き、頑張ってこうやって話しをしています。

部外者が何もわからずにわかったようにこの業界の事を誹謗中傷するのはやめて下さい。誹謗中傷する前に、歯科業界の事、正しい歯科の感染制御の事をきちんと知って下さい。

歯科用ハンドピースが問題だと言っている方々に問いたいのです。この歯科医療費が押されられて、余裕がない現場で、今現在歯科が取り組むべき感染管理はハンドピースの滅菌なのか?と。
ほとんどハンドピースが問題だと言っている人は現場の人ではありません。

部外者、メーカー所属の歯科医療従事者、病院勤務の医療従事者または歯科医療従事者で病院で感染費用を賄ってもらえる、そんな人たちが講師となって歯科の感染の事を論じます
つまり利益相反のある方々や忖度です。
 
開業医の現場も理解して下さい。業界全体を見て下さい。自分の利益のためだけに吹聴するのはやめて下さい。

歯科はほとんどが開業医です。
そして、このブログを読んでいる皆さんも患者として開業医にかかるのですよ。。。

え?自分はかからない?年をとればわかります。今は大学病院に電車に乗って行っていても、いつか自分で歩けなくなった時、自分で歯医者を選べない時がきます。今、開業医の感染管理を考える事は現在もしくは未来の自分が受ける歯科医療の質を担保するという事です。

叫びすぎました開業医の私なんかが叫んでも相手にもされないけど。
でも相手にされないので、叫べるのですけどね。

5月の首都圏滅菌管理研究会で、また歯科の感染についてお話しさせて頂く機会を頂きました。

歯科用ハンドピースだけじゃない感染管理を是非一緒に考えにきて下さい
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オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証

【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】
歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです ^ ^

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歯科では、ハンドピースの滅菌が幾度も取り上げられます。

歯科は滅菌していないと目の敵のようにマスコミに騒がれますが、その結果、ハンドピースさえ滅菌していれば良いという風潮が蔓延し、メーカーやディーラーが儲かるだけで、歯科医療の感染管理の推進は全く進んでいません。それどころか、その分の経費を私たちが負担しなければならず過剰診療が危惧されます。(歯科では感染管理に見合った保険点数はついていません。今回点数の改定がありましたがそれでも十分とは言えません。)

私は、一人の科学者、歯科衛生士として、きちんとした歯科における感染制御を考えたい。
そういう思いで、今このシリーズを書いています。
(ちなみに当医院では患者さんに使用する全ての器具、器材を滅菌し、滅菌保証しています。滅菌できないものはディスポ。使用した器具の滅菌保証は全てブログで公開しています。)

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このスライドは、平成29年12月2日の第13回 首都圏滅菌管理研究会で発表したものです。

首都圏滅菌管理研究会発表


ここからご覧になられた方は、過去の記事もご覧ください。
第1回 歯科器材の洗浄・滅菌 その1
第2回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌は何に従って行うか?
第3回 歯科用ハンドピースを洗浄・滅菌するためのガイドライン 
第4回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌に関する通達(後半)
第5回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌に関して問い合わせ結果
第6回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌のメーカー検証について

今回からご覧になった方は、上記の第1回から6回までをご覧下さい

*************************************

第6回目までの復習ですが、歯科用ハンドピースの取り扱いについて厚生労働省はガイドラインに従うようにとの事でしたが、ガイドラインを確認したところ、明確なエビデンスはありませんでした。

通達の後半には添付文書で指定された使用方法を遵守するようにとの記載もありましたので、添付文書を作成している各メーカーにパブリックコメントを求めましたが、結果、添付文書に記載があってもハンドピースの洗浄、滅菌に関して内部洗浄試験や内部滅菌検証試験が行われていないことがあるという事がわかりました。 

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つまり私たち現場の医療従事者は、エビデンスがないのに歯科用ハンドピースの滅菌をするように強要され(ハンドピースの滅菌にかかる費用は現場の持ち出しです)指示された方法に従うも本当に洗浄・滅菌できているかメーカーで確認されておらず、しかしながらその責任は現場の私達がとるというなんとも理不尽な状況です。私は誰かを責めたいのではなく、この現状を多くの人に知ってもらい、歯科医療が正しい方向に修正される事を望みます。

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さて7回目の今日はハンドピースのサックバック防止機構についての考察です。

これは歯科医療従事者でさえもが問題だ と言いますが本当に問題なのでしょうか?

サックバックに関して問い

問1.
サックバック防止機構は何のためについているのですか?感染予防のため、または機械の故障を防ぐためですか。その他の理由があれば教えて下さい。
サックバック防止機構は何のためG社回答1

サックバック防止機構は何のためG社回答2

サックバック防止機構は何のためMO社回答
サックバック防止機構は何のためKA社回答
サックバック防止機構は何のためD・S社社回答
問2.
サックバック防止機構の有無で滅菌方法に違いはありますか?

洗浄滅菌方法に違いはあるかG社回答
洗浄滅菌方法に違いはあるかMO社回答
洗浄滅菌方法に違いはあるかKA社回答
洗浄滅菌方法に違いはあるかD・S社回答
問3.
サックバック機構の有無と患者の感染リスクに違いはありますか?

サックバック機構の有無と患者の感染リスクの違いG社回答
感染リスクの違いMO社回答感染リスクの違いKA社回答
感染リスクの違いD・S社
まとめ
サックバックまとめ1
各メーカーの回答をまとめますとサックバック防止機構とはハンドピースが回転を停止した時に陰圧が生じ、口腔内の唾液や血液など、汚染物がハンドピース内部に吸引されるのを防ぐ機構のこと。

ここできちんと、整理しないといけないことがあります。

それは、吸引された汚染物がどこまで広がるか?を理解しないといけません。

ある論文では、この汚染はハンドピースを越えて、配管を介してユニット内部を汚染するためハンドピースを滅菌するだけでは不十分であると結論づけています。

前回の発表時には、あまりにも皆様の関心がハンドピースの滅菌と、サックバックの有無に集中している感がありましたので、感染の広がりまでは触れませんでした。

そもそも、海外のユニットでは、ユニット自体にサックバック防止機構がついていると聞いています。

ふと。日本のユニットはどうなっているのだろうか?

歯科での感染制御を理解してもらうためには、段階的な戦略が必要です。

サックバックで、汚染がハンドピース内部、またはそれ以上広がるにしても、それによって、感染するのかしないのか?が重要です。

次が本丸です。ハンドピースの使い回しによる感染について。
ハンドピースが原因で感染が起きた事例を次回は考察していきます。

学びの種を頂いて、その原理原則をきちんと守り、自ら考えていかなければならない。

一流選手とは、1%のひらめきと99%の努力なのだと、オリンピックシーズンの今季、どなたかがおっしゃっていました。

1%のひらめきは、99%いえそれ以上の努力がないとひらめきはおこらないのだと思います。

自身に言い聞かせて。

今週も頑張ります 
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歯科では、ハンドピースの滅菌が幾度も取り上げられます。

歯科は滅菌していないと目の敵のようにマスコミに騒がれますが、その結果、ハンドピースさえ滅菌していれば良いという風潮が蔓延し、メーカーやディーラーが儲かるだけで、歯科医療の感染管理の推進は全く進んでいません。それどころか、その分の経費を私たちが負担しなければならず過剰診療が危惧されます。(歯科では感染管理に見合った保険点数はついていません。今回点数の改定がありましたがそれでも十分とは言えません。)

私は、一人の科学者、歯科衛生士として、きちんとした歯科における感染制御を考えたい。
そういう思いで、今このシリーズを書いています。
(ちなみに当医院では患者さんに使用する全ての器具、器材を滅菌し、滅菌保証しています。滅菌できないものはディスポ。使用した器具の滅菌保証は全てブログで公開しています。)

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このスライドは、平成29年12月2日の第13回 首都圏滅菌管理研究会で発表したものです。

首都圏滅菌管理研究会発表


ここからご覧になられた方は、過去の記事もご覧ください。
第1回 歯科器材の洗浄・滅菌 その1
第2回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌は何に従って行うか?
第3回 歯科用ハンドピースを洗浄・滅菌するためのガイドライン 
第4回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌に関する通達(後半)
第5回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌に関して問い合わせ結果

今回からご覧になった方は、上記の第1回から5回までをご覧下さい

第5回目までの復習ですが、歯科用ハンドピースの取り扱いについて厚生労働省はガイドラインに従うようにとの事でしたが、ガイドラインを確認したところ、明確なエビデンスはありませんでした。

次に、通達の後半には添付文書で指定された使用方法を遵守するようにとの記載もありますので、添付文書を作成している各メーカーにパブリックコメントを求めました。ハンドピースの取り扱いについては、6社中4社より回答を得ました。

問1
ハンドピースの洗浄・滅菌について、5倍速、エンジン、ストレート、タービンなどのハンドピースに於ける注油やウォッシャーエィスインフェクターで内部洗浄は本当に出来ているのかを検証されたかどうかを教えて下さい。また同様に滅菌器で内部まで本当に滅菌が出来ているかを検証されたかどうかと教えて下さい。文献、資料等、可能であてばご提示して頂ければ有り難く存じます。

G社1

G社2
MO社1
MO社2
KA社1

KA社2

D・S社1

D・S社2
まとめです。
添付文章を遵守するようにとの通達だが、添付文書に記載があってもハンドピースの洗浄、滅菌に関して内部洗浄試験や内部滅菌検証試験が行われていないことがある

ガイドラインにはエビデンスがなく、添付文書通りに行なったとしても、その方法で洗浄・滅菌できるのかどうか確認されていない。

私たちは一体何を基準に洗浄や滅菌を行えばよいのでしょうか?

ガイドラインもエビデンスがなく作成できず、メーカーも誰もきちんとできるかどうかも検証していない中で、きちんと洗浄・滅菌しなさいと通達を出されるのは一体どういう事なのだろうか?

全ての事がずさんな中で、現場の歯科医療従事者だけが責められ、身銭を切って洗浄・滅菌を行い、過酷な労働にさらされ、夜間診療をはじめ24時間働かされる、働き方改革もへったくれもないこの業界で、患者のためと思って一生懸命働いている歯科衛生士が日の目をみる事はない。

予算もつけずに働き方改革で診療時間を短くする事は、もう患者さんの歯を削り倒して、歯を抜いて、インプラントをしてそのお金を稼ぐしか方法がない。

国は歯科医療従事者の生活権を握っており、生活が保証されない中で良い医療をしろというのは、本当にどうかしていると思う。

はい、文句を言うなら、歯科業界をやめろってことですね

今回歯科の診療報酬が上がりましたが、きちんとした医療をするにはほど遠い点数です。
初診、再診でついた点数は3点と聞いています。3点て。。。30円ですけど、何かの間違いじゃ

この業界はそんな業界です。

いい人材なんて絶対にこないです。こんな仕事
人材のレベルイコール、皆さんの受けている医療の質です。国民の皆さんにもよく考えて頂きたい問題です

最後になりましたが、私は今回の発表でメーカーを含めて誰かを責めるつもりはありません。

ただ、現状を明らかにする事で、歯科医療従事者やメーカーに正しい事を知ってもらい、改善出来ることは改善していただき、患者さんに良い医療が提供できるようにしたい…
ただそれだけです。

全ては皆さんが受けたい歯科医療の実現のためです。
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歯科では、ハンドピースの滅菌が幾度も取り上げられます。

歯科は滅菌していないと目の敵のようにマスコミに騒がれますが、その結果、ハンドピースさえ滅菌していれば良いという風潮が蔓延し、メーカーやディーラーが儲かるだけで、歯科医療の感染管理の推進は全く進んでいません。それどころか、その分の経費を私たちが負担しなければならず過剰診療が危惧されます。(歯科では感染管理に見合った保険点数はついていません)

私は、一人の科学者、歯科衛生士として、きちんとした歯科における感染制御を考えたい。
そういう思いで、今このシリーズを書いています。
(ちなみに当医院では患者さんに使用する全ての器具、器材を滅菌し、滅菌保証しています。滅菌できないものはディスポ。使用した器具の滅菌保証は全てブログで公開しています。)

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このスライドは、平成29年12月2日の第13回 首都圏滅菌管理研究会で発表したものです。

首都圏滅菌管理研究会発表


ここからご覧になられた方は、過去の記事もご覧ください。
第1回 歯科器材の洗浄・滅菌 その1
第2回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌は何に従って行うか?
第3回 歯科用ハンドピースを洗浄・滅菌するためのガイドライン 
第4回 歯科用ハンドピースの洗浄・滅菌に関する通達(後半)

今回からご覧になった方は、上記の第1回から4回までをご覧下さい

第4回目の復習ですが、歯科用ハンドピースの取り扱いについてはガイドラインに従うようにとの事でしたが、ガイドラインを確認したところ、明確なエビデンスはありませんでした。

エビデンスがないのに、そして、ハンドピースの洗浄や滅菌費用に正当な保険点数もつかないまま(つまり歯科医院が自腹を切ってハンドピースを滅菌しなさいと国は通達しています。患者さんの皆さんは、自分たちが身銭を切らずに、歯科医院が自腹を切って滅菌してもられるのだから良いと思うと思います。

でも、思い出して下さい。歯科以外でも、コスト削減だけに目を向けた業界の不祥事はたくさんあったと思います。必要な柱を抜いて建築されたマンション。産地を偽装された食品...

皆さんにとって、医療にお金の話はタブーかもしれません、でも、かかるお金はかかるのです。この費用の問題を抜きにして、歯科の感染の話はできません。アメリカやヨーロッパの10分の1程度の治療費で歯科医院を経営しているのが日本です。

日本の国民皆保険制度は世界から見たら素晴らしい。誰でも、いつでも、安く医療が受けられる。そのコンセプトは素晴らしいけれど、あまりにも異常です。まあ政治家の皆さんもテレビを見ても、歯が汚いし、ギンギンギラギラ銀歯が見え隠れするし、歯科医療には関心がないので、歯科の点数が上がらないのも無理はありません。

口腔ケアが重要だなんて、みんな口先だけでは言うけれど、口腔ケアという名の下に、医科の傘下に口腔ケアを入れて保険点数を取りたいだけの話です。

様々な問題がありますが、これらの問題については今日はテーマではないので、この辺で。

さて、ハンドピースの話に戻ります。以下に添付文書に指定した方法を遵守とあったので、
 
厚労省通達

各メーカーにパブリックコメントを求めたところまで話をしました。

求むパブリックコメント

問い合わせの結果です

問い合わせ結果

12月に開催する首都圏滅菌管理研究会で歯科器材の洗浄について話をするのでとお話し、その上でパブリックコメントをお願いしたいと連絡しました。

このパブリックコメントへの回答回収は難儀しました

各社、メールや電話をしましたが、返事がなかなか来ない

私の難儀な質問に、難儀ながらも誠意を持って答えてくださったメーカー、こちらから再度メールをしてやっと回答してきたメーカー、時間がかかると言って、ついに研究会当日まで返信がこなかった国産ハンドピースメーカー(2社)があります。この2社は連絡すると言って、未だに連絡はありません。
(実際の発表では全てメーカー名を公表しています)

私としてはすごく残念でした

質問した側の私が言うのも何ですが、回答はメーカー側にとっても非常にシビアな問題だったと思います。昨今のマスコミを始めとする世の中の悪と決めつけたものに対する批判はものすごい。
メーカーを批判するために、私が回答を求めたと思われても仕方ないとは思っていました。

でも、私は最初からメーカーを批判するために回答を求めたのではなく、これをきっかけに歯科業界に正しい感染管理の知識を広めたい、知ってもらいたいと言う思いで調べ始めたものです。

だから、答えとして「現段階ではコメントできない。」でもよかったのです。
それはそれで理解できますし、あえてそれを批判する気もありませんでした。

でも、連絡すると言っておきながら連絡が来ないと言うのは、約束を破ったと言う事で、問題の云々ではなく、非常に残念に思います。

商売って何でもそうですけど、人と人の信頼の上に成り立つのではないのでしょうかね。。。
お客様からお金を頂くと言うのは、人様からお金を頂く事で、それは信頼があってこそ、あなたの所の商品を買いますって事なのではないかと思うのですけどね。。。

メーカーを信頼できないって。。。残念です。

私は何の肩書きもない、ただの小さな開業医の歯科衛生士です。
だからそういう扱いをされても仕方ないと思います
そういう目にあう事にもだんだん慣れてきました(慣れたくないけど)

長くなってしまったので、今日はここまでにしたいと思います。今日のブログは単なる愚痴ですね

歯科業界で今一番すべき事は信頼の回復ではないかと私は思っています。

首都圏滅菌管理研究会に参加させて頂いて、この業界の者として私が感じた事。
「歯科はハンドピースを滅菌してない歯科は感染管理してないだから歯科は(-ε-)」

患者さんも良く言いますよね、「歯医者」って呼び捨にして「だから歯医者は(-ε-)」

非常に残念に思います。これは歯科が皆さんに信頼されていないから罵倒されている、違いますか?
尊敬している人に向かって、「お前、感染管理してねーだろだから歯科はダメなんだよっ」とは言いませんよね...それなりに敬意を払った話し方をするでしょう尊敬してたら。

その不信感を払拭する。それが今私に与えらた使命だと思っています
これはなかなか薔薇の道です。辛いなぁ。。。

気を取り直して、今週も元気に頑張ります

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では次回は、各メーカーの回答をご紹介していきたいと思います。
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