歯科用CT

August 08, 2018

左上7番の歯石除去。術前術後のCT画像。


オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証

【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】

こんにちは歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 

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久しぶりに症例を出します。

本当、ここ数年は忙しすぎて、ゆっくりブログ。。。いえ文章を書いている時間が取れないのです 
ブログを書いている時間があるなら、スライド作成の資料探しをしないと。。。みたいな

たまには、症例も書かないと。講習会参加の行きました〜♪のブログじゃつまらないですもんね

今日は初診から3年。驚きの症例を今日はご紹介します

左上7番。排膿あり。出血あり。動揺あり。P急発で歯科医師が抜歯と診断。他の歯の治療をしながら、全顎的なクリーニングを並行して行う。

抜歯が決まっている歯なので、歯石の除去を行っても時間と費用の無駄になります。

最初は、6番を守るために、7番の6番寄りの歯石だけを取ることを提案。思いの外、歯肉の治りが良かったので、とりあえず取れるだけ歯石を取りませんか?と提案。

で。。。

最初は、排膿と動揺があり、物が噛めない。。。だったのですが。今となってはお肉が噛める

術前。

XYZView1
術前のCT画像です。近心には骨がなく、遠心にも骨がない。しかも根尖まで。
18.08.08.SRP1
6番、7番を口蓋側から見たところです。エアーでポケットが開きます。中に歯石も見え隠れ。
18.08.08.SRP2
6番近心。大きな歯石が見えます。
18.08.08.SRP3
除去後。
18.08.08.SRP4
7番の近心。こちらにも大きな歯石が。
18.08.08.SRP5
除去中。ポケット内に歯面から浮いた大きな歯石があります。
18.08.08SRP6
7番の遠心。中央に黒い大きな歯石。
18.08.08.SRP7
7番の遠心ですが、ダイレクトに超音波スケーラーを当てて除去します。

これは何度かに分けて歯石を除去を行っています。写真はその中の抜粋。

初回は先ほども申し上げましたように、6番温存のための7番近心のみの歯石除去。

当然、1度縁上だけでも除去すれば、歯肉の炎症が引きますから、必然的に縁下の歯石が見えてきます。さらに炎症の軽減により出血量も減り、術野の確保がさらにしやすくなります。

で。。。

術後、患者さんの訴えは6番と7番の間に物が詰まるんです 

当初噛めなかったのに、噛めるようになると噛めなかった時の記憶は薄れて、新たな欲求が現れてくるでもそれも歯が助かったからですから。良いのですけどね 

処置は無麻酔です。

XYZView2
7番の近心も、遠心にも、歯槽硬線がはっきりと見えています。上顎洞底部の膨隆もなくなっています。

ただ一つ言えること。きちんとした歯石の除去無くして治癒はありません。いくらフラップを開けようが、歯石の除去がきちんとなされなければ、それは全く意味がありません。

とにかくキレイにすること。そして綺麗にすること。ただそれだけの事なのだと思います

歯科衛生士の私がこのような症例を提示できるのは、歯科用顕微鏡のおかげです。

ある歯科衛生士さんたちは、歯科用顕微鏡を患者モチベーションのためのツールと言います。

本当ですか歯科用顕微鏡はビジュアル効果のためのおもちゃじゃありません。
列記とした治療器具です。この処置を歯科衛生士がするためにあるものです。

勘違いしないで頂きたい、そして、それを吹聴するのはやめて頂きたい。
歯科衛生士の仕事の可能性を大きく広げる治療器具なのに、歯科衛生士が使うのは、テレビモニターだなんて。

どうかと思いますよ。歯科衛生士の地位あげたいんでしょ?

これは特別な処置じゃなくて、毎日、毎日、ポケットが深くても、浅くても、いつも同じ処置をしています。

明日も淡々と。頑張ります


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November 04, 2013

2013.11.04 セミナー 歯を診る

画像1
世の中3連休。皆様いかがお過ごしでしょうか?

歯科衛生士たるもの日々精進。本日はCTのセミナーに参加しております。

午前中、前半はCBCTの開発者である新井嘉則先生のお話でした。

歯根膜、間葉細胞、リモデリング、など興味深いお話を聞くことができました。

ふと。歯石の存在は物理的血流不足につながるのではないかと歯科衛生士的考えにいたる。

まあ 。。。 そんな小さい事はどうでもよいことかもしれないが(笑)

というわけで後半お腹一杯ですが頑張ります(o^^o)

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February 20, 2013

世界最先端歯科用CBCT(歯科用コンビームCT)導入

naomiブログをご覧の皆様、こんばんは歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 

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歯科医師の先生向けの歯のクリーニング及び一般の方向けの歯のクリーニングのみのご受付を承っております。詳しくはお電話でお問い合わせ下さい。ご希望の衛生士がいる場合はお電話にてその旨もお伝え下さい。

平成15年の調査によると日本における歯科定期検診の受診率は20%。定期検診で歯周病の検査をしている所はわずか14.4%だそうです。当医院の定期健診(メインテナンス)では虫歯及び歯周病のチェックは必須です。

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今月当医院に遂に世界最先端の歯科用CT(CBCT)が導入されましたオオーw(*゚o゚*)w

CBCT

1972年エックス線を用いたComputed Tomography(CT)の発明により初めて人体の輪切り像が得られるようになり、その後様々な改良により三次元的な画像診断が可能となりました。

歯科ではデンタルやパノラマ撮影による二次元的な画像診断が主に行われてきましたが、インプラントや顎関節症などのニーズの高度化に伴い、三次元的な画像診断技術が求められる様になりました。これまでは医科用のエックス線CTやMRIが頭頸部腫瘍や顎関節症などの診断に応用されてきましたが、被爆線量、解像度、装置の大きさ、撮影費用の点で歯科用エックス線CTの開発が望まれていました。

歯科用CTは正確にはCone Beam CT(コーンビームCT)と呼びます。

医科用CTはFan Beam(ファンビームCT)です。ファンというのは扇形という意味で、エックス線束が扇形に照射されます。

fan beam

それに対して 歯科用CTはコーンビームです。コーンというのは円錐形という意味で、エックス線束が円錐形に照射されます。

cone beam

ファンビームは基本1周の撮影で1枚の画像しか撮影できませんが、コーンビームは1周の撮影で 数百枚の画像が撮影できます。コーンビーム 方式のおかげで、低被曝短時間細かいスライス画像取得が可能となりました。 医科用CTの断層厚は最薄で0.5mm。当医院に導入されたCBCTのスライス厚は0.125mm。
またボクセルサイズ0.125×0.125×0.125mm。人間の視覚で認識できる限界の解像度を追求し、また撮像範囲も(FOV:field of view)がΦ40×H40mmと非常に小さくする事ができました。

スライス厚が薄くボクセルサイズが小さいという事はそれだけ蜜な情報をより高精度に知る事ができるという事です。更に撮影範囲が狭いですから被爆する範囲も狭く、低被爆という事です。患者様のメリットを最大限に考えた患者様のためのCTです。

CBCTの出現により顎関節はもちろん顎骨や根管、歯根膜、歯根と上顎洞底や下顎管との関係などよりミクロな世界を三次元的に把握する事ができるようになりました。

私達は日頃の診療の中で歯周病の初期治療として歯肉縁上及び縁下の歯石の除去を行いますが、最終的なゴールは歯槽骨の再生です。しかしながら歯槽骨の再生は非常に難しい。

従来の歯周外科処置では歯肉を開くため組織のダメージが大きく、組織を再生する必要な組織を含めて歯を支持するための歯肉を大きく削ぎ取る事になります。

術後は歯肉が退縮して知覚過敏が起きたり、プラークコントロールがより難しくなり再発も多い。

歯科用顕微鏡を使用して歯肉を開く事なく、歯周ポケット内面をポケット上から覗いて歯肉縁下歯石の除去を、軟組織を傷つける事無く除去するのは組織のダメージを最小限に止めるためです。

今まで歯肉が健康である証拠である歯根膜や歯槽骨の状態はデンタルX線上では平面(二次元)でしかなく、近遠的な診断はできても頬舌的診断は不可能でした。CBCTの導入により術前の三次元的な診査が可能となり、また術後の歯根膜の回復や歯槽骨の再生も立体的に確認する事ができるようになります。

CBCTの導入により正確な診断ができるようになり、そして治療結果も正確に把握する事が出来るようになります。

低侵襲な処置ができる歯科用顕微鏡と最先端最新式のCBCTの導入により、皆様に最高の技術が提供できるようになります。

さて。最先端の器機に負けないように腕も磨かなければ明日も頑張りましょう

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August 08, 2011

歯科用CTと歯科衛生士

naomiブログをご覧の皆様、こんにちは歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです!

05f594a4.jpg昨日は日曜ですが、歯科用CTの読像について勉強して参りました。

沈黙の病気と呼ばれる歯周病。
歯周病の治療において再生療法が目覚ましく進化を遂げている昨今。
再生療法につなげるまでに、初期の炎症を押さえる初期治療を担う、歯科衛生士の役割は非常に重要だと思います。

レントゲンの写真だけでは、立体的な骨の吸収の診断は難しく、また、骨の再生においても、立体的な骨の回復の状態を把握するのは難しい。歯周再生療法を行うための正確な診断にはやはりCTが必要となります。

しかしながら、まだまだ多くの歯科医院ではインプラントの術前の検査にしか歯科用CTを応用していません。

物は使いようとはよく言ったもので、歯科用顕微鏡も、歯科用CTも、歯を抜歯するための診断に使うケースが非常に多く、歯を残す為に使用している医院がまだまだ少ないことを残念に思います。

私が危惧しているのは、どんどん歯科用CTを備えている医院が増えて、どんどん患者様の歯がぬかれていくのではないか?それが心配です。

歯科用CTといっても、何に使うかによって撮影範囲が異なります。本来、歯を残そうと思えば、歯1本を撮影できる歯科用CTが売れるはずですが、現実はインプラントの診断に使用する広い範囲を撮影できるものが売れている様子そのうち歯1本が撮影できる機種は開発されなくなってしまったりして。考えただけでも恐ろしいことです。

物は使いこなせてなんぼです

私達歯科衛生士が歯科用CTに触れる機会はまだまだ少なく、また、私の患者様に歯周病の患者様が増えてきたこともあり、本当の骨の再生を目指して処置をしたいなぁという想いもあり、このたび勉強して参りました。

詳しいメモ書きは東京マイクロスコープ顕微鏡歯科☆オーラルハイジニストnaomiブログへ。

歯科用顕微鏡を使用し始めて、私の臨床も大きく変わりました。

今まで見えなかった歯石が見えるようになり、今までとれなかった歯石をとれる可能性が高くなりました。

いろんな意味で進化しており、またその進化にともなって、必要な知識も増えて参りました。

昨日の研修会では、歯根膜や骨に関しての理解が深まりました。 

また明日の臨床から、この知識を活かして、患者様の幸せに繋げられればと思っております

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