顕微鏡歯科 Advanced Care Dental Office リップデザイナー☆naomi

はじめまして。Advenced Care dentai Office マイクロスコープ顕微鏡歯科☆歯科衛生士naomiこと戸田奈緒美です。歯を綺麗にする事が私の「仕事」です。良い「仕事」をするために歯科衛生士道まっしぐら。日々精進。

カテゴリ: メインテナンス


オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証

【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】

こんにちは歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 
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今日はあいにくの曇り空皆様、天気に負けずに、今週も頑張って行きましょう

さて、先日、クインテッセンス出版から、歯科衛生士向けの初のマイクロスコープ教本「明日から使える!歯科衛生士のマイクロスコープ活用法」がついに登場しました

dental hygienist book


2011年11月に第8回日本顕微鏡歯科学会学術大会で第1回の歯科衛生士シンポジウムから、早7年。
学会でも認定の歯科衛生士が増えたようでやっと教本が発売される事になったみたい

私は、アウトローなので、 学会員ではありますが、認定は取得していませんし、今回の本に出ているわけでもありません

しかしながら、歯科用顕微鏡を扱う歯科衛生士としては、この歯科衛生士の歯科用顕微鏡を使用するという分野が発展する事はとても嬉しく思います。

毎年、顕微鏡のイヤーブックを見て、この分野の進歩は確認しているわけですが、今回の本を見て、やっと歯科衛生士の拡大率がここまできたか〜と嬉しく思いました。

処置前の確認はかなり高度なレベルを感じました。いくら顕微鏡を使用していますと言えども、きちんと見えなければ意味がありませんからね。

しかしながら、処置後の写真がほとんど出ていなかったなぁ。。。

たとえ歯科用顕微鏡があって、歯石を確認できても、歯石を除去するのは至難の技。

心から私も誰かに教えてもらいたいのですが...自分で考えるしかありませんかね。。とほほ

20150311kenbikyou


メインテナンスの患者様です。右上7番を口蓋側から見ています。

20180318_SRP1

いかがでしょうか?歯肉の状態。辺縁に発赤もなく、辺縁もしまっているように見えます。
ただ少し、歯面から離れている感じはありますが、特に病的には見えません。

歯科用顕微鏡があっても、拡大するだけではその持ち味を十分に生かしているとは言えません。
顕微鏡があるだけでは、ただの拡大する器械。そこに歯科衛生士の力量が加わって、本当の力を発揮します。

20180318_SRP2-1

私の場合は直感的ですが。。。ポケットの中を覗きます。よくよく見て下さい。小さすぎてきっと何を私が見ているかわからないと思います。矢印の先の白い点が歯石の角の部分です。

当医院では、処置後に処置を動画を見せながら説明します。その時に、あまりにも小さすぎて説明しづらい。。。というのが目下の私の悩みです。

20180318_SRP2


歯肉をよけて見ます。なぜよけてポケット内を確認する気になるかと言えば、それが先ほども申し上げましたように臨床的な感でしかありません。 

しかしながら、この「臨床的な感」ひらめきとでも言いましょうか。これがとても大切だと思っています。私は、歯科衛生士は五感を養う事がとても大切だと思っています。
 
患者様にも申し上げますが、こんな小さな歯石、付着しているからと行って、すぐに何かが起こるわではありません。しかしながら、目に見えない細菌が初発で引き起こしてくる歯周病の世界からすれば、目に見える歯石というのはかなり大きな存在となります。

そして、歯石は歯肉の状態が良いとポケットが締まってしまい、中に歯石を残したまま見えなくなってしまいます。歯石は見えた時が取りどき。

先ほども申し上げましたように、顕微鏡はただの拡大する道具にすぎません。
歯科衛生士の感が「ポケットの中に何かあるはず」 と働いてくれなければ、この歯石が見えないという事になります。下の写真が術後です。

20180318_SRP3
 
いかがでしょうか?違いがわかりますか?この画像を見ても、違いがわかりにくいと思います...ですが、私がメインテナンスを思う上で、私がしたい処置はこのレベルなのです。この小さな芽を摘まない限り、歯周病は起こりますし、また再発します。

だから、患者さんとの信頼関係がとても大切だなと思います。

画像を見せても、写ってはいるけれど、その意味を理解して頂くのは非常に困難です。

私を信じて信頼を置いて来て下さる方だからこそ、この処置ができます。
だって、この歯石は私が何年も取り残して来た歯石だからです

わざと除去せずに、毎回除去して回数を稼いでいるんじゃないか、そう思われているんじゃないかと時々思いますでも、もしそう言われたら、たとえ冗談だとしても費用はお返しして2度と担当するのはやめたいと思います。

この小さな歯石の除去、見えているのだから簡単だろうと患者さんはおっしゃるかもしれません。

とんでもない歯石は小さくなればなるほど除去するのが困難になります。ものすごく集中しなければ、歯肉を傷つけますし、歯肉の中からは歯肉溝滲出液と言って液体が噴水のように溢れて来ます。そして炎症があれば出血も。すぐに見えなくなってしまう歯石を除去するのは、ほぼ自身をすり減らして行う処置です。

集中力は医科の手術に匹敵すると私は思っています。

歯科衛生士向けの教本でさえ、術後の症例が少ないように、顕微鏡で見えても除去できない歯石はたくさんあります。

しかしながら、歯周病の治療や予防は歯石の除去だけが大切なわけではありません、正しい口腔衛生士指導や、食生活など歯石の除去以外にも大切な事がたくさんあります。

トータル力。それが歯科衛生士に求められる力です。

ちなみに、今回の症例で、なぜポケットが緩いのか疑問に思いませんか?

なぜここに歯石が付着しているのか?なぜ付着していたのか?そしてこれからどうなるのか?

この患者さんは時々今回のように歯肉縁下歯石が見えて、除去しています。プラークコントロールは悪くないし、表面上の歯肉の状態も良い。出血もほとんどない。

では何がリスクか?

咬合性外傷です。咬合面のゴールドインレーの曇り。頬側咬頭の咬耗による歯牙形態とインレーの形態。つまり過重がかかっている事が予想されます。もしこれで、生理的動揺を超えた揺れがあれば歯科医師の診察にまわします。

その時に、この歯牙だけでなく、反対側の接触や、前歯の接触も確認します。

歯科用顕微鏡はただの拡大する道具です。

大切なのは、歯科衛生士の本来の力なのです
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初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)

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皆様、こんばんは。naomiです。

今週末の日本医療機器学会で歯科の講演があります

2017-06-27iryoukikigakkai


医療機器学会は、産学連携による医療技術、機器の改良並びに医療の安全の発展に寄与する事により、医学・医療の質の向上を目指し、人類の健康と福祉に貢献することを目的とする学会です。

2017-06-27meiyu

今期、興味深い内容が開催されています。
ご興味ある方はぜひご来場下さい
 
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P80905392

今日もせっせとメインテナンス中でーす

昨日は、カリソルブ、ペリソルブのお話を聞き、久しぶりに海外からの刺激を受けたわたくしです。

医療は日進月歩。先生方のお知恵があったからこそ私たちの今がある事にまずは感謝。

そし私たちはそのお知恵に更に知恵を足して進歩させていかなければならない。

ヨーロッパから導入されたPMTC。今や日本の歯科医療従事者では知らない人はいないほどにメジャーになりました。

これは1990年代に、ヨーロッパから伝わった技術です。

しかしながら、ヨーロッパ、アメリカから伝わったから、皆が知っているからという理由でそれが良いものか?正しいのか?というのは、私はいつも自分で検証しなければならないと思っています。

例えば、PMTCはざっくり言えば、手技的には、リスクポイントから行う 研磨ですが、しかし、ヨーロッパの歯科疾患の予防は、PMTCだけでなし得ているわけではありません。24歳まで治療費が無料で行われている事や、国内すべてオンラインの医療システム。そういった国の背景があってのPMTCの効果なのです。

ですから日本でPMTCを同じように行ったからといって、その効果はヨーロッパとは違うはずなのです。

ヨーロッパは歯科医療が国策によって行われているのです。日本は決して国策とは言えません。それは、日本の首相をはじめ、政治家、経済学者やその他マスメディアに出ている人たちの口元を見ればわかります。日本の口腔に対する認識が、その程度だからです。

日本の歯科衛生士は、海外の手技を真似るだけではなく、予防医療の本質はなにか?を常に問い続けなければなりません。

皆さんはPMTCに疑問を持った事はないのでしょうか?

そして、皆さんは患者さんのメインテナンスで何をゴールにしていますでしょうか?
私は先日も申し上げましたように、出血しない歯肉作りを心がけています。

よくゴールにPCR20%以下を目標にしている方がいますが、といっても私もそれが正しいのではないかと思っていた時もあります。

つまり、臨床とは、常に疑問を持つ事だと私は思っています。

教科書に書いてある事、演者が語っている事、それは本当にそうなのか?臨床的効果は本当にあるのか?それは本当に患者のベネフィットにつながっているのか?臨床家として常に考える事、それがとても大切だと思っています。

さて、話を戻しますが、PCR20%以下でないといけない理由は何でしょうか?

1965年代にLoeが、歯肉炎の原因はプラークであるとおっしゃいました(非特異的プラーク仮説)
(J Periodontol. 1965 May-Jun;36:177-87.EXPERIMENTAL GINGIVITIS IN MAN.LOE H, THEILADE E, JENSEN SB.)だからプラークは除去するもの、PMTCによって除去されるものであります。

しかし、臨床家の皆さんが必ず経験していると思うのですが、プラークが付着していても、歯肉に炎症がない場合があります。その場合、皆さんはどう解釈しますか?

またプラークがなくても、歯肉に炎症がある場合があります。こちらはどう解釈しますか?

そして、歯肉炎に対してはプラークが原因かもしれませんが、カリエスについては、プラークは重要なのでしょうか?カエスの3つの輪、細菌、宿主、砂糖の重なりによってカリエスはできる。そしてニューブラン先生によって時間が足されました。しかし、ある資料では時間ではなく唾液である事を皆さんはご存知でしょうか?

つまり、カリエスは複合型の疾患であり、はっきり申し上げて未だにそのメカニズムは解明されていないわけです。

プラークを除去すれば虫歯が防げるとは誰もいっていないわけですね。

さて臨床家のあなたの意見はどうですか?

私の臨床的な解釈は、現段階ではこうです。

プラークは歯肉炎の原因になり得るため、確実にメインテナンスの時に除去しなければならない。しかしながら、世の中でバイオフィルムの除去と言われているが、私自身、どれがバイオフィルムか臨床の中で確実に答える事は出来ない。そもそもバイオフィルムが目で見えるのか?と思う。

そして、歯肉縁上のプラークを除去すれば縁下の細菌構成に影響があると言われるが、私の認識はちょと違う。確かに付着していく過程においては、縁上のコントロールにより縁下に影響があるかもしれないが、すでに出来上がってしまったプラーク層においては、縁上だけPMTCでコントロールしても意味がなく、縁下のプラークも別のものとして物理的除去で破壊しなければならない。

2017-06-26 plaquefreezone


生体にはプラークフリーゾーンがあり、組織が不用意に破壊されない限り、根尖にプラークが侵入するのを防御している。私はポケット内にプロフィーカップの辺縁を挿入して研摩するというPMTCには賛成しかねる。カップ辺縁が歯肉に当たる事によってポケット辺縁の歯肉が損傷する恐れがあるから。

生体にはそれぞれ役割があり、それは神様が創造したものでとても良くできているのである。

私が行うべきは、生体を破壊する事なく、その生体の防御機構が炎症で破壊されないように、炎症の原因となるプラークを除去し、生体の防御機能の手助けをする事である。

20170620plaque1

右上6番口蓋側。歯肉縁上にプラークを認めます。さて皆さんはこの歯のメインテナンスとしてどうしますか?PMTCのラバーカップで、このプラークを研摩しますか?さて、まずは想像してください。

この部分、

ポケットデプスは?深さはありそうでしょうか?

いえ、浅そうです。実際ありません。

プロービング時の出血は?

ありそうです。かなり出血しそう。実際出血します。

そう、まずはよく観察する事が大切です。

でも先入観にとらわれてはいけません。それから、やみくもに検査する前にきちんと何もしない状況でよく観察する事が大切です。下の写真をご覧ください。

エアーかけたらどうだろう?


20170620plaque2

プロービングも、プラークの除去もまだしていません。観察でわかる事がたくさんあります。
エアーをかけたら、ご覧の通り、1mm程度のポケットの中に完全に埋もれた縁下プラークがあります。

縁下歯石ってどうできていくかご存知ですか?このプラークがそのまま石灰化していくのです。

つまり、私たち歯科衛生士が行うメインテナンスは、歯肉縁上のプラークコントロールのみならず、ポケットが浅くても縁下内に付着しているプラークを除去する事。

つまり、縁上、縁下、歯面、隣接面、ありとあらゆる口腔内のプラークを完璧に除去する事。それが私たちのメインテナンスで行う処置です。

すると不思議な事が起こってきます。

全顎的な縁下プラークのコントロールをしていると、出血しない歯肉になってくるのです。もちろん合わせてご自身のプラークコントロールが重要ですが、出血量は大幅に減少してきます。

20170620plaque3

メインテナンスにお越し頂いたら、やみくもにプロービングする、PMTCするでは、意味がありません。

まずは観察からはじまる診査、診断が重要になります。

歯肉の観察が大切です。

いつものように書きなぐりですが。。。

様々に歯肉に関してお聞きになりたい方は、ぜひ私たちのセミナーにご参加ください。

私が皆様とお会いできる直接お話できる機会がそういう時しかありませんので

今秋10月22日の日曜日に、第6回セミナーを行います。詳細はまたUPします。
日程は決まっていますのでぜひご予定を空けておいて下さいね 

またその前に、9月30日の土曜日に多摩クリニックでお話させていただきます。
こちらは感染の話を絡めたリハと臨床の話です。定員60名ですが、現在40名程度お申し込み頂いております。是非お時間ある方は参加費無料ですのでご参加下さい。

image

http://dent-hosp.ndu.ac.jp/nduhosp/tama-clinic/event/upload/20170509-095055-7908.pdf 
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今日もせっせとメインテナンス中でーすしばらくこの写真で行きますか

画像の選択や編集に時間がかかり・・・

あまりUPしたくないのですが、でも、ご紹介しないとわからないですよね、歯科用顕微鏡の歯石除去の世界

先日ポケットクロージャーのお話を書きましたけど、何年もメインテナンスしている人でも、ある時突歯肉縁下歯石が見えることもありますし、生活環境が変わって数年いらっしゃらなかった患者さんに縁下歯石がついて来たり。

歯科用顕微鏡を使用したメインテナンスはいつも気が抜けません。

今日は、初回クリーニングの患者様をご紹介します。

右上5番の遠心。ポケット8mm。

20170621_1

6番はカリエスで残根です。遠心のポケットがエア(空気)をかけると開きます。

20170621_あ2

最大倍率。ポケットの中に歯石の頭がチョコンと見えます。ポケット幅は開くといえども2mm程度

20170621_3

プローブで深さを測るとともに、歯肉を圧排して歯石の全貌と確認します。

でも...流石にポケット幅2mmで、 深さ8mmとなれば、顕微鏡の鏡筒の覗ける角度には限界があり、歯石の底部を見るのは困難を極めます。

写真や文字だけを見ているととても簡単そうに見えると思いますが、実際にこの症例のレベルの歯石を除去している方なら、この処置がどんなに難しい処置がご理解いただけるかと思います。

そもそも、静止画のアップは、見やすいところだけをカットしていますから

実際にはこれだけ炎症があるわけですから出血はものすごいし、肉芽は寄ってくるし、超音波の水がかかるし、ミラーは曇るし見えないし

だいたい、ポケット8mmあったら抜歯するかどうか迷うレベルですよね。

20170621_4
 
そんな症例でも患者さんが望むならできるだけの事はするそれがnomi流です
これまだ途中ですが。底部ギリギリにちょっぴり歯石が残ってますものね 

私も臨床経験が長くなり、今までに歯周外科を行う先生のところにも勤務し、フラップオペレーションと言って、麻酔をして歯肉を開いて歯石を除去する処置も何度もみていますが。。。

その時だけではありませんが、外科処置では「不良肉芽」と呼ばれるものがあって、歯肉内面の不良肉芽をスケーラーで削ぎとるというのがあります

ですが、私が顕微鏡の世界で見ている中で思う事は、「不良肉芽」は不良肉芽になる由縁があるのではないかと思うのです。つまり、本来歯肉は根面に付着もしくは吸着してポケット内に細菌が侵入しない構造になっている...そのピッタリ付着したい相手が歯石でデコボコしていたら

寄り添いたいこっち側もデコボコせざるおえない。しかもそのデコボコの表面にはプラーク(細菌)が付着していて、毒素も存在する。歯肉は当然炎症が起こるし、正常な形態ではいられない。

でも...

付着したい先が平らに変化したら?歯肉は歯(硬組織)と違って軟組織。その組織は変化していく、つまり治癒...治癒という言葉もあまりしっくりこないけど、正常化していくと思うのです。いえ実際正常化するのです。再付着はしませんが、吸着はします。

それは体験済みで、私は歯肉内面を不必要に削ぎません。削げば傷になり、治癒の過程を利用して再生を図る目的で行うのでしたらそれも良いのかもしれませんが、私は歯石の除去が下手なので完全に歯石を除去できているとは思えないし、完全な歯石の除去はできないと考えています。

感染な汚染部の除去ができなければ、組織の再生はありえない

だから再生を図る目的は私にはない。炎症をおさえる事が目的なので、歯肉は切らない。

人間の体はよくできていて、体に無駄なものはないし、私たちが考えている以上に巧妙な働きをしている。私たちが理解していないだけかもしれないと私は思うのです

というわけで。昨日も画像をカットしたのですが。。。

連日歯石の除去に追われています。

というと、また誤解を生みそうなのですが、もちろん、問題ない患者さん、問題ない部位もたくさんあります。

皆さんはどこをゴールに患者さんのメインテナンスをしていますか

ポケットデプスが浅くなる事ですか

私は、出血しない歯肉作りを心がけています。

だって、出血って、歯肉炎、つまり歯周病の始まりでしょう

でも、口腔全体で、歯の全周のどこも出血しない人ってかなり少ないです。でもしない口腔も作れます。

それは私だけの力じゃ無理だけど。きちんとしたクリーニングと患者さんの手入れ、つまり協働でなせる技です

でも、その方向に導くのは担当する歯科衛生士です。

マイハイジニストあなたのお口をお任せできる歯科衛生士をぜひ見つけてください

さて。明日もがんばっぺ

 
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P80905392

今日もせっせとメインテナンス中でーすあ、いつもと同じ写真か(笑)

先日久しぶりに書きましたけど大学卒業した4月から、診療日が2倍近くに増えまして...
とにかく余計な事をする余裕な時間がないのです...

メインテナンスの患者だから余裕かと思ったら大間違いで、リスクが少ない患者さんだからこそ、集中してみないと見逃す事も多いのです。だから反対に時間がかかったりします。

さて、メインテナンスの患者様です。6ヶ月に1度ぐらい来てたかな。
最初の頃はメインテナンスに来たり来なかったりだったのですけれど、最近は毎回次回の予約を受付でとってくださいます

こんな隙間の異常にも気がつかないといけないのです、しかも風をかけてうっすら黒いという代物を...右上4番近心。
 
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見るからに覗きたくないでしょ。。。だって、ポケット幅どのくらいだと思いますか?

20170614_2

歯石の全体像はこんな感じ必ず可能なら歯石の底部を確認します。↓

20170614_3


まずは、鎌形スケーラーで除去してみようかな

20170614_4
 
ハンドスケーラー、超音波スケーラー、互いに短所、長所がありますけど、必ずしもパワーの強い超音波スケーラーの方が除去効果が高いと思ったら大間違いです。結構歯医者さんでも歯石除去と言えば、キーンみたいな歯医者さんもありますよね私はあんまり好きじゃないんですけど。。。

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ポロリほんの一部ですが除去できました1目盛1mm
でもね、これはほんの一欠片。もっと見て

歯石の底部が完全に見えていてポケット幅がある程度あって、根面とスケーラーの角度が理想的な角度になるのであれば第一選択はハンドスケーラーです
なぜなら、歯石は縁下と言えどもはじいて除去するものだからです

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 ↑でもこんな境界が不明瞭だったり、ポケット幅が狭くて、両刃の鎌形スケーラーを挿入して反対側の歯肉内面を傷つけるようなら、超音波スケーラーを選択します

でもね、超音波スケーラーだからと言って簡単に除去できるわけではなく、根面なので、パワーをあげれば痛みが出るし弱すぎると歯石が粉砕できない。ましてや先端が丸いチップは削るパワーが弱い

そして、超音波スケーラーでも、歯肉は焼けます。つまり根面に対して斜めにチップを挿入して、歯肉を圧排しながらというのは無理。触れてるだけでも焼けて来ますから、確実に排除しないといけません 

20170614_6

今日はちょっと焦点があってないけど...こんなもんで
ポケット幅2mmの処置でした

でも、これ、写真がはっきりしていないから説明しづらいのですけど、根面にほんのちょっと窪みがあるのです。。。安全ピンの先でしか触れないような窪みが

そんなところ歯石はなんとか取れても、滑沢になんかできないっつーの
そんなケースは山ほどあるのです。

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つまり皆さんが思っているよりも、根面というのは複雑な形態をしていて、そんな根面をストレートのチップで盲目的に歯石除去を行っている事自体、根面を滑沢にしているのではなく、今回の症例のように、うっすらとした歯石の壁を作っているにしか過ぎないのです

つまり、歯石の除去はほとんどできていないと思っていい
歯石が完全に除去できていないのだから、組織の再生は起こらないと私は思う。

根面の無菌化?無理無理。お口の中で出血すごいし、歯肉溝浸出液が溢れてくるし、隔離できないもの。

私がいつも目指しているものは、運よく組織や骨の再生が起これば良いけど、それよりも歯石をできるだけ除去する、そこに焦点を当てています

これは数日前の症例ですけど、今日も同じような症例をみています...また後日UPするとします

私たち歯科衛生士の役割は、歯石を完全に除去する事ではなく、メインテナンスの時間は健康教育の時間、モチベーションを上げるための時間と考えた方が良さそうです。いえそう考えるべきです。

なぜなら、直視できても、歯石は確実に除去できないのだから

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こんばんは!naomiです真面目にブログを書くのはかなり久しぶりな気がします。
なんだか最近、時間が経つのが早すぎて...昨年一年大学に行っていた事もあって、医院の仕事も滞りいえいえそんな事ありません。

よくよく考えれば、大学に行く前よりも、私の診療日数が倍になっているのです。 3日余裕があったから、大学に行ったのに。大学から帰ってきたら知らない間にブラック歯科医院に 今は連日患者さんを拝見していて、他に仕事をする時間が取れない。雑務が溜まる一方です 日々診療で忙殺。

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ですが、日々診療で忙殺という事は患者さんのお役には立っているわけで さて。先週から今週にかけては、歯肉縁下歯石除去のオンパレード。なかなかブログを書く時間はないけれど、毎日の診療はこんな感じです。

メインテナンスの患者様です初回クリーニングも合わせて、何回か拝見させて頂いているのですが今回は左下の7番に歯肉縁下歯石を認めました。 つまりは、私が取り残していた歯石です。 しかしながら、皆様にお尋ねしたいのですが、歯石って完璧に除去できるのでしょうか?

私の答えはNOそれは文献でも言われています。

★Waerhaug J:Healing of the dento-epithelial junction following subgingival plaque control. . As observed on extracted teeth. J Periodontol,49:119,1978.によれば

The chances of removing all of the subgingival plaque from all four surfaces are fairly good if the pocket depth is less than 3mm. If the pocket depth ranges from 3 to 5mm the chances of failure are greater than the chances of success, and if the pocket depth surpasses 5mm, the chances of failure dominate.

要約させて頂きますと
ポケットの深さが3mm以下はfairly good
(goodでもvery goodという表現でもない。まぁまぁ良い?という意味?厳密には除去出来ていない?)
3mm-5mmはthe chances of failure are greater than the chances of success
(要するにかなり怪しいということ)
5mm以上はthe chances of failure dominate
(明らかに実際は歯石除去できていないということ)


★Stambaugh RV, Dragoo M, Smith DM, Carasali L.The limits of subgingival scaling. Int J Periodontics Restorative Dent. 1981;1(5):30-41.によると

ポケットの深さが平均3.73mm以上になると取り残しが多くなる 

これは3.73mm以下では確実に取れるとは言っておらず、3.73mm以下でも取れない事が隠れた文章です。専門医でも歯石は完全に除去するのが難しい??のかもしれません。

これは、歯周病の専門医のデーターですから、専門家ではない私などがやれば、もちろん成功率は低くなるわけです

ただし、これは時代的に顕微鏡を使用していない盲目的作業のデーターと思われますから、一概に比較できない側面もあります。  そうです、時代は変わったのです。欧米や欧州に憧れたけど、顕微鏡を使って、歯石除去を、歯科衛生士が行なっている私がいるのは日本なのです。

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皆さんご存知ですか?歯肉はお手入れが良いとキュッと閉まり、お手入れが悪くて炎症があるとゆるくなるのです。 私が今回拝見した患者様も、この部位は前回までキュッとしまった歯肉でした。
しかし、前回いらした時に、今日はもう何でもないけど、先日ここが腫れたとおっしゃっていたのでした。 

原因はこれ
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前回はポケットクローズしていたポケットがオープンになっています。
そして中には歯肉縁下歯石が見えますまずは超音波で除去して行きましょう。
 
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顕微鏡ってすごいですよね。スケーラーの先が歯石に当たっているのがスローモーションのように見えるのです。集中していると。顕微鏡もすごいけど、人間の目の凄さもひしひしと感じます。

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パラパラ漫画みたいやってん 

20170606-3


基本的に歯肉縁下歯石を除去する時は、垂直的に縁から根尖に向かって行います。これまでの写真は結構上から見ていたアングル。 

20170606-5
 
これはほんの少しですが、角度をつけたもの。一番最初に歯石を確認した時に近いアングルですね。
斜めに見るのは、歯石の底部を知りたいから。歯石を追って行くと自然に見たい角度が変わって行きます。

20170606-6

そしてポケットクローズしていた歯肉も処置とともに少し緩んだりします。でも、この辺縁を切らない限り、またキュッとしまってきます さて、皆さんはここで歯石が取れたと思いましたか?私は...性格が悪くて、ひねくれ者。疑ぐり深い性格なので...

20170606-7

 ポケットの中にマイクロミラーを入れて、側面を直接見ます。すると、げっでしょ垂直的には除去できたように見えても、直視するとまだまだついてるのです。 ただ、この場合は、歯石もありますが、歯石だけではありません。これがまた不思議なんですけど、セメント質の添加根面がささくれ立ったようになっている事があります。

さて、これをどこまで除去すれば良いのか?

わからない私の臨床的な感覚で言えば、削りすぎちゃいけないけど、滑沢にプレーニングしなければいけないと思うのです。じゃないと、歯肉がぴったりくっつけない。つまりポケットクロージャーできない。

20170606-8

だから、こんな感じに仕上げて見ましたこれ、簡単に見えますけど、もの凄い技を使っているのです。
先日、来院された院長のお知り合いの先生に「イリタニオフィスはチームワークが良いね」って言われました。

そう、私は常にチームを大切にしています

それは顕微鏡の治療は私1人ではできないからです。この歯石の除去を可能にしたのは、私ではなく、アシスタントのAkiさんです 左下7番。ここには、下顎の骨があって、頬粘膜が近接してくるので、粘膜を抑えながら、マイクロミラーをポケット内に挿入するのは不可能です。

だから、どうしているかというと、アシスタントがミラーで頬粘膜を引きながら、エアー(風)を吹き、私がマイクロミラーで歯肉を圧排しながら超音波スケーラーで根面を滑沢にするというおそらく誰もきっとやった事が無いだろう技を使っています そして、こんな技が可能になるのは、チームワークの良さそれしかありません。本当、いつも感謝、感謝です。

20170606-9

そして、もう一度上から。最初にショットを撮ったアングルでで。ポケット底部まで確認。結合組織性付着の付着ぶまでしっかり確認しますブヒッ 先週、今週はこんなんばっかりだったな〜と言っても、私が取り残している歯石だから仕方無いけど... 歯石には取りどきがあります。

これは患者さんにもいつもお話する事ですが、私は悪さをしていない1mm足らずの歯石を歯肉をめくって傷つけてまで取る必要は無いと思っています。歯石がついて入ればいつか必ずポケットが緩む時がくる。 その時が取りどきです。

でもそれは、いつも私を信じてメインテナンスに通ってくださる患者様だけにもたらされる福音です 患者さんの頬粘膜...引っ張りすぎて御免なさいだったけど、除去できたので良かったです。まあ良いわけにはなりませんけど、無理なものは無理な時があると思うと同時に、自分の技の未熟さを大いに反省するわけです さて。

ブログ書いてないけど、毎日こんな処置をしています

余談ですが、オフィスでは土曜日に歯科衛生士のアシスタントをしてくれる、歯科衛生士の学生アルバイトさんを募集しています(学生に限ります) メリットとしては、歯科衛生士の実際の処置を見て勉強できる...とか、おばちゃん歯科衛生士の愚痴が聞けるとか ご興味ある方はオフィスまで御連絡ください。


ではまた明日も頑張りましょう
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オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証

【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】
歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)

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皆様、こんばんはnaomiです
学校を卒業して早速。大学で学んだ事を患者様に還元。↓口腔機能評価中

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私がこの1年間学校で学んできた分野。それは口腔リハビリテーション学
主には、摂食嚥下。摂食嚥下というのは、ざっくり言えば、食べる事飲み込む事。大学では、その摂食嚥下に障害のある患者さんの治療を専門にしているクリニックで実習を重ねて来ました。

当初大学に入学する時の面接で、一般開業医で歯科医師が摂食嚥下分野の治療をしていないのに、なぜ今更大学に入って勉強するのか?と何度も聞かれました

確かに、対象となる患者さんが来ないクリニックで、そこにまた戻るのに、なぜ勉強するのか?というのは疑問だったのかもしれません。

当時の私にしたら、勉強するチャンスはなかなかないし、自分が知らない事を知る事が出来るのは凄く楽しい。行かせてもらえるなら、行きたいそんな思いでした。

面接で何度も聞かれたから、不合格かなーって思っていたほど(笑)

そして私もどうやって学んだ事を生かせるのかわからなかったけど、卒業した今、早速アイディアが閃き先日から患者様に還元出来るようになりました

私がメインテナンスで見ている患者様。長い方はもう10年を超えていて、だんだんお年もめしますし、世の中的な定義で言う高齢者の方も担当させて頂きます。

歯科衛生士の仕事は、患者教育と健康管理。私は虫歯や歯周病にとらわれず、健康教育を行えるシステムを歯科衛生士は持っています。それがメインテナンスです。

看護師さんの関わりとは違って、数ヶ月に1回、患者様が来院し続け、10年越えで関われるのです。
そんな仕事他にはないよですが、10年通って頂くためには、それなりの人間力が必要となります

最初は虫歯が歯周病の話をしていても、10年も通っていれば、話も尽きます

いつも思うのは、もっと何か患者様のためにできないかな。

と言うわけで、初めました。予防的な口腔機能評価。メインテナンス時に、口腔機能を評価し、問題があれば早めにアプローチしていく。お口の健康を守る事は、よりよく生きるため。素敵な人生を送って頂くために、口腔の健康は必要不可欠。そのためのお手伝いをするのが私、歯科衛生士です。

この口腔機能評価。行って見ると意外に...早速問題点が抽出できました。

次回検査結果をお話しして、口腔機能の低下を予防する予定でいます。

患者様の主訴に摂食嚥下障害や口腔機能の低下はありません。私が早期に発見してアプローチする事で、余計な事でお口の事、食べる事、生きる事に困らずに人生を楽しめる。

それが予防です。

楽しいーーーーーーーーーっ!

歯科用顕微鏡が入る前、私はもう歯科衛生士としては出来る事がないと思って、仕事がマンネリ化していました。 顕微鏡が入って、世界が広がって、歯科衛生士がめちゃめちゃ楽しくなりました。というよりも患者様のもっと役に立てる事が嬉しかった。

そして今回、久しぶりにその時と同じ気持ちになっています。まだまだ歯科衛生士として、患者様のお役に立つ事が出来る。新しく提供出来るものを得たのです。

まだまだ未完成ですが(手技ではなくてシステム)回数を重ねるごとに洗練されていくと思います。

当面は65歳以上のメインテナンスを受けている方を対象にしたいと思いますが、ご希望があればそれ以外の方にも応用していきたいと考えています。

具体的に何しているのかって?

それは秘密です結果が出てきたら公表したいと思います。

こんな事考えたり、やってる衛生士さんいないだろうな...多分、大学を出ていなかったら、こんな発想にはならなかったと思います。

私たちは3期生。まだ10人足らずしか卒業していません。そして皆、摂食嚥下分野で活躍してますので、一般歯科で、歯科衛生士が単独で形にしている人はいないと思います

還元。還元。全ては私が担当する患者様のためです 
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今月号のデンタルハイジーンの宣伝。

この歯を守れないメインテナンスって、某先生の言う、ケア型の事ではないでしょうか?

↓私が先日書いた記事
http://microscope-enhanced-dental-hygienist.jp/archives/52638792.html

患者がメインテナンスに来ないのも、患者が歯を磨いて来ないのも、全ては担当の歯科衛生士のせいだと私は思います。

人の人生を左右する歯科衛生士の仕事はそんなに甘い仕事じゃありません。

以下デンタルハイジーンの宣伝抜粋です。

image


『デンタルハイジーン/2016年11月号』
今月号の特集は“歯を守れるメインテナンスと守れないメインテナンス”です。

メインテナンスという言葉は、一般社会にも広く認知されるようになりました。

しかし、メインテナンスにしっかり通っていただいているにもかかわらず、歯周病が進行したり、新たなう蝕が発症したりと悩まされることはないでしょうか?

それは、もしかすると

メインテナンス=定期的なクリーニング

という“歯を守れないメインテナンス”に陥っているからかもしれません。

本特集では、メインテナンスにおいて本当に大切なことは何かを科学的根拠から紐解いていきます。

医歯薬出版発行
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☆オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証☆
【医療安全・感染制御・滅菌管理】 
〜〜医療安全〜〜 
医療の質は安全に比例いたします。
東京医療安全・感染制御研究会はこちら
http://www.iryou-anzen.jp/

〜〜滅菌保証〜〜

バリデーションと物理的・化学的・生物学的インジケータで大病院レベルの滅菌管理を歯科医院レベルにも。国内初のオフィス滅菌保証を全公開です。
東京医療安全・感染制御研究会 ~ 滅菌管理部
http://sterilization.hatenadiary.jp


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皆様、こんにちは。naomiですお盆休みは皆様いかがお過ごしでしたでか?
私も夏休みが今日で終了。明日からまた学生に戻ります。

宣伝になりますが、来る10月16日(日)にセミナーを行ないます。
第4回歯科衛生士en-rond IOH研究会セミナーの申し込みページ

歯科衛生士のセミナーというととかくスケーリング(歯石除去)やモチベーションのセミナーが多いのでですが、その前の段階、歯科衛生士診断のセミナーはほとんどありません。私の考え方としては、確実な診断(厳密には歯科衛生士は診断できませんが、歯科衛生士が処置を進める上での診断の意味です)なくして患者様を導く事はできないというのがポリシーです

歯科衛生士の診断って何?と思う方は、ぜひ次回のセミナーにご参加下さい。目からウロコのセミナーです。定員10名すでにお申し込み頂いている方いらっしゃいますのでご興味ある方はお早めに

さて、この2週間、大学の夏休みのため、メンターのお仕事(naomiのメンターぶりは歯科衛生士YUさんのブログへ)、そして久しぶりに新規の患者様を担当しました。

ここ最近はnaomiは新規の患者様は担当していないのですが、この夏休みは枠が空いたので数名担当させて頂きましたかなり重度な歯周病の方が多く、どうかと思いましたが、初回のモチベーションは成功したようでなんとか通って頂けそうです。

私達がいくら患者様のお口を綺麗にしたくても、患者様が綺麗になるまで来院してくださらなければ私の仕事はありません。そして、患者様がお手入れをしてくださるなど、協力なくして綺麗な口腔内は作れないのです。患者様と歯科衛生士は二人三脚

 いつも私が歯科衛生士を教育する時に言うこと。

新人の時は誰でも、患者さんを担当するプレッシャーと自分の自信のなさで、緊張する、患者さんを担当したくない、嫌だな...と言います。

私からしてみたら、「なんじゃそりゃ」です。

「あなた達は緊張するとか、嫌だとか自分本位の発言をするけれど、患者さんがいるからあなた達に歯科衛生士としてのお仕事があるのですよ何が患者さんを担当したくないですか患者さんがいるからあなた達が歯科衛生士でいられるのでしょう自分勝手な事を言う前に患者さんに感謝しなさい」と教えます。

私はいつも言いますね、「師」は選んだ方が良いと。

TBIやスケーリングのテクニックは年数を重ねれば誰でもそれなりに上手くなるのです。

ただ、歯科衛生士として患者様に向き合う姿勢や歯科衛生士として生きる道を教えてくれる歯科衛生士は少ない。歯科衛生士としての心を教えてくれる歯科衛生士を師に持つ事が大切なのです。

それは、歯科衛生士という職業が、人の一生に関わる仕事であり、人の人生を支えるという事は一筋縄ではいかない。人としての器が大きくなければ人を導くなんて事はとうていできないからです。

さて余計な話はさておき...

当院では歯科用顕微鏡を使って歯石の除去を行っており、ブログも書いていますが、はっきり言って顕微鏡がある事は2の次の話しです大切なのはきちんと歯科衛生士としての基本を身につけている事。

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さて歯科衛生士の皆さん、上の写真を見て、私がどこを見ているのかを当てて下さい。もし私が見ているところがわからない方は、ぜひ次のセミナーに参加して下さい。次回セミナーでは歯肉の診方をレクチャーします

顕微鏡はただの拡大する器具に過ぎません。歯肉の中を想像し(実際には想像ではないのですが)何かあると予感が働き、歯肉を開かなければ歯肉縁下の歯石を確認する事はできません。

そこで必要になるのは、顕微鏡の扱い方ではなく、歯科衛生士としての診断力なのです

20160812SRP2

ここです上の写真から、歯肉の中のこの歯石を想像できましたか?上の写真をただただ拡大したところで何も見えませんね。顕微鏡が有ることを自慢したところで何の意味もないのです顕微鏡は使いこなしてこそです。

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 出血していて診るのが少々気持ち悪いかもしれませんが、実際の大きさはこんな感じです。かなり大きい歯石です

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フィニッシュ。きちんとポエット底部を確認します

と、このレベルの処置ができるように、私がメンターとして歯科衛生士を指導しているわけです

歯科衛生士が先輩から直接指導を受けることは、なかなか無いことです。
私もほとんど先輩から指導を受けた事はありません。だからこそ様々にセミナーに行き独学で勉強しました。だからいつも思っていました、教えてくれる人がいたらもっと早くに成長できただろうに...ってね。

だからこうして今、私の身近な歯科衛生士には、自分の技術を惜しみなく教えているるわけなのです自分の技術を出し惜しみしていても、私が幸せにできる患者さんの数は限られていますから。

惜しみなく後輩に技術を伝承するのは、医療従事者として当然の事です。ヒポクラテスの教え。医の倫理です

さて、明日からこんな偉そうな事を言っている私も学生になります。

学びの姿勢を忘れずに。感謝の気持ちを持って明日からまた頑張ります 

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☆オフィスの特化した顕微鏡診療のお約束と証☆
【滅菌バリデーション】
清潔でキレイな歯科医療

患者毎に管理された滅菌システム

物理的インジケータ
化学的インジケータ / CI   Bowie & Dick test  Helix test
生物学的インジケータ  / BI 
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皆様こんにちは、歯科衛生士naomiです

今日は久しぶりに症例写真を...症例というほどでもないか。

歯科衛生士さんに、どんな業務をしていますか?とお尋ねすると、大抵、PMTCしていますって答えます。

PMTCって?

PMTCというのは、プロフェッショナルメカニカルティースクリーニング、つまり、専門家による機械的な歯の清掃。

実際の手技は、ラバーカップ(ゴムのカップ)にペーストをつけて歯の表面を磨くというものです。

これは、予防の父と呼ばれているアクセルソン博士の右腕ブリギッタニーストレン女子によって日本で広められました

本来は、PMTCはリスク部位に合わせて行うもので、きちんとした概念がありましたが、日本ではその普及の仕方に問題があり、その手技だけが拡散する事となりました。

いつの間にか保険診療にもPMTCという言葉が入りました。これは驚きです

皆様ご存知でしょうか?このPMTCが入ってくる前はPMTC用の減速コントラってなくて、勉強してもなかなか歯科医師の理解が得られず購入できない場合には、通常の歯科医師が使用するコントラを低速で使ったりした時代があります。

PMTCイコール減速コントラプラスPMTC用の頸の短いラバーカップ。つまり物の話になってしまったのです。このコントラを売りたい企業の戦略が日本の予防を大幅に遅らせたと言っても過言ではありません。

メインテナンス。メインテナンスはイコールPMTCではありませんし、メインテナンスイコール顕微鏡を使用する事でもありません。メインテナンスとは単なる手技だけではなく、歯磨きの指導もありますし、食事指導もありますし、つまり様々な健康に関する情報提供の場でもあります。

メインテナンス時にいくらプラークや歯石を除去したところで、残りの364日間、患者様が何もしなければ、全く意味がありません。つまり、メインテナンスとは歯科衛生士が行う手技だけではないという事。

もっと大きな意味で患者様をモチベートする時間も含めたもっと大きな範囲の物の事を言います。

さて、私はこのPMTCの手技については以前から疑問があります。疑問があるので、顕微鏡を使用した時も、歯の研磨を録画する事はありません。だいたい、私これいつもやってません
誰も疑問に思わないみたいですけど...

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つまり、よく見るこの図です。先ほども申し上げましたように私は研磨に何の意味もないと考えていますから、顕微鏡でこの手技を録画する事はありません。よく雑誌などもで、歯科衛生士が行う顕微鏡を使用した処置となると、このラバーカップやブラシで歯の表面を研磨している写真や画像が掲載されますが、見るたびに、この衛生士さんは理解していないんだなぁと思います。

私がブリギッタニーストレン女子のセミナーを受講したのは、今から15年前。しかも実習の時に実際にやってもらいました。だって力加減とかわからないでしょう?

やり方としては、ラバーカップを歯肉溝内に入れてと言われます。

さて、では以下の写真を見て下さい。

下顎前歯部を染めだしました。

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私が何を見ているか?さあ、更に拡大します。

BlogPaint

ここ。エアーをかけて観察すると、歯肉溝内にプラークは入っていない。これはプラークフリーゾーン。

なぜ、ここにラバーカップを入れないといけないのでしょうか?プラーク入ってないけど、何のために歯肉溝内に入れるのか?目的は何か?そして久しぶりに再度アップしますが、以下の動画を御覧ください。



一方エアーポリッシングは簡単にプラークが除去できます。もちろんエアーポリッシングも粉の粒子を歯の表面にぶつけるわけですから、マクロの世界ではダメージがあるかと思います。しかしながら、今は粒子がかなり小さくなっています。

ここで誤解しないで頂きたいのは、私はエアーポリッシングの方が良いと言っているわけではありません。物の本質の話です。

いずれにしてもプラークを除去しなければならないわけですから、さて、どちらを選択するか?です。そしてどうやって使用するか?です。

ちなみに、アメリカではこのラバーカップを使用した研磨はスケーリングの後にしか行いません。プラークを除去するためにという概念はアメリカにはありません。

よくデンタルフロスについても患者様から質問されます。

神経質になりすぎて、歯肉の中までフロスを入れている患者様もいます。歯科医療従事者でもフロスを歯肉溝内まで入れてくださいと指導する方がいますね。なぜ?

プラークが入らないように生体の防御機構があるのに、なぜそれを壊すようにフロスを中まで入れないといけないのでしょうか?もちろん、プラークが入ってしまうポケットだったら考え方は変わりますが、そういう事を考えて指導しているか?という事です。

一辺倒な指導。典型的な歯科衛生士の指導です。

PMTC。私だって最初から今お話したように考えていたわけではありません。最初は自分もわからないし、自分で勉強して、試してみて、そして考える。この考えるプロセスが大切だと思うのです。教えてもらった事が必ずしも正しいとは限らない。

患者様にその勉強した手技をやったとして、その責任は最終的には自分にあるわけです。教えてくれた講師にあるわけではありません。

自分で考えましょう。

日々精進。明日もガンバっぺ


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