皆様、こんばんは〜オール顕微鏡歯科医院 顕微鏡歯科衛生士リップデザイナーnaomiです

今日は土曜日。午前中あるボランティアに参加してきました

このボランティアは聖路加国際病院と協働しているボランティア団体で、お家で死ねるまちづくり、はじめの一歩の会といます。

はじめの一歩の会は、2007年4月に設立され、地域にお住まいの高齢者(おひとり暮らしの方、介護保険制度が適用されない方)などとご一緒に、地域で暮らし続けることを目指して、話し相手やお散歩など、日常生活のちょっとしたお手伝いをしたいと考えて活動しているボランティア団体です。

来週6月15日土曜日に、互いに語り合う会を開催しますのでそのお知らせです

2024.06.09.語り合う会

私はもともと在宅医療に興味があって、2014年には日本歯科大学の専攻科で口腔リハビリテーションを学び、1年間先生方と訪問診療に同行させていただいておりました。

イリタニオフィスができる前に、院長と一緒に墨田区で訪問歯科診療をしていたこともあり、在宅はとても面白いんですよ

花の20代。歯科衛生士として診療所数年キャリアを積んだ時、歯科衛生士が嫌になってしまって退職したことがあります。

私はただ、患者さんに自分なりのできることを提供したかっただけなのに、歯科助手さんに嫌味を言われ、後輩歯科衛生には無視されて、通勤にジャケットを着ていけばどこかおでかけ?講習会に行けばそんなに勉強してどうするの?

とにかくストレスの多い職場でした。

まあ今思えば、某郊外の歯科医院で、せっせと勉強して、昼休みも専門書を読んでいて、休みの日も先生の検診にくっついて行ったり、講習会に行ったり、助手さんから見たら、鼻につく歯科衛生士だったのかもしれません

退職した後、はてどしたものかと思っていましたら、失業保険で資格が取れるということで、10倍の難関を突破して全日制のホームペルパー1級の養成講座に合格。半年間命の洗濯してました。

卒業時に何をしようかと思った時に、歯科衛生士とホームペルパーの両方を活かせる訪問歯科診療に従事することに決めて訪問歯科診療に従事することにしました。

この時在宅で死を迎える人のお手伝いがしたい と思い、30年たった今も、そこが原点となっています。思い返せば長い歴史となってまいりました。。。

節目の年が過ぎた時に、いつかやろうと思っていても、そのチャンスは来ない。。。自分で参加する機会を作らねばと思い参加することにいたしました。

訪問歯科診療で拝見する患者さんは、診療室の延長線上なのですよね。。。

現在、当院の患者さんの最高年齢は80歳越え。歯を失ってから当院に出会った患者さんもいらっしゃいますし、歯を失わずにもう20年近くメインテナンスしている患者さんもいらっしゃいます。

最近、初診の患者さんが増えてきて、初回のクリーニングを受け持たせてもらっていますが....何せ歯科衛生士歴が長くなったので、20年経るとこうなるのだなーとお口の未来が予想つきます

歯の治療って。。。虫歯 とか、根管治療 とか、単発の治療も大切なんですが、全体的な調和の取れた噛み合わせを作ることが最終的にはすごく大切なんですよ

そして調和のとれた噛み合わせを維持するのがメインテナンスなのです

この辺はブログでお伝えするのが、それからいますぐ1回でお伝えするというのがとても難しい話です。

数年メインテナンスに通っていて初めて、ああ、そういうことね、と理解いただける、実感いただけます

皆さんの、人生最後の楽しみは何ですか

体が不自由になり、出かけるのがおっくうになり、目も見えづらくなり。。。

最後まで楽しめるのは、そう食事なんです美味しく食べることです

初診の患者さんがいらっしゃるたびに、こんなに長く歯科衛生士をしていて、世の中予防歯科と行って、皆さんの歯はよくなっているはずなのに、まだ、まだ...まだまだお伝えしないといけないことがあるのだなと思うわけです。

虫歯は激減しましたけど、日本人の歯周病の罹患率はまだまだ高いですからね

人生最後まで。お口だけでなく生き方も格好良く生きたいものですね。

そんな格好よく生きる患者さんのお手伝いを、まだまだしたいと思うnaomiなのでした

皆様良い週末を