皆様、こんにちは!オール顕微鏡歯科診療リップデザイナーnaomiです

早いものでもう6月に突入そろそろ梅雨入りの時期でしょうか。。。昨日の夕方の雨も凄まじかったですけど、今朝の地震もびっくりしましたね〜

さて、明日6月4日は何の日じかご存知ですか

もうすっかりお馴染みかと思いますが虫歯予防デーです
今は歯とお口の健康週間と呼ばれています

厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会、日本学校歯科医会が実施している週間です。

令6虫歯予防デー

目的は、歯と口の健康に関する正しい知識を国民に対して普及啓発するとともに、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図り、併せてその早期発見及び早期治療等を徹底することにより歯の寿命を延ばし、もって国民の健康の保持増進に寄与することが目的です。(日本歯科医師会)

昔はとにかく歯の健康ってことで、虫歯を無くそう!と頑張ってきましたけど、今は予防歯科も一般的になって、虫歯が少なくなりましたからね。それに、高齢者が増えたことも合って、歯だけじゃなくて食べる支援を通じてお口の機能がクローズアップされるようにもなりました。

そうね。。。世の中の一般的なことが、私はわからないのですが、虫歯は少なくなったけど、虫歯が完全になくなったわけではなくて生きていれば必ず虫歯になりますから、日頃からメインテナンスに通って

虫歯があったら早期に発見早期治療するというのは理にかなっているような気がしますよね

今日もメインテナンスの患者さんに聞かれたのですが...

時々歯がちょっと沁みるってあるじゃないですか。
やっぱり患者さんて歯科医師の診察にはなかなか行きたがらないものですよね

もう少し様子をみて、痛くなって我慢できなくなったら歯科医師の診察を受ければ良いですか
はいこれは マル or バツ かどうでしょう
答えは...バツです。
歯の断面図
は歯の断面図ですが、白い部分がエナメル質、肌色のところが象牙質、赤いところが神経です。

エナメル質はとても硬く、歯の内部に細菌が入るのを防いでいます。ところが、2層目の象牙質はエナメル質と違って柔らかく、象牙細管と呼ばれる細い管が神経に向かって走っており、細菌が容易に神経まで到達します。

エナメル質には知覚がありません。沁みる、痛い、だと、すでにエナメル質の防御機構が(バリア)が突破されて2層目の象牙質や、3層目の神経に細菌が移行していることが考えられます

ただし、知覚過敏というのもあります。
(知覚過敏の説明は長くなるので今日は省きます)

虫歯の治療でで1番大切なのは、いかに神経から遠い段階で治療を終えるかです。歯の治療をしてバリア機能を回復するかということです。



今日メインテナンスの患者さんは来週ご予約をいただきました。
虫歯は基本的には早く治療したほうが良いです。ただし、エナメル質に限局している虫歯の場合はこの限りではありません

ちなみに、歯科用顕微鏡ではエナメル質の表面の色が変わっているだけなのか、穴が空いているのか見えますので、歯科衛生士のメインテナンスで発見することができます
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