皆様、こんにちは〜リップデザイナーnaomiです

今日もせっせとメインテナンス。皆さん、歯のメインテナンスしてますか?
今や歯の健康を守るのは当たり前?の時代になりました。

さて、先日メインテナンスに来た患者さんです。1ヶ月前からフロスを入れると歯が動く。。。取れそうということで、フロスは上から入れて横に抜いていたそうです。

メインテナンス当日。歯が取れてました。。。

2024.02.26.銀歯

黒い所が虫歯です。1箇所赤くなってますね。。。なんだろこれはまだそんなに虫歯になっていない方ですよかったーと思ったのですが。。。問題が

歯の治療って昔は金属を接着してましたよね。いわゆる銀歯ってやつですさいきんは白い材料が進化してきて、見えるようなところは保険でカバーできるようになってきました。

でも、まあ、金属が白くなっただけでは、結局同じく虫歯になるんですけどね。。。

金属の利点は薄く作れるところ。白い材料はどうしても厚みがいるので、歯を削る量が大きくなります。それだけ神経に近くなるので、次に虫歯になれば神経の治療となりますし、やり直したことによって痛みが出る場合もあります。

最近はデジタル化といって、削り出して歯を作るCADCAMが流行りです。これからデジタル化はもっと進むことでしょう。ただ、歯は数ミリ単位の精度が要求されます。この精度にデジタル機器がまだおいついてきていません

当院でも、もちろん自分たちで検証しました。業者さん呼んで当院のスタッフの歯を作成してもらいましたが。。。

精度ゆるゆるで、形体もいまいちで、結局、最終的な形体のセンスは人によります。つまりAIの平均的な歯ではなくて、オーダーメイドのその患者さんの歯を作らなければ意味がありません。

そういう意味では、最後まで人の手が必要となるのが歯科でしょう。

しかしながら、どの業界でも同じですが、今は訓練や練習をした昭和な先生たちが、デジタルを使っているので、デジタルとの比較のしようがありますし、デジタルよりも先生たちの目の方が肥えていると言えます。

今後、若手の人たちは練習しないのでその精度がわからない。。。つまりデジタルにしてやられるってことです。デジタル以上のものを人間の方が作れなくなる。

つまり、デジタルが進化していくのではなく、デジタルが進むほど人間の能力は低下していくということです。そこを理解して人間が育っていかないと、治療の精度は落ちる一方です。

診断も今の先生たちは自分たち経験を積んできました。でもこれからの先生たちは診断は最初からするので本当にAIが選択した治療が正しいかどうかわからない。

と言っても。。。もうこのようなことを言うのは昭和の亡霊ってところでしょうね

次回、この虫歯がどうなったか、お知らせしたいと思います

やっぱりねー歯科用顕微鏡ってすごいですよ!