オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証

【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】

歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 

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皆様、こんにちは〜今日は26日ですよ〜今年もあと数日で終わってしまいます

本当、今年も早かった...
毎年書いていますが、これが3回目ですね。コロナ禍の話。なかなか終息しないので、手放しで新年を!とならないのが辛いところです。

何の規制もない3年ぶりの年末と、世の中は少々浮かれ気味ですが...
実は第7波と同じ死亡者数が出ています。

厚労省資料 感染者数

そして、7波と違うのは、まだ感染拡大中だということ。
これから年末年始に人が動くのとリンクして感染者数や死亡者の拡大が予想されます。

こういう話をすると、死亡するのはお年寄りだという話になり、自分達には関係ないという話になりますが、 

厚労省資料2重傷者数

確かに死亡しているのは年配の方が多いですが、重症化しているのは年配者だけではありません。
10歳未満の子供の重症化が目立ちます。

重症化しても死亡しないで助かったのだから良いではないかという話になりますが、後遺症の問題があります。後遺症は軽症、重症に関わらず発症することがあります。

肺は一度ダメージを受けると再生しづらい臓器です。今後将来に渡ってどのような影響があるのか今の段階ではわかっていません。


厚労省資料 後遺症

また1度感染したから、もう感染しても大丈夫と思っている方もいらっしゃるかと思いますが、2度目以降の感染は死亡や入院の確率があるという報告もあります。

重症化率や、死亡率、“率”だけをみて低いと一般的には安心のように言われますが、感染者が増えればそれだけ実数としての重傷者や死亡者が増えていきます。

現在、行動の規制はありませんので、自分で感染から身を守ることが必要となります。

オミクロン株対応のワクチン接種も進んでいますので、ぜひ年末年始を迎える前にワクチン接種をおすすめします 

私はと言えば、すでに5回目のワクチン接種を終えました。

あまり知られていない話ですが、2回目と3回目のワクチン接種は全く意味が違います。3回目のブーストをかけることでワクチンの効果がとても大きくなります。2回目で終わられている方は2回も痛い思いをしたのに勿体無いです。ぜひ3回目の接種をしてください。とても効果があるので世界でも3回目摂取が行動の基準となっていることが多いです。

また今回はオミクロン対応ワクチンがありますのでぜひ今回の流行株のワクチン摂取をお勧めします。

ワクチンは感染しないためのものではありません。もちろん、発症予防効果もありますが、現在のオミクロン用ワクチンは、以前よりも発症予防効果が低いものの(こうやって書くとそれみたことか、どうせ効かないと理解する方がいますがそれは間違いです。全く効果がないわけではないからです。)、オミクロン株に対しての高い重症予防効果が期待されています。

同じ1回目から今回のオミクロン対応のワクチンまで、同じワクチンと言っても、色んなことが変わっています。

常に新しい情報をアップデートして正しい知識を持ってください

経済を回すのはとても大切なことだと思います。でも、闇雲に以前と同じ生活に戻るというのは、個人的にはどうかと思います。

私たち医療従事者が、とても小うるさく感染するなというのは、感染して苦しんでいる人を実際に見ているからです。

その人たちが全体数のほんの数人だとしても、実際にそういう方は存在しています。

そして現在、感染者の増加に伴い、救急搬送が遅れています。コロナはただの風邪かもしれませんが、コロナの影響で日本の医療が逼迫しているのは間違いない事実です。

東京都の救急車の稼働率は95%を超えていますので、怪我やコロナ意外の病気にはくれぐれもお気をつけくださいね

 必要以上に感染を怖がる必要はありませんが、不要な感染は避けましょう

withコロナとは、コロナ以前の生活に戻すことではなく、自分や大切な周りの人を守りながら、上手にコロナの感染状況とお付き合いする...ということではないでしょうか。

さてあと1週間。2022年を味わいましょう