オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証


【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】
歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 

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感染対策は医院の質の高さを表します1月から医院の感染対策を日々、紹介中
興味を持ってくださった方はブログ本文も読んでくださいね
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皆様、こんにちは

今日はお天気が良いですね桜が満開急に咲きましたよねここ数日が見頃でしょうか。。。

さて、先日、日本歯科大学東京短期大学 口腔リハビリテーション学専攻科のことを書きました。

私がここ最近感じている、摂食嚥下。。。つまり食べることの障害がある患者さんをなかなか歯科につなげないジレンマ

私自身は現状、一般開業医勤務なので、今現在は摂食嚥下の患者さんを直接みていないのですが、人の人生は点じゃないから、いつかくる機能低下の時に患者さんが困らないように、また御家族でお困りの方がいたらどこかへ繋げられる様にと考えています。

50歳以上の患者さんは、一度自分の機能を記録しておく意味でも、機能検査はしておいた方がよいと私は考えています

高齢者の食事量が減って痩せた飲み込みづらいむせる噛めない(噛まない)、など、自覚症状がある場合もありますし、自覚症状はなくご家族やまわりの方が気がつくこともあります。

特に定期的に歯科医院に来院している患者さんの場合には、歯科医師や歯科衛生士が気がついてあげることも大切です。

口腔機能低下症とは

加齢だけでなく,疾患や障害など様々な要因によって,口腔の機能が複合的に低下している疾患。 放置しておくと咀嚼障害,摂食嚥下障害となって全身的な健康を損なう。 高齢者においては,う蝕や歯周病,義歯不適合な どの口腔の要因に加えて,加齢や全身疾患によって も口腔機能が低下しやすく,また,低栄養や廃用, 薬剤の副作用等によっても修飾されて複雑な病態を 呈することが多い。そのため,個々の高齢者の生活 環境や全身状態を見据えて口腔機能を適切に管理す る必要がある。(日本老年歯科医学会

検査としては、口腔内の清潔度や乾燥具合、咬合力、口唇圧、舌圧、咀嚼機能、嚥下機能などを検査します
口腔機能低下症

下の写真は当院での摂食嚥下機能評価を歯科衛生士が行っているところです

歯科衛生士による口腔機能評価
舌圧プローブを使用して患者さんの舌圧を測る前に説明しています
(説明なのでグローブはまだしていません。)

そうなんです...コロナ禍になり、なかなか口腔機能低下症の検査をするのも難しくなりましたコロナ禍になってから、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手全員がN95マスクを常用しており、アシスタントにつく時はフェイスシールドが常用です。もちろん、ガウン、グローブは着用です。

あ、前置きが長くなりましたが、今日は口腔機能評価のことを書きたかったわけではなくて、お世話になった日本歯科大学教授の菊谷 武先生が委員を務める一般社団法人 日本老年歯科医学会から、歯科訪問診療における感染予防策の指針 2022 年版が出たことをお知らせしたくてブログを書いています

ぜひご興味のある方にはご一読いただければと思います

私も読んでみましたが、歯科訪問診療の感染対策というよりは、歯科診療室の一般的な感染対策のお話しです

訪問の特性とかもう少しあるとよいのにな〜と思いましたが、診療所の感染対策も含めてご興味ある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか

ではでは皆様、大切な春の1日をお楽しみ下さい

今日も世界が平和でありますように