オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証


【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】
歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 

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歯周病でお困りの方、ぜひ当院へ歯周病の管理が得意です歯石をとるのが大得意
興味を持ってくださった方はブログ本文も読んでみてくださいね
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皆様、今日は日曜日週末、皆様、いかがお過ごしでしょうか
オリンピックが終わってしまいますね。。。

フィギアスケートの羽生選手が努力をしても報われないことがあるって言ってましたけど、これって、努力した人しか言えない言葉ですよねそしてその努力の結果は努力をしてみないとわからない。

つまり、努力しないと報われるか、報われないかはわからない、つまり努力するしかない

私的には報われてますよ と言いたいです。
その努力する姿にどれだけの人が感激したかわからないし、4回転半にチャレンジしたことはこれからのスケート界の未来を変えたと思うから。

何はともあれエキシビジョンが楽しみですね 若いっていいですね〜 

今日は医院の換気です。

医院の換気や空気感染については、CDCが2007年に提唱した2007 Guideline for Isolation Precautions: Preventing Transmission of Infectious Agents inHealthcare Settings の中で、空気感染隔離室 Airborne infection isolation room (AIIR)の項目で既存施設では1時間に6回の換気、新築または改築の施設では12回の換気を求めています。

これは施設の設備の問題になりますから、急な対応は難しいですよね。日頃からの感染対策がものを言います

感染対策では1.スタンダードプリコーション 2.エンジニアコントロール 3.ワークプラクティスコントロールの3つが大きな柱となります。

このAIIRはエンジニアコントロールの1つです

これは診療室が個室であることが前提になりますね

現場の肌身の感覚としては換気設備があって、換気ができていると言われても、すごく不安です。だって空気見えない更に個室となると、もしこの区切られた空間の中で換気が知らないうちに不十分であったなら、逆に開放された空間よりも感染のリスクが高まるじゃないですか

実際ねぇ、皆さん机上の理論であーでもない、こーでもない、とかおっしゃいますけど、実際に自分の身が危険にさらされると思うと、不安ですよ〜しかも、コロナ禍では、こういう設備が整っているはずの大病院でバンバンクラスターが発生していますからね

部屋の換気回数なんて大切だけど、当てにならないですよ。そんな人頼みより、窓を開けて空気を流した方がよっぽど信頼性がありますまさに、うちの院長がいつも言う見たのかです

歯科の外来診療の特徴は、大抵は健康な人が患者さんであるという事。
つまり、医科の入院患者さんのように易感染性の患者さんが少ない免疫力が低下していない患者さんが対象という意味では、その感染対策は一般的に医科で言われている感染対策と意味合いが少し違ってきます。(基本は変わりませんが)

現在、当院では手術用の空気清浄機やHEPAフィルター搭載の簡易陰圧装置で空気を清浄しています
更に、吹き流しを使って診療室の空気の流れも可視化しています。

吹き流し

吹き流しと言えば、昨年の学会発表のスライド録画の時に吹き出しと言ってしまって
お気づきの方は、ああ、naomiってアホなんだなって思ったと思います何しろおよそ60分一発撮影だったのでもうオンデマンドも終了しましたし時効ということでお願いします

診療室換気

さて、私が使用しているクリーニング専用の診療室ですがな感じで換気と気流を考えています。
入り口ドアと窓を閉めれば基本的には陰圧室です。ただし、病院のような完全な密閉室ではありませんし、前室もありませんから、厳密に言えばなんちゃってですがご容赦下さい

なかなか診療室は難しいですよね。特に首都圏はテナントだと診療室のスペースが限られますし診療台(ユニット)の向きも限られますから。大きな病院はそういうもの全て設計するのでしょうけど、現行の歯科医院では現実的ではありません。

限られた中でどう感染対策をしていくか...感染対策の理論と考え方、そして実際にどうかという所がキモになります。

入り口、窓、ユニットの向きは変えられないので、残りのスペースで考えなければなりません。
現在は気流の向きを考えて、図のようになっています。これは平面(2次元)ですが、実際にはサーキュレーターを置く高さや、風の方向の上下、風の強さなど、吹き流しや煙も使用しながら3次元的に決めています。

実際、診療しているのは私ですから、診療しながら、どの向きで風がくれば、この目の前のエアロゾルが自分やアシスタントにかからないか考えながら決めていますちなみに国立感染症研究所ではエアロゾル感染が起こりやすい状況として換気が悪い屋内、密、長時間を挙げています。


幸いな事に私の診療室は、背中側に窓がありますから、外の風向きによっては窓を開放して足元に汚染された空気を流すことも可能です。
常に自分たちの周りが新鮮または清浄化された空気になるように心がけています

歯科医院の割には、結構感染対策しているでしょこんな時でも安心してご来院頂けるかと思います当院ではこんな感染対策を以前からしていることもあって、有り難いことにメインテナンスの患者様にコンスタントにご来院頂いています。ありがたい、ありがたい

結構コロナ禍でお口に変化がある方がいらっしゃいます。ストレスで食いしばったり、歯軋りしたりで、歯が削れてくる方も多いですし、それに伴って、虫歯ができたり、生活習慣の変化で、食生活が変化し、虫歯の危険度が知らないうちに高まっている方もいますし、飲み物が変わったり、量が増えたりして歯が着色する患者さんもいたり。

私たち歯科衛生士は変化に気が付き、それに早く対応することによってお口の不具合を防ぐことが仕事です。定期的な来院だからこそ変化に気が付ける

私は歯石が除去できる歯科衛生士さんよりも、小さな変化を見逃さないで将来につなげてくれる歯科衛生士さんが真の予防を担う歯科衛生士だと思っています。それが長期で診ることの意味だからです。

オリンピックのカーリングを見ながらブログ書いてますがんばれー日本 終盤だ〜

ではでは皆様、良い日曜日をお過ごしください