オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証

【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】
歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 

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歯周病でお困りの方、ぜひ当院へ歯周病の管理が得意です歯石をとるのが大得意
興味を持ってくださった方はブログ本文も読んでみてくださいね
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皆様、こんにちは♡
今週も始まりましたね〜今週も気張っていきましょう

コロナももう3年目に突入し、オミクロンが猛威を奮って、東京都では毎日2万人近くが感染していますが、さてどうしたものか。

政治的にはなんだか遅れてますよね〜3回目のワクチン接種は年末から言われてましたけど、1月中の予約は全然埋まっていませんでしたよね。

連日1万人が感染するようになって、医療が逼迫してきて、もう救急車の行き場がないと報道されるようになったら、なんだか皆さん自粛し始めましたよね。。。それまでは蔓防になってもどこも混み合ってましたもんね。ここ数日、なんとなく夜が閑散としてきたような気がしますね

海外の状況を見ても、年末からオミクロン系統が入ってきたら急激に感染者が増えるって予想してましたけど、日本の報道ってなんだかおかしくて、のんびりしてましたし、急激に増えるけど、ピークアウトも早いとか行って、3回目のワクチンは様子見で、集団接種会場は設置されてましたけど、がら空きでしたよね。

1月のワクチン接種は会場の準備したほどの効果は得られてないと思います。会場設営にかかった費用や人件費の方がはるかに多いんじゃないかな。

しかも、接種券がきても、すぐ予約しなくちゃという感じではなかったですよね。ファイザーが人気とか言って、全く接種が進みませんでしたよね

おまけにまだきちんとデーターが出ていないのに、オミクロンにはワクチンが効かないとか報道されて、一般の人が様子を見出した...で、今に至ってますよね。

コロナは風邪と一緒とか、インフルエンザと同じとかおっしゃって

昨日もいいましたけど、オミクロン治療法はまだ試行錯誤ですし、以前の薬が使えないものもあります。薬の供給も不安定であり国が流通を管理していますので、全ての患者さんにベストな薬が使えるわけではありません。制限があります。

昨日のブログでも書きましたけど、現在はウイルスに感染すると中和抗体を補充して抗ウイルス薬を使用して体の中のウイルス量を増やして自分の免疫を活性化して病状をよくするわけですから、最初からワクチン接種をして中和抗体を増やして、自分の免疫を活性化しておいた方がよいです

今日は当院のデーターを特別にお見せしたいと思います。当院では少人数ではありますが独自で抗体価を調べています。スタッフAからFまで6名を調べています。

3回目ワクチン接種後の抗体価
皆さんに注目して頂きたいのは、赤丸のついているところです。
2回目接種後の抗体価の減少率です。個人差がありますが、皆さんが思っている以上に抗体価が減少しているのではないでしょうか平均すると抗体価は約半分の50%減少しています。
ちなみに赤線はnaomiです

皆さんは、ワクチンを2回接種したし、オミクロンは重症化しないから、ピークアウトを待ってやり過ごせばなんとかなるのではないかと思われている方もいらっしゃるようですが、オミクロン変異株は感染力が強いですし(これはもう実体験済みですよね。1日2万人近くが感染しているわけですし)感染者も免疫力の高い若い人から高齢者や子供に移行していますので、自分でできる予防はやっておいた方が良いです。

ワクチンの役割は、自分を守る、自分以外の大切な人を守る、そして社会を守る、です

当院ではオミクロンの感染拡大に先駆けて、年末年始に急いでワクチン接種を行いました。
先ほどと同じ表ですが、今度注目して頂きたいのは、紫の部分です。

3回目のワクチン接種後の抗体価2
3回目のブースター接種後の抗体価に注目です。2回目接種後半年で半分になった抗体価ですが、3回目の接種をすることで、2回目に減少した分を取り戻すどころか、2回目接種の10倍の抗体価を得る事ができました1回目接種後に比べれば100倍の抗体価になっています。

ワクチンの接種を1回もしていなければ、これらの抗体はありません。抗体を得る免疫を獲得免疫といいますが、人間には他にも自然免疫というのがあります。ワクチンの接種はこの自然免疫も高めてくれるという報告がされています。

ワクチンがどれだけ有効か少しご理解いただけたでしょうか

ついでに、抗体価の高い低いは問題ではないとおっしゃる方もいらっしゃいます
確かにコロナの抗体の量の差によってどういうというデーターはないかもしれません。しかしながら、他のワクチン。当院では平素から環境感染学会 院内感染対策としてのワクチンガイドライン(現在は第2版、第3版 がでています)に沿って、医療従事者の院内感染防止のために推奨されている6つのワクチンを接種しています。麻疹、風疹、流行性耳下腺炎、水痘、B型肝炎、インフルエンザ。これらの接種の目安に抗体価がありますから、あながちコロナに限って抗体価は無関係とも言えないと思います

またmRNAが新しい方法で不安とおっしゃる方もいらっしゃいますが、mRNAは既に1961年に発見されており、この技術を利用したがんワクチンの開発が既にされており、2000年代には既にがん治療に使われていました。その研究の延長線上に今回のワクチンへの利用があり、歴史が全くないわけではありません

それから、現在は子供の感染が問題となっていますが、両親がワクチンをしていると、感染した両親から子供へ感染を広げるリスクを70%近く減らせるというデーターもあります。まずはご両親や周りの大人がワクチン接種をすることが子供を守ることにもなります

第5波の時に急激に感染のピークが下がったのはタイミングよくワクチン接種が行われたことも要因の1つだと思います。今回もこれだけ感染者が増えている中で、ワクチンで全てが解決というわけにはいかないと思いますが、1つの方法として利用しても良いのではないかと思います

特にご高齢の方や高齢者の周りにおられる方はぜひ早めの3回目のワクチン接種をご検討ください

最後に、感染対策の基本ですが、マスクをしよう(不織布マスク)3密避けよう換気をしよう手を洗おうこれらを守りつつ、お出かけしたってOKです。経済活動を続けましょう

それでは今週も頑張って参りましょう