オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証

【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
医療の質は安全に比例いたします。

【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】

こんにちは歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 

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毎日が目紛しく過ぎて生きますね。

早いもので、今年ももう2ヶ月目に

手短に私が思っている事を今日は書きます。

ここ数年、歯科界では摂食嚥下をはじめとして、口腔機能が注目されてきました。そして、歯科を取り巻く医療の中でも、周術期の口腔ケアが注目を浴びています。

これは、日本の平均寿命が伸びて、また高度医療の充実により、様々な病気で病院にかかる機会が増えて、手術件数が増大している事が背景にあります。

今までは助からなかったような病気でも、医療の高度化により手術ができるようになった、そしてそういう方々には免疫力が低下している方も多く、術後の感染症の問題や、早期回復が注目されてきた。

そういう中で、お口を綺麗にしておくと(これは歯科治療も含めての口腔マネジメントと言った方が良いかと思いますが)

・術後の感染症の発症が抑えられる
・早期経口摂取により術後の回復が早い

などと言われ始め、口腔ケアが今、非常にホッとになってきています

もちろん、私的には今更?ですけど

私が見ている患者さんは長い方は20年近くになります。
当時、働き盛りだった患者さんも、もう高齢者になってきましたし、壮年期ん患者さんはなんち後期高齢者になってきたわけです

そりゃあ私も年をとるわけです

で、私が歯科衛生士になった1990年の初め頃。厚労省のグラフをみて頂くとわかりますが、平均寿命は、男女平均すると、ざっくり80歳ぐらいだったのですよね。

平均寿命の伸び 厚労省

まあ、日本の医療制度上、歯医者は痛くなったららかかるところですから、大抵は、中年期に差し掛かって、歯がなくなると切実な思いをしてから、メインテナンスに通い始めるという方が大半ではないでしょうか。

若い時、つまり健康な時には歯科医院を受診するというモチベーションは上がりにくいわけです

そういう方々が今、高齢者になってきて、私はそういう方々のお口をメインテナンスしているわけです。
そして時代の流れとともに思うこと。

それは、今、高齢者が増えているから、これからは口腔機能の時代だって言われますけど。

いや、全然違います。それこれからは今まで以上に予防の時代ですよ。

先ほど申し上げたように、日本人は国民皆保険制度によって、誰でもどこでも同じように歯科治療は安く受けられます。そのため、そのデメリットして、痛くならないと歯科医院を受診せず、歯の大切さに気がつくころは、歯が一通りボロボロになった頃という事になります。

そこから、メインテナンスに通い始める方がほとんどです。

何もない時からせっせとメインテナンスを受けるという奇特な方はほとんどいません。そして、本当は何もない時から通っていただけるようにモチベーションが上がるように導くのが、本当に実力のある歯科衛生士ですが。

歯科衛生士にとって、一番難しい患者さんは、健康な患者さんではないでしょうか
でも一番キャッチしなければならない患者さん

でね、昔は、壮年期で歯がボロボロになっても、80歳までせいぜい20年。なんとなボロボロながらも人生の最まで行けたわけですよ。

でも、人生が100歳となるとそうは行きません。一度ボロボロになってしまった口腔を、その倍、長持ちさせるのは、はっきり行って、無理です。 

つまり人生100年時代を生き抜くためには、口腔の健康が非常に大切で、そして、100時代を生き抜く口腔を管理するためには、とにかく若い頃からの口腔環境作りが大切という事になります。

口から食べられなくなるから、これからは歯科も口腔機能をみて行かなくちゃいやいやそうですけど、でも、機能を支えるためには、まずは健康な歯や歯周組織があって、機能するんでしょうって話です。

そして、残念なことに、年をとるとお口の中の崩壊のスピードは増して行きます。

つまり、新築の家を想像していただけると良いでしょうか。よくうちの院長は歯も築何年と表現します。例えば、30歳の方なら、歯も築30年。40歳の方なら、歯も築40年です。

例えば、家も長く住んでいると、床が軋んできたりしますよね。それは毎日床の上を踏んで力をかけているからに他なりませんが、軋んできた床の上に立てば立つほど、床は沈みますね。

つまり歯も同じです。40年間毎日、噛む、食いしばる、歯ぎしりする事によって力をかけているわけですから床で言えば軋んでいるのと同じ状態です。床は踏まないようにすればその状態を維持できるかもしれませんが、歯はそうは行きません。

歯は同じ位置で毎日、上の歯と下の歯が同じ噛み合わせで接触するのです。

軋んできたからと行って使わないわけに行きません。

するとどうなるか。歯がかける、ヒビが入る、割れる、折れる...つまりご高齢の方に多い歯牙破折です。

つまり、歯を長期で守るためには、バクテリアコントロール(歯磨きや歯石の除去、歯周病の治療・予防など)とフォースコントロール(咬合圧のコントロール)の両方がなければ歯は守れないのです。

最近痛感しているのは、歯並びが悪い人は、人生100年時代は絶対に乗り気れません。ガチャガチャと歯が重なっている人は要注意です。

その影響が出てくるのは、ジワジワと効いてきて40代を過ぎてきてからです。

歯が1本折れて、抜歯になり、次にその力を負担する歯が折れる...抜歯する...
歯は1本抜けると力のバランス、噛み合わせのバランスが崩れますから、一気に崩壊へと向かいます。


つまり、崩壊の自爆スイッチが入ってしまったら、もう無理という事ですよね。

人生が80歳ぐらいなら、まだなんとか行けました。でも100年となるともう無理ですよね。それは口腔の寿命です。

普通に歯並びに問題がなくたって、一生自分の歯を使い続けるのは大変な事なのですから。

そして、たとえ歯並びに問題がなくても、神経を取ってしまった歯は折れる可能性がぐんと上がります。

つまり、若い時から力のバランスの取れた歯並びにし、環境を整え、なるべく治療の回数を減らすというのが、100年時代を生きる口腔のあり方です。

ですから、これからは更に予防の時代なのです。

歯が折れてなくなってしまっては、口腔機能もへったくれもありません。
義歯で回復も良いですが、40代の患者さんはまず義歯は作っても使いません。

ではインプラントにするのか?と言えば、体に人工物を入れるのは...と行って放置する方も多いです。

でもその間にも、歯が傾斜したり、頬粘膜が内部に肥厚したり、舌が入り込んできたりと、その崩壊は始まってきます。でもその崩壊の始まりは患者さんにはわからない。目に見えない変化がいずれ目に見えた時、その時は、手遅れという事もあります。

そういう方々もあと人生の半分をその口腔を使って生きていかなければならない正直厳しいですよね...

というわけで、私たち歯科衛生士の役割も、今まで以上に大きくなってきているような気がします。

いかに何もない健康な時に、良い歯科衛生士と出会い、マイハイジニストとして長いお付き合いして行くか。それにつきます。そして、いくら予防と行っても、その速度を遅くするだけで、一生口腔のトラブルがないという事は有りえません。

必ず歯科衛生士のメインテナンスの途中で、歯科医師のチェックや治療が必要な時が必ずあります。

つまり、歯科医師と歯科衛生士は表裏一体で、両輪であり、かかりつけとして、歯科医師も歯科衛生士も信頼できる歯科医院を見つける事が100年時代を乗り切る秘訣です。

最高の治療をする歯科医師だけを探しても、本当はあまり意味がありません。最高の治療でさえ、人生100年時代では、劣化していくからです。できれは、最高の治療をしてくれる歯科医師の元で歯科衛生士に管理してもらうのが理想的です。

一番意味がないのは、この歯の治療はここの先生、歯並びはここの先生、メインテナンスはここの歯科衛生士さんと転々とする事です。信頼が第一。そういう歯科医院を選びましょう

あー話が長くなったー

なかなかブロブをゆっくり書けないのですよね。。。殴り書きで申し訳ありません。

今週もどうぞよろしくお願いします