☆☆☆オフィスの清潔さと安全に特化した顕微鏡診療のお約束と証☆☆☆
【東京歯科医療安全・感染制御研究会】
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医療の質は安全に比例いたします。
【東京歯科脳神経内分泌栄養咬合摂食嚥下口腔リハビリテーション研究会】
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今日もせっせとメインテナンス中でーすしばらくこの写真で行きますか
画像の選択や編集に時間がかかり・・・
あまりUPしたくないのですが、でも、ご紹介しないとわからないですよね、歯科用顕微鏡の歯石除去の世界
先日ポケットクロージャーのお話を書きましたけど、何年もメインテナンスしている人でも、ある時突歯肉縁下歯石が見えることもありますし、生活環境が変わって数年いらっしゃらなかった患者さんに縁下歯石がついて来たり。
歯科用顕微鏡を使用したメインテナンスはいつも気が抜けません。
今日は、初回クリーニングの患者様をご紹介します。
右上5番の遠心。ポケット8mm。
6番はカリエスで残根です。遠心のポケットがエア(空気)をかけると開きます。
最大倍率。ポケットの中に歯石の頭がチョコンと見えます。ポケット幅は開くといえども2mm程度
プローブで深さを測るとともに、歯肉を圧排して歯石の全貌と確認します。
でも...流石にポケット幅2mmで、 深さ8mmとなれば、顕微鏡の鏡筒の覗ける角度には限界があり、歯石の底部を見るのは困難を極めます。
写真や文字だけを見ているととても簡単そうに見えると思いますが、実際にこの症例のレベルの歯石を除去している方なら、この処置がどんなに難しい処置がご理解いただけるかと思います。
そもそも、静止画のアップは、見やすいところだけをカットしていますから
実際にはこれだけ炎症があるわけですから出血はものすごいし、肉芽は寄ってくるし、超音波の水がかかるし、ミラーは曇るし見えないし
だいたい、ポケット8mmあったら抜歯するかどうか迷うレベルですよね。
そんな症例でも患者さんが望むならできるだけの事はするそれがnomi流です
これまだ途中ですが。底部ギリギリにちょっぴり歯石が残ってますものね
私も臨床経験が長くなり、今までに歯周外科を行う先生のところにも勤務し、フラップオペレーションと言って、麻酔をして歯肉を開いて歯石を除去する処置も何度もみていますが。。。
その時だけではありませんが、外科処置では「不良肉芽」と呼ばれるものがあって、歯肉内面の不良肉芽をスケーラーで削ぎとるというのがあります
ですが、私が顕微鏡の世界で見ている中で思う事は、「不良肉芽」は不良肉芽になる由縁があるのではないかと思うのです。つまり、本来歯肉は根面に付着もしくは吸着してポケット内に細菌が侵入しない構造になっている...そのピッタリ付着したい相手が歯石でデコボコしていたら
寄り添いたいこっち側もデコボコせざるおえない。しかもそのデコボコの表面にはプラーク(細菌)が付着していて、毒素も存在する。歯肉は当然炎症が起こるし、正常な形態ではいられない。
でも...
付着したい先が平らに変化したら?歯肉は歯(硬組織)と違って軟組織。その組織は変化していく、つまり治癒...治癒という言葉もあまりしっくりこないけど、正常化していくと思うのです。いえ実際正常化するのです。再付着はしませんが、吸着はします。
それは体験済みで、私は歯肉内面を不必要に削ぎません。削げば傷になり、治癒の過程を利用して再生を図る目的で行うのでしたらそれも良いのかもしれませんが、私は歯石の除去が下手なので完全に歯石を除去できているとは思えないし、完全な歯石の除去はできないと考えています。
感染な汚染部の除去ができなければ、組織の再生はありえない
だから再生を図る目的は私にはない。炎症をおさえる事が目的なので、歯肉は切らない。
人間の体はよくできていて、体に無駄なものはないし、私たちが考えている以上に巧妙な働きをしている。私たちが理解していないだけかもしれないと私は思うのです
というわけで。昨日も画像をカットしたのですが。。。
連日歯石の除去に追われています。
というと、また誤解を生みそうなのですが、もちろん、問題ない患者さん、問題ない部位もたくさんあります。
皆さんはどこをゴールに患者さんのメインテナンスをしていますか
ポケットデプスが浅くなる事ですか
私は、出血しない歯肉作りを心がけています。
だって、出血って、歯肉炎、つまり歯周病の始まりでしょう
でも、口腔全体で、歯の全周のどこも出血しない人ってかなり少ないです。でもしない口腔も作れます。
それは私だけの力じゃ無理だけど。きちんとしたクリーニングと患者さんの手入れ、つまり協働でなせる技です
でも、その方向に導くのは担当する歯科衛生士です。
マイハイジニストあなたのお口をお任せできる歯科衛生士をぜひ見つけてください
さて。明日もがんばっぺ