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歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)

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皆様、こんばんは。naomiです
連日暑い日が続きますが、皆様おかがお過ごしでしょうか?

さて、私は今週から2ヶ月の小児摂食の研修を終えて、在宅チームになりました。

昨日の初日はものすごい暑さで...40歳超えの私には、とうてい...

色んな先生方に心配して頂き、さて、この夏乗りきれるか

10年以上前に院長の入谷と一緒に訪問歯科診療を行っていましたが、その頃とは違って、今は摂食指導がメインです。10年前は、虫歯の治療や入れ歯、口腔ケアが主でしたが、時代は変わるものですね

まあ、専門の診療科で勉強しているわけですから、あたり甘えですが、どういう方の依頼があるかというと、ご病気や老衰によって口から食べられなくなった方や、飲み込めなくなったからの依頼が多いです。

例えば脳梗塞術後で麻痺があってお鼻からチューブを入れて退院されたとか、パーキンソン病でお口の機能の低下によって飲み込みにくくなってきたとか、痴呆症で食べ物が飲み込めなくなったとか。

実際にお宅に訪問し、まずはお話を聞いて、嚥下内視鏡検査を行います。
実際に普段食べているもので評価したり、嚥下調整食品などを使用して検査します。

食べ物を認知できるか?に始まり、捕食の状態、唇の動きはどうか、舌の動きはどうか、頬の動きはどうか、咀嚼はできているか、嚥下反射はきちんと起こるか、遅延はないかなどを調べます。ゴクッの後に食べ物の残留はないか、気道への誤嚥はないかなどを調べます。

その上で、現在のお口の機能に食形態があっているのかを判断し、回復できる機能があれば、訓練を指導し、回復のみ込みが薄ければ現状維持を目標としたり、より安全にお口から食べられる方法を模索していきます。

小児は発達期の障害なので、まだ機能未獲得なために食べられない事も多いですが、大人の障害は、一度獲得したものを病気などの障害によって失いますので、再獲得は難しい場合が多いです。

これが子供と大人の大きな違いです。

ただ、私は最初に子供の摂食を見られたおかげで、口の機能をより理解する事ができました。どうやって口から食べる機能を獲得してゆくのかを知ることによって、大人においてどこの機能を失ってしまったのか、どこにアプローチすれば失った機能を回復できる可能性があるのか?を想像しやすくなりました。

とは言っても....

評価はともて難しく、日々、1つ1つ検査の意味だったり、解剖学だったり、機能だったり...その都度理解できなかったものを追いかけて勉強しています。

それにしても時間が足りなく、なかなか追いつかないのですが...

さて。明日はイリタニオフィスの勤務日で、メインテナンスの日です。

たくさん在宅の患者様を見ますが...お口の状態が悪い方が多いですね...
でも、どんな患者様でも、銀歯が入っていたり、前歯を被せていたりするのですから、歯科医院にはかかった事があるのです。きっと歯石だってとった事があるはず。という事は、歯科衛生士と出会っているという事で...

なぜ出会った歯科衛生士がモチベーションを上げられなかったのか本当に悔しく思います

私の患者様にも40歳、50歳、60歳、70歳、80歳...90歳の患者様がいますけど、私と関わる事によってお口の中は激変していきます。

90歳の患者様は私が担当しだいしたのが、80代という遅咲きの患者様。
それでも数回の関わりでものすごく歯肉は良くなりましたし、いつも膿が出ていて、いつ誤嚥性肺炎になるかわからない状態でしたけど比べ物にならないほどお口の中が激変しました

出会う歯科衛生士によってお口人生...つまり人生は変わります。

最後まで美味しく、美味しい人生を送れますように

今週も頑張ります。