☆オフィスの特化した顕微鏡診療のお約束と証☆ 歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)
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久しぶりのブログです。今年も早いものでもう1月が終わってしまいました...
つい先日お正月を迎えたばかりだと言うのに
私の今年初のお仕事は、先週金曜日に行われた首都圏滅菌管理研究会の幹事の会合でした
かなりな緊張からの疲労で週末はバタンキュー
次回の研究会は記念すべき第10回大会。小林寛伊先生初め著名な先生方がお話し下さいます。詳細は研究会のHPで発表されると思いますのでもう少々お待ち下さい。
【滅菌バリデーション】
清潔でキレイな歯科医療
患者毎に管理された滅菌システム
物理的インジケータ
化学的インジケータ / CI Bowie & Dick test Helix test
生物学的インジケータ / BI
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久しぶりのブログです。今年も早いものでもう1月が終わってしまいました...
つい先日お正月を迎えたばかりだと言うのに
私の今年初のお仕事は、先週金曜日に行われた首都圏滅菌管理研究会の幹事の会合でした
かなりな緊張からの疲労で週末はバタンキュー
次回の研究会は記念すべき第10回大会。小林寛伊先生初め著名な先生方がお話し下さいます。詳細は研究会のHPで発表されると思いますのでもう少々お待ち下さい。
私は今回初めての幹事としての参加でしたが、畑違いの私を役員の皆様初め研究会の皆様が温かく迎えくれて下さって...まずはホッと一安心。研究会の皆様には感謝、感謝です
実はあまりにも外の活動の事ばかりを書いていると、患者さんに心配されます。
『naomiさん、辞めるんですか?』
辞めません
私の本業は臨床家ですから。
目の前の患者様一人を幸せにできなくて多くの人を幸せにはできないが持論ですもの。
ちゃんと本業のお仕事してます。久しぶりに症例を。最近は初回クリーニングの方が増えて来たので、歯石除去の症例がたくさんあります...が写真を選んで落としてきたり大きさを変えたり、ブログを書いたり...がなかなか時間がとれなくて紹介できないのが今の悩みです
さて、最近はよく『当院では歯科衛生士が顕微鏡を使用してメインテナンスを行っています。』というのを見ます。こう書いてあると患者さんとしては、顕微鏡があれば精度の高い歯石除去を行ってもらえると思うのでしょうね...
でも実際には全くそんな事ありません。
選ぶべきは顕微鏡があるかないかではなくて、自分の体を任せる人が信頼できる歯科衛生士であるかどうかです。なぜなら歯科衛生士の仕事は奥深く、その力量が問われる仕事だからです。
顕微鏡だけがあったところで患者様を導けるかどうかは別の問題。
下顎右側の頬側の写真です。
さて、この写真を見て私がどこを観察しているのか皆様はお分かりになりますでしょうか?
いいえ不正解です。私が気になったのはここです。縁下の歯石。これはポケットをよけて見える歯石を拡大したもの。上の写真のように、そのまま拡大したところで何も見えません。ポケットの中の異常に気づき、中を確認しようと思うのは、それは私の歯科衛生士としての経験からの臨床的感からです。
『むむむ... 何かある。』
いつも申し上げますが器具の1目盛りは1mm。1mm強程度の歯石。こんな1mm程度の歯石なんて取らなくても問題ないかもしれません、でも、初発がこれで、この歯石がどんどん大きくなったり、この歯石に細菌が付着して歯周病が進行していく...
でもね、正直言いますけど、1mmの歯石の除去って半端なく神経使いますポケット幅2mm程度の中の1mmの歯石を歯肉の内縁上皮に器具が当たらないようによけながら処置するのですから、その集中度と言ったらありません。
正確に歯石だけに器具を当てます。超音波で粉砕。歯石全体が1mm強で上の写真の小さい塊って何ミリよ?って話です
健康な組織は美しい。上皮内面はなぜかキラキラしていて、歯石を除去した瞬間から歯面に付着しようとしてくる。人体の不思議。だから歯石除去直後はその姿を撮影するのが更に難しい。
歯科衛生士の仕事は奥深い。手技の確実性と知識と経験。顕微鏡があるないなんてどうでもいい。
だってヨーロッパでは顕微鏡で歯科衛生士が歯石の除去なんてしてない。でも80歳で20本以上の歯を残している。それは歯科衛生士の手技だけじゃない知識の伝授や導き方により患者様のお口の運命は変わってくる。だから信頼できる歯科衛生士である事が重要なのだ。
歯石はとってもまたついてくる。顕微鏡を使う衛生士よりも患者様のモチベーションを上げて二度と歯石のつかないテクニックをマスターさせる歯科衛生士の方がずっと価値がある。
どうしても不器用でセルフコントロールが難しい患者様を次回必ず来院するようにモチベートできる歯科衛生士の方がよっぽど価値がある。
顕微鏡があるかないかとか、歯石が確実に除去できるかどうかなんて本当はどうでもいい話。
歯石なんて残っているに決まっている、顕微鏡があってもそれは今見えている世界の話。電子顕微鏡で確認したら確実になくなっているという保証はない。肉眼の時よりリスクが減っただけ。
歯科衛生士奥深し。
さて今週も精進するとします
実はあまりにも外の活動の事ばかりを書いていると、患者さんに心配されます。
『naomiさん、辞めるんですか?』
辞めません
私の本業は臨床家ですから。
目の前の患者様一人を幸せにできなくて多くの人を幸せにはできないが持論ですもの。
ちゃんと本業のお仕事してます。久しぶりに症例を。最近は初回クリーニングの方が増えて来たので、歯石除去の症例がたくさんあります...が写真を選んで落としてきたり大きさを変えたり、ブログを書いたり...がなかなか時間がとれなくて紹介できないのが今の悩みです
さて、最近はよく『当院では歯科衛生士が顕微鏡を使用してメインテナンスを行っています。』というのを見ます。こう書いてあると患者さんとしては、顕微鏡があれば精度の高い歯石除去を行ってもらえると思うのでしょうね...
でも実際には全くそんな事ありません。
選ぶべきは顕微鏡があるかないかではなくて、自分の体を任せる人が信頼できる歯科衛生士であるかどうかです。なぜなら歯科衛生士の仕事は奥深く、その力量が問われる仕事だからです。
顕微鏡だけがあったところで患者様を導けるかどうかは別の問題。
下顎右側の頬側の写真です。
さて、この写真を見て私がどこを観察しているのか皆様はお分かりになりますでしょうか?
6番の近心の縁上歯石らしきもの?と思いますか?
『むむむ... 何かある。』
いつも申し上げますが器具の1目盛りは1mm。1mm強程度の歯石。こんな1mm程度の歯石なんて取らなくても問題ないかもしれません、でも、初発がこれで、この歯石がどんどん大きくなったり、この歯石に細菌が付着して歯周病が進行していく...
でもね、正直言いますけど、1mmの歯石の除去って半端なく神経使いますポケット幅2mm程度の中の1mmの歯石を歯肉の内縁上皮に器具が当たらないようによけながら処置するのですから、その集中度と言ったらありません。
正確に歯石だけに器具を当てます。超音波で粉砕。歯石全体が1mm強で上の写真の小さい塊って何ミリよ?って話です
健康な組織は美しい。上皮内面はなぜかキラキラしていて、歯石を除去した瞬間から歯面に付着しようとしてくる。人体の不思議。だから歯石除去直後はその姿を撮影するのが更に難しい。
歯科衛生士の仕事は奥深い。手技の確実性と知識と経験。顕微鏡があるないなんてどうでもいい。
だってヨーロッパでは顕微鏡で歯科衛生士が歯石の除去なんてしてない。でも80歳で20本以上の歯を残している。それは歯科衛生士の手技だけじゃない知識の伝授や導き方により患者様のお口の運命は変わってくる。だから信頼できる歯科衛生士である事が重要なのだ。
歯石はとってもまたついてくる。顕微鏡を使う衛生士よりも患者様のモチベーションを上げて二度と歯石のつかないテクニックをマスターさせる歯科衛生士の方がずっと価値がある。
どうしても不器用でセルフコントロールが難しい患者様を次回必ず来院するようにモチベートできる歯科衛生士の方がよっぽど価値がある。
顕微鏡があるかないかとか、歯石が確実に除去できるかどうかなんて本当はどうでもいい話。
歯石なんて残っているに決まっている、顕微鏡があってもそれは今見えている世界の話。電子顕微鏡で確認したら確実になくなっているという保証はない。肉眼の時よりリスクが減っただけ。
歯科衛生士奥深し。
さて今週も精進するとします