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歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)

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皆様こんにちは、歯科衛生士naomiです今日は朝からシトシト関東も梅雨入りしたのですよね。さて。今日は午後から40友の会ですあ、40友の会というのは、うちの(歯科衛生士の)勉強会でして、正式名称はen-rond(アンロンド)という歯科衛生士の勉強会です。

20代で発足してはや20年。20代だったメンバーも今や40代となり、おばさん化...うちの院長が40友の会と命名しました失礼ですよね〜まあ、事実なので、面白がって私も使っているんですけどね

さて。歯科衛生士naomi、日々歯の付着物、沈着物と格闘している毎日です。

今日も、シビアなケース...
 
右下6番近心ポケット4mm。レントゲン上での骨吸収あり。初診時より既に4mmの歯肉退縮があり。つまり骨吸収の程度とすれば、正常な歯肉ラインだとすればポケット8mmに相当するケースです。

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空気をかけるとポケット内に歯石が。ただこれば氷山の一角本来ならば最初に歯石底部を確認して除去を行うのが理想的ですが、私が行う予防的な歯石の除去は、ポケットが締まっている場合が多く、最初から歯石底部を確認する事が困難な場合が多い。

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上部の歯石を除去しながら、その歯石を追っていきます。先ほどの歯石を除去して回りを確認すると舌側に向かって根面にびっしりと壁のようになった歯石が現れましたでもこれも見えている部分は氷山の一角。

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ポケット底部に向かって厚い歯石が現れましたシビアです...

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ポケットは不思議な組織で、最初は締まっているのですが、器具で少しづつ緩めていくとこんなに見えるようになります。ただし、開くといっても切開は一切しませんので、せいぜい2mm〜3mm程度です。

入り口2〜3mmを覗くだけでも、顕微鏡のポジションがかなり困難となりますし、さらにそのポジションで処置を行うというのもかなりの難度です。

歯科用顕微鏡を老眼鏡だとおっしゃる歯科医師、歯科衛生士がいるようですが、それは違うと私は思います。歯科用顕微鏡にはこんなにも可能性がある

歴史的論文では、ポケット4mm以上の歯石は取れないという文献があります。しかしながら、歯科用顕微鏡はその限界を超えてきます。しかも無麻酔、切開なしで。つまり、歯科衛生士でも行えるこれは画期的、歴史を変える事実です。

しかも見えますからね。処置をした人の証拠が残ります。

歯石の除去は大変難しいものです。こんなに見えてみても、私は取り残しの可能性があると考えています。それはポケット底部は何組織との境界線で、その境界部の歯肉の中に付着物や沈着物が隠れている可能性があるからです。しかし、それは歯肉を開いても同じ事。限界をどこに設定するか...そういう事も考えないといけないような気がします。

まあ、まずは歯石をつけない事が大切つまり早い段階で歯の大切さを教えてくれる歯科衛生士さんと出会う事が幸せの第一歩だと思います。

さて。お洗濯してお出かけしまーす