☆オフィスの特化した顕微鏡診療のお約束と証☆ 歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)
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【滅菌バリデーション】
清潔でキレイな歯科医療
患者毎に管理された滅菌システム
物理的インジケータ
化学的インジケータ / CI Bowie & Dick test Helix test
生物学的インジケータ / BI
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皆様おはようございます、顕微鏡歯科衛生士naomiです
さて一昨日のセミナーで感じたことを、(今回こそ)形に残さなくっちゃ!と思って考えてみました。
昨日も言った通り、歯科衛生士教育を改めるべきだと私は思う。
歯科衛生士の初期治療の項目として、スケーリング、TBI...とある。このTBI、日本ではとっぱらった方がいい。TBIが患者への教育の導入のように言われることが、大きな間違いではなかろうか
このマニュアル的記載が、歯科衛生士と患者の不幸の始まりだ。
先にも書きましたが、アメリカやヨーロッパでは、歯科への関心が高く、歯が大切だということは周知の事実で、アメリカでは小学校の頃にはフロス(糸)の指導がされる。歯科医師会のスローガンがfloss or die フロスしますか?死にますか?というのを見ても国民に対する口腔衛生士の徹底ぶりがうかがえる
ヨーロッパではどうか?ヨーロッパでは子供の頃からサリバテストを保健所で行って、リスクが高い子供には徹底的な予防プログラムが行われる。もちろん歯磨きの指導もあるけれど、食事指導やフッ素の指導などトータルでケアが行われる
日本はどうか?三つ子の魂百まで。大人になってから歯の重要性を説かれてもすでに口腔内は手遅れ。国民皆保険という世界に類を見ない素晴らしい制度のおかげで、歯の治療が安いのだからそん弊害として自分で自分の歯は大切にしない。
いつまでたっても歯科医院は痛くなったら行くところである。
え?私患者見てますって?担当制の歯科衛生士も増えているし、自分は違うと誰もが思っている。よく考えてほしい。
では、歯科衛生士がメインテナンスやってます、私の担当患者たくさんいますって言うけど、なんでそんなに患者が来ているのに、40歳以上の歯周病罹患率が80%なの?数が合わなくないですか?もと現実を見ましょう、歯科衛生士さん。来ているのは数人で、知らないうちにドロップしているでしょう?
数値として日本のメインテナンスリコール率は2〜20%と言われています。メインテナンスに来ている人は数名で、歯科医院に来ているほとんどの人はリコールに乗ってないというのが現状です。自分で数値化してみてください。リコール患者/初診数で。皆さんの医院のカルテナンバーは何番ですか?そのうちの何人がリコール患者ですか?
アメリカやヨーロッパだったら、初期治療のいの一番にTBIで良いと思うのです。それは誰もがすでに歯の大切さを知っているから、テクニックを伝えれば良いのです。でも、ここは国の歯科予防に対してのサポートは何もない日本。
TBIの前に、モチベーションすることが大切。というと、モチベーション=TBIを考えるから話がややこしい。何も歯ブラシの話でモチベートしなくても良いのでは?もっと柔軟性を持ちましょう。
臨床では、歯科衛生士に与えられる時間がTBIとして与えられるだけで、だから歯磨き指導しなくっちゃという概念が既に不幸の始まりだ。
当医院に来院するほとんどの患者様が、今までに歯磨き指導を受けている。でも、メインテナンスには通ってないし、歯磨きだって決して上手くない。それにフロスを使っている人はほとんどいない。
え?歯磨きしてれば(できているできてないは関係なく)歯科疾患って防げるの?そんなの歯科衛生士に言われなくたってやってるよ。歯科衛生士が介入した結果が何も見られない。
日本ではTBIって言葉をなくした方がいい。こんな風に変えた方がいいと思う。
だからTBIセミナーじゃなくて、ヘルスケア行動変容セミナー。TBIがあまりにもマニュアル化しすぎた。
昨日のセミナーのテーマは考える歯科衛生士。ヘルスケア行動変容のためにどうアプローチするか?そう変えた方がいいわね。私たちの提示の仕方も悪かったかもしれない。反省。
アメリカやヨーロッパとの違いは何か?
何度もしつこいけど、アメリカヨーロッパの場合、TBIの前にすでに歯科医療従事者との信頼関係が出来上がっていると言える。でも、日本はそうじゃない。TBIの前に歯科衛生士自身が信頼されないといけない。瞬時でその信頼を勝ち得ないといけないのだから、それはそれは難しく、簡単にはいかない。
そこが欠落している。だから歯科衛生士が患者さんを目の前にして一番に考えることは、口腔衛生士状態を良くしようじゃなくて、いかにしてこの人の信頼を勝ち得るか?だ。
だとしたら自然とアプローチが変わってくるのではないだろうか?
目線を合わせて名を名乗る、相手を知る為に相手の話を聞く、相手に合わせて譲るでしょ。
例えば、新学期の春。クラス替えで素敵な男子と同じクラスになって、一目惚れした。さて、あなたならどうする?突然、「私が今日からあなたの彼女だから、今日から言うこと聞いてね!」って無理じゃない?
最初にすることは、「私naomiです、よろしくね。」「ねね、どこの学校だったの?」「部活何やってたの?」「どうやって学校に来てるの?」とかさ、あなたのこと知りたいのオーラ出すでしょ?で、距離感が近くなったら、「つつつつ、付き合って下さい!」ってなって、彼の担当になるわけでしょ。
患者さんだって人なんだから。いきなり彼女ヅラはやめようよ。
というわけで、まだまだ真の歯科衛生士の育成はほど遠い。でも毎回、毎回私たち教える側のレベルもアップさせることで、歯科衛生士を引っ張り上げよう。今回は前半に感染制御の話をしたけれど、それだけじゃなくて、行動変容だけの練習をするセミナーがあってもいいか。フォローアップとして。
1回だと考え方が強化されない。何度も何度も考え方を繰り返しインプットする事で変わっていくような気がする。
次回今月末にまた話し合わなくちゃ。
たった今決まったけど、次回のセミナーは10月です!
テーマは同じだけど、話す内容は今回よりもパワーアップ、するように企画しようと思います。参加した人も初めての人もまた勉強になるようにこうご期待です
さて一昨日のセミナーで感じたことを、(今回こそ)形に残さなくっちゃ!と思って考えてみました。
昨日も言った通り、歯科衛生士教育を改めるべきだと私は思う。
歯科衛生士の初期治療の項目として、スケーリング、TBI...とある。このTBI、日本ではとっぱらった方がいい。TBIが患者への教育の導入のように言われることが、大きな間違いではなかろうか
このマニュアル的記載が、歯科衛生士と患者の不幸の始まりだ。
先にも書きましたが、アメリカやヨーロッパでは、歯科への関心が高く、歯が大切だということは周知の事実で、アメリカでは小学校の頃にはフロス(糸)の指導がされる。歯科医師会のスローガンがfloss or die フロスしますか?死にますか?というのを見ても国民に対する口腔衛生士の徹底ぶりがうかがえる
ヨーロッパではどうか?ヨーロッパでは子供の頃からサリバテストを保健所で行って、リスクが高い子供には徹底的な予防プログラムが行われる。もちろん歯磨きの指導もあるけれど、食事指導やフッ素の指導などトータルでケアが行われる
日本はどうか?三つ子の魂百まで。大人になってから歯の重要性を説かれてもすでに口腔内は手遅れ。国民皆保険という世界に類を見ない素晴らしい制度のおかげで、歯の治療が安いのだからそん弊害として自分で自分の歯は大切にしない。
いつまでたっても歯科医院は痛くなったら行くところである。
え?私患者見てますって?担当制の歯科衛生士も増えているし、自分は違うと誰もが思っている。よく考えてほしい。
では、歯科衛生士がメインテナンスやってます、私の担当患者たくさんいますって言うけど、なんでそんなに患者が来ているのに、40歳以上の歯周病罹患率が80%なの?数が合わなくないですか?もと現実を見ましょう、歯科衛生士さん。来ているのは数人で、知らないうちにドロップしているでしょう?
数値として日本のメインテナンスリコール率は2〜20%と言われています。メインテナンスに来ている人は数名で、歯科医院に来ているほとんどの人はリコールに乗ってないというのが現状です。自分で数値化してみてください。リコール患者/初診数で。皆さんの医院のカルテナンバーは何番ですか?そのうちの何人がリコール患者ですか?
アメリカやヨーロッパだったら、初期治療のいの一番にTBIで良いと思うのです。それは誰もがすでに歯の大切さを知っているから、テクニックを伝えれば良いのです。でも、ここは国の歯科予防に対してのサポートは何もない日本。
TBIの前に、モチベーションすることが大切。というと、モチベーション=TBIを考えるから話がややこしい。何も歯ブラシの話でモチベートしなくても良いのでは?もっと柔軟性を持ちましょう。
臨床では、歯科衛生士に与えられる時間がTBIとして与えられるだけで、だから歯磨き指導しなくっちゃという概念が既に不幸の始まりだ。
当医院に来院するほとんどの患者様が、今までに歯磨き指導を受けている。でも、メインテナンスには通ってないし、歯磨きだって決して上手くない。それにフロスを使っている人はほとんどいない。
え?歯磨きしてれば(できているできてないは関係なく)歯科疾患って防げるの?そんなの歯科衛生士に言われなくたってやってるよ。歯科衛生士が介入した結果が何も見られない。
日本ではTBIって言葉をなくした方がいい。こんな風に変えた方がいいと思う。
だからTBIセミナーじゃなくて、ヘルスケア行動変容セミナー。TBIがあまりにもマニュアル化しすぎた。
昨日のセミナーのテーマは考える歯科衛生士。ヘルスケア行動変容のためにどうアプローチするか?そう変えた方がいいわね。私たちの提示の仕方も悪かったかもしれない。反省。
アメリカやヨーロッパとの違いは何か?
何度もしつこいけど、アメリカヨーロッパの場合、TBIの前にすでに歯科医療従事者との信頼関係が出来上がっていると言える。でも、日本はそうじゃない。TBIの前に歯科衛生士自身が信頼されないといけない。瞬時でその信頼を勝ち得ないといけないのだから、それはそれは難しく、簡単にはいかない。
そこが欠落している。だから歯科衛生士が患者さんを目の前にして一番に考えることは、口腔衛生士状態を良くしようじゃなくて、いかにしてこの人の信頼を勝ち得るか?だ。
だとしたら自然とアプローチが変わってくるのではないだろうか?
目線を合わせて名を名乗る、相手を知る為に相手の話を聞く、相手に合わせて譲るでしょ。
例えば、新学期の春。クラス替えで素敵な男子と同じクラスになって、一目惚れした。さて、あなたならどうする?突然、「私が今日からあなたの彼女だから、今日から言うこと聞いてね!」って無理じゃない?
最初にすることは、「私naomiです、よろしくね。」「ねね、どこの学校だったの?」「部活何やってたの?」「どうやって学校に来てるの?」とかさ、あなたのこと知りたいのオーラ出すでしょ?で、距離感が近くなったら、「つつつつ、付き合って下さい!」ってなって、彼の担当になるわけでしょ。
患者さんだって人なんだから。いきなり彼女ヅラはやめようよ。
というわけで、まだまだ真の歯科衛生士の育成はほど遠い。でも毎回、毎回私たち教える側のレベルもアップさせることで、歯科衛生士を引っ張り上げよう。今回は前半に感染制御の話をしたけれど、それだけじゃなくて、行動変容だけの練習をするセミナーがあってもいいか。フォローアップとして。
1回だと考え方が強化されない。何度も何度も考え方を繰り返しインプットする事で変わっていくような気がする。
次回今月末にまた話し合わなくちゃ。
たった今決まったけど、次回のセミナーは10月です!
テーマは同じだけど、話す内容は今回よりもパワーアップ、するように企画しようと思います。参加した人も初めての人もまた勉強になるようにこうご期待です