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歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)

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あら気がつけば、顕微鏡アシスタントYuちゃんがとうとうカミングアウトしてる...

まるで鬼教官のわたくし自分ではわからないけど、真剣だとこんな顔しているのね〜

2014-03-14-12-16-31

人生は本当に短いですね...最近よく言いますけど歯科衛生士道まっしぐら、一心不乱に歯科衛生士やってきました。いつでもまだまだと思って。20代中にセミナーを開催したこともあったけど、当時はそれは私の目指しているものではなかった。

え?セミナーが上手くいかなかったのかって?いえいえ全く逆です。満員御礼で、2回目も開催したほどでしたもの

当時は若かったし、エネルギーもあって、ノリで突っ走っちゃった自分もいたし...でも今でも忘れないのは...きっともう誰もそんな事覚えてないと思うけど。セミナーが終了して、調子に乗っちゃった私たちはその後の打ち上げに直行するのに舞い上がっちゃってて...お化粧室に行ったりしてちょと帰り遅れた受講生をよそに、とっととエレベーターを降りた...

若かったですねぇ

受講生への感謝の気持ちも、確かに受講してくれて有難いとは思っていたけれど、でもそれにも増して自分達のセミナーの成功がうれしくて、調子に乗っちゃったんですよね。今思えば、最後の1人まで見送るような気持ちでセミナーをするべきだったなぁ...と。

もう15年も前の事なのに。

それから月日が流れて、今はなき風見健一先生のシャープニングのセミナーで講師養成コースを受講し、風見先生の前で模擬セミナー。1人でプレゼンした事もある。

その時お手伝いに行ったセミナーで...受講生からある質問を受けた。知ったかぶって答えてしまったのが運の尽き。実は全く答えが違くて...同じ質問を最後の質疑応答で他の方質問して、私の知ったかぶりが露呈した...ああ、初めて告白した。今でも忘れてない。

それももう5年以上前の話。ああ、本当に失礼な事をした。講師には本当に向いてない。

そもそも、最初に講師を辞めたのは講師はある程度知識があって、プレゼンが上手ければ誰でもできるとわかったからで、私が目指していた臨床がすごい人とはかなり違ったからだった。

それと、風見先生に「講師になるなら教える事を好きになった方がいい。」と言われたこと。教えるのが好き...かぁ...

人間的な器でしょうね...私の度量が小さくて、余裕がなかった。

それから、月日は流れて...風見先生がお亡くなりになった...そして時を同じくして、大切な人を2人同時に失った...その数年間は私の人生の中で大きな転機となったのだな。今思えば。

命の短さを知った事、そして先に逝ってしまった彼らに恥じない自分になる事。それは今まで誰かが歯科衛生士道を若い世代に教えてくれると人頼にしていた私を動かすモチベーションとなった。

私の生きている使命。私がすべき事。私にしかできない、次の世代に伝えなければいけない事。

まあそんな年になったのでしょうね。もう40歳超えたし80歳まで生きたとしても春はあと40回しかこない。無駄にできない。自分から前に進んでいかないと。

いつも書くときに迷う。書けば自画自賛になりそうで...

歯科用顕微鏡を使ってポケットの中の歯石を確実に除去している歯科衛生士はおそらく私だけである。世界でも類を見ない。歯周病の治療として歯石の除去をしている歯科医師はいるけれど、予防的に何の症状もない歯肉の中に付着している将来の病気の目の歯石を除去している歯科医療従事者はおそらく私しかいない。

それは顕微鏡があるだけではできない、歯科衛生士道を極め続けてきたからできる処置だから。

学会で発表した3年前、某学会で歴史が変わるチャンスがあった。日本はものすごいチャンスを持っていた。今までポケット4mmを超える歯石の除去は無理だと言われたきたけど、顕微鏡を使えばそんな限界簡単にクリアできる。しかも世界でも歯科用顕微鏡を使う歯科衛生士はまだいない。

日本では多くの歯科衛生士が顕微鏡を使い始めている。日本の歯科衛生士が動けば歴史は変わったが、様々な既得権益が絡んで、名誉欲やお金...そんなものに眼がくらみ、学問の道は閉ざされた。

あーあほらし。

お陰様でその技術は外に出ることなく、Yuちゃんに引き継がれる事となった。

私が教えているYuちゃんがものすごいスピードで進化。先日超音波スケーラーの練習をしたけれど、わけもわからずやらされたエキスプローリングの練習の成果が出ている。まだ歯石は除去まではできないけれど、学生だけどそんじょそこらの歯科衛生士に負けないテクニックを身につけている。

だよね〜歯石の除去の上手さは超音波スケーラーが使えることとは別。細かい動きができる手をどう作るかが重要なのだ。でも、それは誰も教えてくれない。だから痛い、下手、患者来ない

Yuちゃんは恵まれていると思う。教えてくれる先輩がいるという事は、上達が早い。でも、実はその環境を自分で掴んでいるとも言える。逃げ出す衛生士もいっぱいいるから。そこに果敢に挑んでくる彼女はある意味すごいと思う。しかも、私に挑んでくるわけだし

でも、人を扱う職業である歯科衛生士なのだから、そんな思いは当たり前だと思う。自分に負けるぐらいなら、歯科衛生士になんてならない方が患者のため。歯科衛生士道はそんなに甘く無い。

お陰様で4月のセミナーは満員御礼となりました。私のブログを見てという方も数名いて、これまたチャレンジャーな歯科衛生士がいるもんだと思うけど、でもその衛生士さん達はセミナーに申し込んだ時点ですでに一歩を踏み出している。その一歩がすでに成長なのである。まだお会いしてないけどそれは褒めてあげたい。会うのが楽しみです。

今ふと浮かんだけど、プロとは自分に負けずにその道を追究し続ける事。なのかも。

長くなりました。

とめどなくなりましたが、どうやら今年は次世代の衛生士さん達に何かを伝える年のようですね。

私は私の使命を果たすために。頑張ります