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歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)

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皆様おはようございます。今週も始まりました今週も張り切ってまいりましょう

さて、先週末は金曜日、土曜日と学会に参加して参りまして。そして昨日日曜日は4月に開催するセミナーの打ち合わせ。ほとんど休みがない感じですが、まあ好きな事をやっているので、ま、いっか

さて、昨日のセミナーの打ち合わせで、なんと大変な事が判明。

歯科衛生士が診療室からいなくなる!?

そう、いまや歯科衛生士は引く手数多の職業なのです。
歯科医師の先生たちが予防を勉強しても、やってくれる歯科衛生士がいない
そこで何が起こったか。とうとう歯科医師が1人でできる テクニックをセミナーで教え出しているとか...

でも実際に歯科医師がそれを学んだところで、実際には、臨床で歯科医師がそんな事(そんな事というのは表現がよくないけど)をしている暇はない 。ほとんどの患者さんは、歯科医院へ治療を望んで来院するわけで、つまり歯科医師は治療をしなければならない。

歯科医師が予防をやっていたら、患者さんが溢れてしまうし、実際のところチャージがあわない。でもいたしかたなく、歯科医師がするとしても、まあ丁寧にはできませんよね...正直。

歯科診療所は、今や24時間営業、年中無休。コンビニか 働く側の私たち歯科衛生士も拘束時間が長い上に給料は安い、保険もなくて...労働環境が悪い。

それに比べて、仕事の内容は別として、今や医科では口腔ケアが大流行。 

今回の学会でも、ランチョンセミナーでVAP(人口呼吸器関連肺炎)予防としての口腔ケア と受講しようとしたら、朝一番に売り切れ...

当たり前だけど、口は体の一部ですから、口のケアをする事が全身の様々に影響する事は、私たちの中では周知の事実ですが、まだまだ勉強不足で歯磨き屋な歯科関係者も多く、医科関係者の方が口腔ケアに関心が高い。口腔ケアが関心を浴びている理由はこちら(日本人の死亡原因と口腔ケア)をごらんください。

最近は病院や介護施設で働く歯科衛生士が急増しています。お給料はどうかと思いますけど、社会保障と勤務時間は病院の方がしっかりしています。必要とされるニーズもあるし、働く側の歯科衛生士の要望とも合致する...

しかし!!!
そういう環境的な問題はありますが、全身の状態が悪くなる前から口腔ケアをしておけば、もっと生活の質が高くなる。つまり、

予防を担うのが歯科衛生士

なのだから、歯科衛生士が病院に流れてもらっては困るでしょう?!病院でやっている事は所詮対処療法でしかありません。

もっと診療室で、若い時から、口腔ケアの話をしていたら。こっと口腔ケアのモチベーションが上がっていたら。患者さんが全身のご病気で苦し時に更にわをかけて口腔疾患で苦しむ事はないのです。

そこが歯科衛生士の仕事なのです!!! 

でも、予防は目に見えないし、予防する道と予防しない道の両方を選択する事はできない。
つまり、患者さんにも将来はわからないという事で、その時、何か全身的な病気になり、口腔ケアの事を病院関係者から言われて、初めて気がつく。という事になるのです。

私が昨日感激した一言。

今回のセミナーで講師を担当する、池内麗さんが、

「皆、介護介護って歯科衛生士が言うけれど、私全く興味ないのよね。だってその前に診療室でできる予防があるし、それが歯科衛生士の仕事でしょう?それは看護師さんにはできないんだもの。」

さすが池内さん。私が尊敬する歯科衛生士さんの1人です。世の中の衛生士さんは、ペリオ野郎やガリガリ、クルクル講師の話を聞いてないで、池内さんのような歯科衛生士の本質を知っている衛生士さんの話を聞くべきです。

今回のセミナー、実は私も話をしますけど、私の裏の狙いとしては、この池内麗さんという素晴らしい考えを持った歯科衛生士さんを世の中に出したいという思惑があります


なかなかいませんよ、歯科衛生士道、つまり歯科衛生士という仕事の本質を理解している衛生士さん。

スケーリングの仕方を教えてくれる衛生士さんはたくさんいます、クルクルPMTCのやり方を教えてくれる衛生士さんも、物の話を教えてくれる衛生士さんはたくさんいます。でも、それだけじゃだめなんです

いつも言うように、歯科衛生士は患者さんの人生という舞台にご一緒させていただいて、それこそ健やかなる時も、病めるときも、一生涯そっと患者様に寄り添う職業なのです。患者様に一生寄り添うためには、本質を理解していないと長いおつきあいはできない。

それは、歯科衛生士の職業が、患者さんと最終的には人と人、人間と人間の関係になるからなのです。人として成長する事が、歯科衛生士として一生患者さんい寄り添い続けるという事なのです。

目標とする人は選んだ方が良いです。目標とする人を誤れば自分もそうなってしまうからです。だから多くの歯科衛生士さんに、歯科衛生士の本質を極めた衛生士さんを目標としてほしい。自分が有名になりたいために講師をして、パッと見格好よく見える衛生士さんに憧れるんじゃなくて、地味でも長く診療をしていて、患者さんから本当に信頼されている、結果を出している衛生士さんを目標にしてほしい

診療室の歯科衛生士が病院に取られていくことは、最終的には国民の不利益です。

患者さんも選ばなくてはなりません。良き歯科衛生士さんとの出会いは、一生の健康を左右する出会いとなります。

さて...長くなりました。今週も全力投球頑張ります