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歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)

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今日は花木今週も残りわずか!

さて。ここ最近はずっとメインテナンスの患者様を拝見していたのですが、新しい患者様がぽちぽちいらっしゃいまして。最近は腕の見せ所、歯石の除去をせっせと行っております。

今日の患者様は10年以上も歯科医院に行っていないとのことで、歯石も年期ものです。

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最初は歯石の量も多いですし、硬さも硬いので超音波スケーラーで除去を試みました。世界的にもそうですが、歯科衛生士の皆さんは、超音波スケーラーがお好きですよね

先日の講習会でも、症例写真が出ていて、この歯石をハンドスケーラーで取ってくれと言われたら、皆さんどうしますか?ハンドスケーラーで取る人と会場に投げかけがあった時、即座に挙手しようと思ったのですが、すぐさま講師の先生が、「(ハンドスケーラーで取る人は)いませんよね(ハンドスケーラーで取るのは)それは昔の話です。」とおっしゃったので、手を上げようとした私、顔が赤らんでしまいました...私昔の人だったんだ

さて。物事の考え方は様々にあります。

私の持論を述べます。ハンドスケーラーを馬鹿にするなかれ。よく衛生士さんでも、ハンドスケーラーをほとんど使わないとか、最近使った事がないとおっしゃる方がいらっしゃいますが、ハンドスケーラーが使いこなせない人は超音波スケーラーを使っても、歯石の除去が下手だと思います。

私は、「何を使えば」と言う物の話をするのが嫌いです。技術は物で上手くなりません。技術の上手さは物を使いこなす人の技量です

ハンドスケーラーにはその良さがありますし、超音波スケーラーにはそれなりの良さがあります。どちらが良いという事はなく、ケースによって使い分けるのが本当のプロだと私は思います。

さて話を戻しますが、最初超音波スケーラーで除去を試みましたが、何しろ硬いのです。今回の場合は超音波では歯石の表面が削れていくだけで、亀裂が入らない。なぜか?それは歯石は硬いのですが、歯石の結晶の密度がやや粗い(日本語がややおかしいですが表現するとこんな感じ)つまり超音波では全て削りとって行く事になります。

うむ。これは大変。水は苦しいし、削りとって行くとうっすらと歯面に歯石の層が残る。

作戦変更。ハンドスケーラにチェンジ。

戦略は「はじきとばす。」「パキパキ戦法。」教科書的な歯面に平行にスケーラーを当てるという事ではなく、自分の思う方向に力をかけて割る。

めっちゃ早いっ超音波よりもあっという間に縁上の歯石が除去できましたね、物は使い勝手が大切です。さてここからは超音波スケーラの出番。
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超音波スケーラーには超音波の良さがあります。歯肉に埋まった砕けた歯石はまるでガラスの破片のよう。炎症が起きた歯肉にはさまり、ポケットの内縁上皮に突き刺さっていますこれが怖い。これを残したらポケットが閉鎖しない。

歯石を粉砕しながらイリゲーションできる超音波スケーラーはこんな時にうってつけ。
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ただし、超音波スケーラーを使用するにあたり注意する点は、歯肉に当てない事。はい、ここで顕微鏡がなければ無理。手探りでの超音波の使用は、歯肉内面に超音波のチップが当たる事が多い。ポケット内面が炎症を起こしているから出血する場合もありますが、チップが内面に当たって内面から出血する事もあります。

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↑一見歯石が除去できたように見えます。ところがここが顕微鏡の盲点です。顕微鏡は見える物は拡大してくれます。しかし、見えない物を見えるようにしてくれる道具ではありません。透視はできない。つまり、見えない歯肉に埋まった歯石を発見するのは、顕微鏡を使いこなす私って事です。

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ほら。少し歯肉をめくると歯石が見える。顕微鏡で歯石を取る際に注意しないといけないのは、必ずケット底部を確認する事です。

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フィニッシュ歯石が取れると見える世界。それがこの根面。なぜか光輝く根面が見える。なぜ光って見えるのかわからない。でも、綺麗になった瞬間に「美しい」と心にわき上がってくる言葉があります。

それにしても、本当に歯石の除去は怖いです。見えるからこそ怖い。超音波スケーラーは確かに歯石を除去しやすけど、歯石がどんどん薄くなっていくから、最終的に歯面にうっすらと膜のように残る事。ハンドスケーラでは滑沢にできないから、次にチェックした時に粗造だから分りやすい。完全なる歯石の除去は見えないとできない。

そして見えても複雑でデリケートな根面を触るのは怖くて嫌だ... 簡単に歯石の除去と言う患者様や、歯科医療従事者はお断り。私とはその価値観が違う。私にとっては1回1回の歯石の除去は神経をすり減らす手術さながらだからその価値観を共有できない患者様を拝見する事はできない。

毎回歯石除去が終わるとホッとする。
私のゴールはもう少し先にあるけど、1回目の今日はここまで。そう、1回でここまで美しくなります。

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何十年も歯石に埋もれていた歯はその美しさを取り戻す。
誰もが年をとると歯が黄ばむ、汚くなると思っているが、実は全く違う。歯は綺麗にすればその輝きを取り戻す。まるで新しく命を吹き込まれたように

綺麗というのは生命と同じだと私は思う。美しいという事は生命のエネルギーがまだまだある事を証明する。。。とこの発言。私ってばへーーーーーーっん(笑)返事だな。発言がおかしい

有り難い事に、今年のクリーニングの予約は全て一杯となりました...満員御礼です

明日もせっせとクリーニングに励みます。明日もガンバッペ