☆オフィスの特化した顕微鏡診療のお約束と証☆
【滅菌バリデーション】
清潔でキレイな歯科医療

患者毎に管理された滅菌システム

物理的インジケータ
化学的インジケータ / CI   Bowie & Dick test  Helix test
生物学的インジケータ  / BI 
歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)

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桜満開、春ですね今日は院長が研修会に参加のため医院はお休みです。

さて。昨年は歯科医師向けの矯正(歯を動かす治療)の勉強を1年間かけてしましたが、今年もまた別のテーマが与えられそうです最近のオフィスのトピックスは「滅菌バリデーション」です。

そもそも滅菌の目的とは、何でしょうか?

滅菌の目的は「医療機器を患者に対して安全に使用できるようし、患者と作業者の双方にとって不用意に危険が降り掛からないよう処理する事。」とあります。

私達滅菌に関わる医療従事者の責務は「確実な安全性の保証」を行う事です。

機器や器材から病気が広がる危険性を最小限に抑える、つまり絶えず存在する病気の脅威と闘うためにかかせない方法が「洗浄」「消毒」「滅菌」です。

医療機器や医療材料が間違いなく安全に滅菌されるためには、滅菌器を操作する者が熟練しており、滅菌器が完全な状態にある事が不可欠とあります。

これはつまり「物」だけでなく、「人」の「教育」の問題であるという事です。

私達作業者に要求される最低限の知識は

・感染の原因となる生物の性質
・病気の拡大を予防するための手段
・病気を惹き起こす生物を滅殺する方法
・洗浄器、滅菌器の安全で正しい利用法
・洗浄器、滅菌器の構造と操作の手順
・あらゆる種類の被滅菌物とその包装法、また被滅菌物が滅菌剤(蒸気)に暴露した際に起きる現象
・洗浄器、滅菌器の性能の確認方法

あかん...答えられん

滅菌は奥が深い。今読んでるテキストにすごい事が書いてあるよ...

「滅菌とは細菌学、医学、物理学、機械・電子工学、処理技術といった多くの科学が技術が出会う分野である。つまり滅菌とは「生」そのものと真っ向から取り組む分野であり、私達自身を護るために、生と死とが邂逅(思いがけなく出会う)する世界なのです。」

だってすばらしいね。本当その通り。そして最後にこう結んである。

「滅菌とは私達人間を含む生命、そのあらゆる活力や神秘に満ちた仕事なのです。」

滅菌、消毒って一見するといつも器具を洗っている「洗い物のおばさん」のイメージがあるけれど、本当は全く違うんだよね。その人がどんな思いでその仕事をしているかによってその価値は全く違う。でもなかなか素人のアシスタントにはこの事が理解できない。

私は歯科衛生士だけど、「たかが歯磨きお姉さん」になるか「先生と呼ばれるプロ」になるかは私の意識による所が大きい。自分でその職業の価値を高める事ができるかできないか、それは私次第である。

世の中にはそういうのがたくさんある。たかがコーヒーと呼ばせない職人コーヒー屋のカフェドランブルさんや、たかがサーカスを芸術の域に高めたシルクドソレイユさん、たかが遊園地を魔法の国に変えたディズニーランドさん。

人はそういう価値が高まった見てくれに注目してカッコいいと呼んで憧れるけど、本質はそんな所にはない。どれだけ自分のする事の価値を高められるである。見た目を真似してもちっとも格好良くはなれない。だから何の職業でも本当は関係ないのだ。

カッコよくなれるかなれないかは自分との闘いなのである。ヒーローは見た目じゃなくて心意気なのだ。

ちょっとした余談

さて話を戻そうか。

今年はこの分野を勉強する事になりそうだ。

歯科は立ち後れているので、私が学ぶ事でまたこの業界に還元できればよいなと思う。そしてその還元は最終的には患者様への還元となるわけで。

日々精進。結局のところ人って生きている限り自分のために生きているようで人のために生きてるんだよね。そして人がまた自分のために生きていてくれて回り回っているって事だ。

日々感謝。

さてちょっくら洗濯干してきます