歯科用顕微鏡と超音波スケーラーの考察 後編左上6番近心歯石除去@歯科用顕微鏡

February 07, 2014

右上7番遠心歯石除去☆道具を使いこなす


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歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´)

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歯石除去は奥深い...

上顎右上7番の遠心。百聞は一見にしかず。とにかくご覧下さい

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私はいつも思うが、歯科医師と歯科衛生士の役割は違う。歯科衛生士の処置を「たかが」クリーニングと思っているならそれは大きな間違いで、歯科医師と歯科衛生士では視点が「全く」違うという事を理解した方が良い。

私は歯科医師以上に歯の「観察」をしているという自負がある。そして、歯科医師よりも長時間に渡って顕微鏡を覗いている。

歯科医師の治療は合間で顕微鏡から目を話す時があるが(例えば方型取りで硬化待ちとか、仮歯の硬化待ちとか)私はクリーニングを始めたら1時間連続して顕微鏡を使って歯を「観察」する事になる。その間ほぼ鏡筒から目を話す事はない。

そして、歯科衛生士と歯科医師の「観察」の最大の違いは、歯を綺麗にしてから観察するか、そのまま観察するかである。歯科衛生士はクリーニングをする仕事であるからである。だから「たかが歯のクリーニング」と馬鹿にする者はこれから紹介する写真を見るときっと後悔するであろう

右上7番の遠心。歯の表面はうっすらとプラークで覆われている。歯科医師の観察レベルである。

では歯科衛生士の特権であるクリーニング後(ここでは歯ブラシでプラークを除去するのみを差す)をご覧頂きたいと思う

after blush

プラークが慢性的に付着しているので歯肉が炎症を起こしているので出血してくる出血の中に白い方塊が見えるであろうか?これが歯石である。

クリーニングしなければ見えてこない世界を歯科衛生士は見ている。歯がプラークで曇っていては1mm足らずのカリエスを見つける事はできない。カリエスの世界はまた次回お見せするとする

歯科用顕微鏡を用いない場合、この場所は完全に盲目の作業となり、歯石を確認する事も難しい...ましてや歯石の確実な除去など不可能である。

顕微鏡で見えたとしても、この場所に確実に器具を挿入し歯石を除去するのは上級者向けの技である

1

ポケット底を目指して歯肉を開いていく。根面についた歯石が確認できる。
器具は正しく選択すべきだ。器具を熟知していない者にはこの歯石は取れない

2

顕微鏡治療は顕微鏡を使う以前の技量によってその精度は決まってくる
顕微鏡を使わなくても上手い処置ができる者だけが更に顕微鏡の恩恵に与る事ができる

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昨日も申し上げたが、ハンドスケーリングができない者に歯石の除去はできない
なぜなら根面の形態は複雑。超音波スケーラーのチップはほとんどがストレートにできており、更に歯肉縁下用は長くできているのだから、根面にぴったり合うわけがない。

つまり超音波スケーラーのみによる歯石の除去は不可能と言う事になる

必ず隣接面を処置する時には、頬則なら口蓋則の、口蓋則からなら頬則のラインを歯肉を避けて確認する。歯は立体だからだ。

4

口蓋則の隅角が見える。そしてその後には、口蓋則からの確認も勿論必要である

ポケットの中央に凹みがある。根面は私達が思っている以上に複雑なのである

そしてその複雑さ故に歯周病に罹患するのである

歯科用顕微鏡を使用しての歯肉縁下歯石の除去は、非常に神経をすり減らす処置で、毎日自分との闘いである。常に冷静でいられる根気と集中力が重要になる

さて。明日や雪...メインテナンスの患者様が無事にお越しに慣れるか不安だ

皆様もお気をつけて

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mantachannel at 23:57│歯石除去 
歯科用顕微鏡と超音波スケーラーの考察 後編左上6番近心歯石除去@歯科用顕微鏡