【歯科衛生士顕微鏡診療専用個室 】
マイクロスコープホワイトニングスケーリング

完全予約制、個室診療
世界最高のCarzeiss OPMI pico with MORA interface
顕微鏡診療専門歯科衛生士専任アシスタント
画像診断(口腔内超高画質画像世界最高機種マイクロCTハイグレードX-ray) 
3台のPCと5台のモニター 
ガスクロマトグラフィーRCR検査位相差顕微鏡

naomiブログをご覧の皆様、こんにちは歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 初めてブログにお越しの方はこちらをご覧下さい。→歯科疾患の予防の重要性(ブログはおちゃめ(*゚∀゚)ですがHPは真面目です(`・д・´))

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歯科医師の先生向けの歯のクリーニング及び一般の方向けクリーニングのみの診察を始めました。詳しくは電話で問い合わせ下さい。

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今年もあと1ヶ月足らず。今年はいつになく早かったような気がする...

歯科用顕微鏡を本格的に使用し始めて丸2年。日本顕微鏡歯科学会での日本初の歯科衛生士シンポジウムで発表してからもう2年か...

肉眼と顕微鏡を使用した処置は全く違うレベルのものなのだけれど、当初は上手く説明する事ができなかった。「ただ拡大しているだけでしょ。」そう言われれば、違うのだけれど上手く反論できない。

顕微鏡でなくてはできない歯のクリーニング。いつも考え、追求してきた。そしてやっと少しづつそれが見えてきて、説明できるようになってきた。

メインテナンスの患者様。口腔内はとても綺麗なのに。なぜか上顎の歯肉から出血する。

「どうしてなんだろ?」

SRP1

答えはこれ歯肉の中に隠れた歯石。でもこれ...いつも見える訳じゃない。

お手入れが良い患者様ほど歯肉の入り口が締まっていて中が見えない。歯肉の入り口はお手入れが良ければ閉じるし、お手入れが悪ければ炎症を起こして緩む。

ここにもメインテナンス(定期的な歯のクリーニング)の意味がある。ポケット内に歯石があれば必ずいつかポケットが緩んでくる。その時が綺麗にするチャンス。定期的に来院している患者様の歯肉は出血がなくてすばらしく美しい

SRP2
 
風をかけながら超音波スケーラーと呼ばれる器具で歯石を粉砕していく。ポケット幅は1.5mm。

SRP3

歯石をずっと追っていくわけで。この後が歯科用顕微鏡の恐ろしい所。扱う人によって顕微鏡を使って見える物、見える世界が変わってくる。

姿勢を含めた、ミラーの角度や、器具の挿入角度、全てを考慮したポジショニングを極めた者だけが、そして顕微鏡の有無は関係ない、歯科衛生士道を極めた者だけが見ることのできる世界。

SRP4
 
角度を変えるとこの有様。縁から見える歯石なんてほんの氷山の一角。

これを覗こうと思う気構えのある衛生士、そして覗く技術を習得した衛生士、そして見えただけではなく多くの知識からこれを除去できる器具を選択でき、除去できるもののみが患者を救う事ができる。それが真のマイクロハイジニスト

SRP5

そして私はもちろん納得いくまで除去するわけだ。

大臼歯の根面はとても複雑だ。はっきり言って100%除去できるなんて思わない。でも私がやらずに誰がやる。目の前の患者の幸せを願うのが歯科衛生士だ。そして全力を尽くす。

顕微鏡があるだけじゃ、歯肉の上の歯石しか見えない本当に使いこなすという事は歯肉の中を「覗く」技術を持っている事だ。覗かないで拡大だけしているのなら肉眼となんら変わらない。

「覗く」からこそ顕微鏡なのだ。そして結果が出ている(歯石が除去できている)事が大切なのだ。にわか顕微鏡使いの歯科衛生士に騙されてはいけない無意味な資格に騙されてはいけない。

写真で見ると簡単に見えるけど、実際には炎症部位からの出血がものすごい。出血をよけながら歯石を確認に、除去するのは外科手術さながら

いつも的確に視野を確保してくれる当院の顕微鏡アシスタントSachiちゃん、Yuちゃん、Akiさんには本当に頭が下がる彼女達の働きあってこその私の処置である。

さて。明日土曜日もクリーニングの予約は満員御礼。

明日もたくさんの患者様に歯ppyをお届けできるように頑張ります