【歯科衛生士顕微鏡診療専用個室 】
マイクロスコープホワイトニングスケーリング

完全予約制、個室診療
世界最高のCarzeiss OPMI pico with MORA interface
顕微鏡診療専門歯科衛生士専任アシスタント
画像診断(口腔内超高画質画像世界最高機種マイクロCTハイグレードX-ray
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naomiブログをご覧の皆様、こんばんは歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 

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歯科医師の先生向けの歯のクリーニング及び一般の方向けクリーニングのみの診察を始めました。詳しくは電話で問い合わせ下さい。

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明日はもう月曜日。プライベートなお休みは10日が最後。週末は先週も、今週もセミナー。通常は月曜日がお休みのnaomiですが、先週も今週も出勤が決まっており、連続仕事に費やす日数13日目のnaomiです(笑)

どんだけ仕事が好きなんじゃ?(爆)

今日も午前中は日本成人矯正歯科学会に参加。午後は2000年から続いている歯科衛生士勉強会en-rondの定期勉強会。掛け持ちです。

さて。最近症例報告をしていないので、症例書きたいなぁ〜と思いつつ、日々が過ぎておりました。

今日も話題になっていましたが、なんでもYouTubeに顕微鏡を使った症例も含めて、歯石除去の動画が結構出ているようでして...最近はホームページやブログで症例を出しているのも目立つようになってきました。

特に顕微鏡は処置が録画できる、簡単にショット(写真)が撮影できるのが特徴ですし、顕微鏡があって症例を出していない医院は逆に言えばやってない、使っていないという見方もできるのかもしれません。

まだまだ、歯科衛生士の顕微鏡での症例は少いので安泰でしょうか?私もめでたく今年40歳になりまして、AKBのマリコ様ではありませんが「潰すつもりでかかって来い!」です。

私達の歯科衛生士勉強会en-rondも今年で13年目。歯科衛生士業界に様々に思う事があり、ついに来年セミナーを開催します!通常は受講生に人気のテーマでセミナーをするのだと思いますが、私達は話し合った結果「私達が次世代に伝えなければならない歯科衛生士として大切な事」をテーマにする事に決めました。

現在の歯科衛生士界は先輩衛生士が築き上げて下さいました。虫歯大洪水の時代を経て歯科衛生士として独立した予防ができる時代へとシフトして下さったのは先輩衛生士の大いなる活躍があったからです。この功績には心から先輩衛生士の皆様に感謝申し上げます。

しかしながら最近は歯科衛生士の本質が見失われていると思う事もしばしば...私達はどの時代にも忘れてはならない、歯科衛生士の本質を伝承して行きたいという思いで、セミナーを企画します。いつか誰かがやってくれると思って過ごして参りましたが、人を当てにするより自分達でやろうという事になり今回の企画となりました。会としてのセミナーは10年ぶりです^^*

また今後の進展につきましては逐次ご報告申し上げたいと思います。

さて。久しぶりに症例を出します。先日ある患者様がポケット2mmでも歯石はありますを読みましたと言われました。

ポケットという言葉は本来は病的な状態呼ぶ言葉です。じゃあ2mmで歯石がある状態は病的と呼ぶべきなのか...? 歯石があるというのは病気なのか?これを除去するのは治療か、予防か...

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皆さんは顕微鏡があれば歯石が見えると思っていらっしゃると思いますが、顕微鏡があっても歯石を見る事はできません。顕微鏡は「見える物」をただ単に拡大してくれる物です。砂の中の見えない宝物をダウジングのように探し当てる物ではありません。

歯石が探せるか探せないかは顕微鏡を使いこなす能力とは別の能力。

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歯石を探す能力、つまりその感が働けば上記のような行動になるわけです。器具(プローブと呼びますが)の目盛りは1mmです。

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深さ1mm。幅1mmのポケット。

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超音波スケーラーで除去。

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歯石を除去するための器具の選択。それも能力。

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別の角度から見るのも顕微鏡を使う上では非常に大切。1面から見ていると取り残します。プローブで圧排しているので歯肉が一時的に緩んだ状態です。

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角度を変えれば開いているように見えません。

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フィニッシュ。

ポケットととは基本的に病的な物を呼びます。 これは病的でしょうか?病的だとすればこれは治療の範囲に入ります。病的じゃないとすれば...これが将来歯周病になるリスクを減らす予防処置という事になります。

顕微鏡のメリットはこの1mmのレベルで歯石が見える、除去できるという事です。しかしながら、歯周ポケットに埋もれた歯石を見つける能力は、その歯科衛生士の力量次第、顕微鏡の力を借りても見えないものは見えません。

それは経験や知識に裏付けられた臨床的感です。

先日お師匠様がおっしゃいました。「師は選ぶべきでありそうそう師は見つからない 」と。歯科衛生士は患者を導く先導者。どの歯科衛生士を選ぶかでお口の未来は大きく変わります。

ポケット1mmでも歯石はあります。それを見つけ出し予防的に除去できるのが歯科用顕微鏡を用いる歯科衛生士であります。

担当衛生士は選びましょう