naomiブログをご覧の皆様、こんばんは歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです 

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今日は日本の歯科疾患の予防について考えてみたいと思います

歯科用顕微鏡@歯科衛生士kimさんが先日、世界的な歯科疾患予防の権威として知られているSwedenのP. Axelsson教授の事を書いていました。

Axelsson教授は歯科衛生士の間では予防の神様と呼ばれるぐらい有名で、予防を目指す歯科衛生士なら一度は聞いた事がある名前だと思います。

Axelsson教授が日本の歯科衛生士の間で有名になった理由の1つ。Axelsson教授と一緒に論文(The long-term effect of a plaque control program on tooth mortality, caries and periodontal disease in adults : Results after 30 years of maintenance (pages 749–757)P. Axelsson, B. Nystrom and J. Lindhe)のリサーチをしていた衛生士のB. Nystrom先生の日本講演。

日本の歯科衛生士の予防の歴史において、最高にして最悪の出来事。

日本の歯科衛生士がAxelsson教授の研究の本質を理解せず、B. Nystrom先生の手技だけを真似した結果、意味のない歯の研磨が横行し、歯科衛生士の処置が原因の知覚過敏が起こりました。

またこの手技がお金になると踏んだ歯科医師が、予防に保険は効かないと言い出し、それを歯科衛生士にさせるため医院をワクワクさせ予防の本質を理解していない衛生士に手技=お金としてやらせたのです。

何が予防のプロだか。日本の歯科衛生士がアホだったとしか言いようがありません。

定期的な歯科衛生士のクリーニングで確実にプラークを除去する事で歯の寿命をのばす事ができるというのが本質で、クリーニングの手技、つまりPMTCだけを真似しても予防にはならない。その本質がわからなかった歯科衛生士の罪は大きい。

頭の良い歯科医師の先生達は知ってますからね。PMTCには何の意味もないって。

Swedenがなぜ歯科疾患の予防に成功したのか?
その成功の方法がPMTCの普及だと思っているから日本の歯科衛生士はお馬鹿さんなのです。

Swedenは国をあげて歯科疾患の予防をしています。そこがまず日本とは大きく違います。PMTCなんてただの末端の話です。

20歳までは歯科治療費は無料。保健所の役割も大きく、3歳児ですでに唾液検査を行い、リスクが高い子供にはリスクが高い子供に合わせた予防プログラムが実施されます。

また歯科治療も国で一括管理。例えば私が一週間前にA医院で歯の治療をしたとします。今日B医院に行くと、コンピューターで私が一週間前にA歯科医院を受診した事そしてどこをどう治療したかがわかります。

タイムリーにこんな宣伝をやっていますね。これはフィンランドの物語ですがスウェーデンも同じです。
スウェーデンは私が見学に行った数年前にはすでにこうなってましたから。



一概には言えませんが、このようなインフラ整備が整えば無駄な治療がなくなりますよね。歯科医療費の削減に繋がる一面もあるかと思います。

日本では他の医院の治療は全部ひっぺ返す。何度も何度もひっぺ返して治療するのです。

これは歯科医師が悪いのではなく国の法整備やインフラ整備を含む歯科医療制度が悪い。
ひっぺ返して、引っこ抜いて医院が成り立つように制度がなっているんですもの。

本気で歯科衛生士が予防をしようと思うなら政治家を排出して国の歯科医療制度を変える事です。
それが本当の意味で予防大国Swedenの真似をするという事です。

そこに気がつかずにスウェーデン型と言って手技や物だけを真似する歯科衛生士が馬鹿なのです。予防をうたっている企業もありますが企業は利益優先ですからね。歯科衛生士は企業や歯科医師に利用されているに過ぎません。

さて。メインテナンス中の患者様です。

caries1

左上2番の近心にカリエスを認めます。拡大します。

caries2

エナメル質が崩壊しています。写真カリエスの上に亀裂がありますね。
これ、プラークコントロールだけで防げますか?PMTCで防げますか?

caries3

このカリエス非常に大きく見えるかもしれませんが、目盛りのついている器具(プローブと言いますが)1目盛りが1mmです。つまり1mm足らずのカリエス。

予防とは歯科疾患を未病のうちに防ぐ事。これは虫歯、歯周病ともに言えますね。
そして罹患してしまった場合にはその進行を遅らせる事。これも初期の虫歯および歯周病全般に言えます。
そして早期に発見して侵襲を小さく抑える事。虫歯の場合には硬組織の疾患ですからエナメル質を貫通した場合残念ながら自然治癒はありません。虫歯が広がれば広がるほど歯を削る容量が大きくなり、神経に近くなりますから、速やかに歯科医師の治療を勧める事も大切な仕事です。

真の予防とは何か?歯科疾患の予防は奥が深い。

海外の真似をした所で日本の歯科疾患の予防はできません。

海外を目指す衛生士さんは非常に向学心があり優秀な人が多い。しかしながら海外に憧れるのも良いですが日本でその実力を発揮し、日本の歯科疾患の数値を減らしてこそ真の実力ある歯科衛生士ではないかと私は思います。

海外に限らずたくさんの事を学び、引き出しを多くし、必要な時にその引き出しから取り出した知識や技術をその場に応じて使いこなせる、そして結果を出せてこそ真のプロとなるのです。

本質を見極めましょう。

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