naomiブログをご覧の皆様、こんばんは歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです

すっかり秋らしくなってきました昼間は日差しが温かいですけど朝晩はちょっと冷え込みますね

さて。今日は器具の把持についてお話したいと思います。

ではまず復習です。スケーリングにいたるまでの4つの基本。はい皆さんご一緒にどうぞ

1. 姿勢
2. 把持
3. レスト
4. モーション

体のポジションを決めて、把持する、レストとる、動かす。

では器具の把持を顕微鏡歯科衛生士のkimちゃんにやってもらいましょう

pergrasp

ちょ〜っとハンドルが人差し指の付け根寄りだけど、親指と人差し指が円形を維持しているし、手首がニュートラルなポジションになっているのでOKとしませう

手首のニュートラルポジションとは、手首は真っすぐ、前腕と手掌が同じ水平に位置します。
皆さんじゃんけんぽんのグーをしてみてください。
goo前腕と手首、手掌が一直線になりますね。
これが一番力がはいるポジションだそうです

インスツルメントの持ち方の基本はModified Pen Grasp(改良ペングラスプ法)です.。゚+.(・∀・)゚+.゚

pen graspmodified pen grasp
左(A)はPen Grasp


右(B)がModified Pen Grasp




Modified Pen GraspはPen Graspと同じように親指、人差し指でインスツルメントを把持し、中指の腹の部分をインスツルメントに軽く添えて3本の指でインスツルメントを把持する方法です

中指はシャンクの保持と動きをガイドします。中指のポジションはインスツルメントの動きをコントロールし、インスツルメントの滑りを予防、側圧を最大限に利用するために必要不可欠なポジションですまたこの指はシャンクの振動を感じるためにも使われます

特に盲目下で行われる従来の顕微鏡を使用しないスケーリングにおいては、スケーリング後に根面が滑沢になったか根面をなでて確認しますから、この振動の伝わりをキャッチできるかどうかは施術のエンドポイントとしてとても重要となります。

これは探針(エキスプローラー)を用いたエキスプローリングと呼ばれますが、エクスプローリングについては順次説明します

各指の役割
はこちらをご参照下さい

つまり、このModified Pen Graspの持ち方ができていない人は、歯石の除去はできないという事です。
(まあ実際には持ち方というよりも、指の感覚で何をどのくらいどう感じているか?という事なので、持ち方の形が正しいだけというのはまたちょっと違うのですが、ブログだとなかなか説明が難しいですね

そして、この振動を感じる為には実は器具の選択も重要な要素になってくるのですが、皆さん自分が使う器具の事をどれぐらいご存知でしょうか?歯石を上手くとるためには、歯が広い知識と技術が必要となるのです。

器具の選択についても順次説明していきます

さて、最後になりますが、顕微鏡の歯石の除去において、この指の動きをコントロールするというのは非常に重要です。ポケット幅1mmの歯周ポケットの中の1mmの歯石を除去するためには繊細な動きと確実に動きを止められるコントロールされた動きが必要となります。

世の中顕微鏡さえあれば見えるから歯石が除去できると思っている方が非常に多いようですが、見えても基本的なスキルを習得していなければ歯石の除去はできません。基本的スキルがあった上で顕微鏡が初めてその力を発揮するのです

何度も申し上げていますが、1つ1つの基本が大切で、その積み重ねが大切で、その集大成が精度の高い処置となって現れる事になります

日々練習精進して参りましょう

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東京マイクロスコープ顕微鏡専門歯科医師Dr.Iritaniのブログ