naomiブログをご覧の皆様、こんばんは☆歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです

今日は歯周病の原因となる歯石の除去について書いてみたいと思います

私がいつもしている事なのですが、ブログに書こうと思うと写真をコピーしてきたり、写真サイズを変えたりとちょっと面倒なのでなかなかご紹介できませんでも本当はちゃんとお伝えしないといけないのですよね

でも最近は歯石を除去する患者様が少ないので楽チンです
なぜかというと、皆さん定期的に来院して下さるので歯石の付着が少ないからです

つまりクリーニングの患者様よりも、メインテナンス(定期検診)の患者様の方が多いいやあ有り難い事です長く来院して下さっている方は10年近くのお付き合いになりました

さて。前置きが長くなりました。本当はあまり書きたくないのですが

それは歯のクリーニング中のことでした。
歯周ポケット内のプラーク(細菌)を 全て除去していると、歯が浮き沈みしている

これはまずいと思ってポケット内をチェックまずはレントゲン。

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そしてポケット内を除いてみます。

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ポケットの深さは3.5mm程度ですが5番の遠心にポツッと歯石が。

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ポケットを開いてもうちょっと拡大して確認。

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 歯科用マイクロミラーを使用してポケット内の根面を確認。根面にびっしりと歯石が

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マイクロミラーを見ながら根面の歯石を除去していきます。

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ちょっと取れたもうひと頑張り

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取れた歯石を除去している途中でも確認しますが、処置の最後はポケット底部を必ず確認します。

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そして最後はハンドスケーラーで仕上げます。

(最近は超音波スケーラーでしか歯石をとらないと言う歯科衛生士がいるけど私はハンドスケーリングをきちんとできない人は超音波でも歯石は取れないと思います。私も故 風見健一氏と同意見です風見さんは天国へ召されてしまったけどその教えは私の中に生きているなぁと本当に思う

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あかんミラーが割れてるのが写ってしまった先生に怒られるポケット幅1mmにマイクロミラーを入れて、更にそこに超音波スケーラーのチップを入れるわけなので超音波の振動がミラーに当たってしまう事もありますごめんなさい。先生

画像で見るとなんと簡単な
簡単そうに見えますが、ポケットが開くのはおよそ1mm。歯科用顕微鏡を使用すれば大きく見ることはできますが、処置するのは私のこの大きな手です。

ちなみに上記の画像で使用しているマイクロミラーとは下画像のミラーです。
上がシャープペンシル。下がマイクロミラーですシャープペンシルの先に金属部分と同じぐらいの大きさです
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ぶれずに根面の歯石を除去するためには慎重に行わなければならないので時間もかかりますし、相当の集中力が要ります。だから...

あんまり書きたくないのです歯石除去をお願いされても困りますし取れる訳ないって(やるからには取るけど矛盾してるぅ)メインテナンスの患者様を見ている方がずっと楽

文献によれば4mmを越える歯周ポケット内の歯石除去は失敗する確率が高いと言われています。
従来の肉眼での処置は盲目的な処置であり感覚に頼る処置だからです

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