naomiブログをご覧の皆様、こんばんは歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです

今日は連休初日ですが、PCR法のセミナーに参加してきましたさっきまでお勉強ブログにまとめていたのですがなんとボタンの操作ミスで全部消えたので今日はもう止めました

という事でまとめるのはやめてブログを書くことにします。

最近はずっと歯科衛生士の教育の事を考えているので、その事を書こうと思います。

歯科衛生士ってすごく可哀想だ。

理想と現実の中で悩み、そして歯科衛生士としての生き方を教えてくれる先輩もいないそのうちに現実の波にのまれ、歯科衛生士を辞めるか、惰性で仕事をするようになる。

誰も歯科衛生士が何たるかと教えてくれない。

そりゃあ、教えてくれないと人のせいにしているのはいけないと思うけど、でも、これだけ世の中に歯科衛生士がいるのに導いてくれるコーチがいないのだから、それはそれは可哀想だ。

私は今、新人衛生士のKimちゃんに歯科衛生士の心構えを教えています。

患者様を前にしての心構え。命を扱う仕事である自覚、そして人の人生に関わる職業である自覚

人の体に触れるからにはそれなりの知識と技術があるのは当然。

そして、歯科衛生士の7つ道具であるスケーラーに関しての知識と研ぎ方。そして扱い方。
どのスケーラーを使用するのか?なぜそのスケーラーを選択したのか?各社スケーラーの比較、各砥石の特徴を比較、選択。そして道具を大切にできない者によい施術はできない。

そうい事が全てわからなければ患者さに触れる資格はない

患者に触れる資格のない歯科衛生士が世の中にはいっぱいいるのだろうなぁ。。。と思う今日この頃

でもベテラン衛生士もそういう事考えてないからね。本当に可哀想。

私は新人のKimちゃんがうらやましいです

教えている私が言うのも何ですが、そういう事を教えてくれる人がいるというのはすごく恵まれていると思います。

歯石の取り方とか、スケーラーの研ぎ方とか、顕微鏡の使い方とか。そんなの練習すれば誰でもできるけど、歯科衛生士道については教えてくれないもの。

特に歯科衛生士としての患者の診方は誰も教えてくれない。

研修医は先輩医師について診断の仕方や処置を見て勉強するけれど、歯科衛生士は入社したその日から先輩の処置を見ることなく、自分で患者を診ますから。診断の仕方もよくわからないままに自分で考えなくてはならない。これじゃあ伸びないよね。

歯科衛生士ってやっている処置、例えば歯石を取るとかは同じだけど、それまでの考え方とか患者の導き方とか、将来のゴールとか全然衛生士によって違う。

選ぶ歯科衛生士によって歯の未来は全く違うと思います。

時々、歯科医師の先生が、歯科衛生士の真似ごとしますけど、歯科医師は絶対に歯科衛生士になれない。それは歯科医師と歯科衛生士は全く見ている視点が違うからいくら歯科衛生士の真似事をしても本当の歯科衛生士道はわからないと思う。同じなのは、歯石を取るという処置だけ。

それで歯科衛生士の仕事がわかった風な口を聞かれるのは全くもって心外です。
歯科衛生士の仕事は歯科医師には真似できない。そして歯科衛生士はミニドクターじゃない。

文章ではとてもとても伝えきれないです

まあ、そんな事に興味がある衛生士もいないと思うけど、もし興味がある奇特な方がいたら、どこぞで会った時にお声でもかけて下さいませ

さて。ちょっぴり疲れました。今日はこの辺で