naomiブログをご覧の皆様こんばんは歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです

仕事復帰を前に今日は歯周病のセミナーに参加してきました。

日本人の8割が歯周病という中で私が歯科衛生士になって20年。
これからは予防の時代だと言われ、私が勤務していた医院でも、歯周病の治療からメインテナンスまでしている医院に見学に行き、それを参考にメインテナンスのシステムを構築してきました。

しかしながらこれからは予防の時代だと言われて20年経った今でも言われるのが

「日本人の8割が歯周病

この現実を日本の歯科衛生士はもっと真摯に受け止めた方がいい。

歯周治療やってます、スケーリング(歯石除去)しています、TBI(歯磨指導)しています、メインテナンス(定期検診)していますと歯科衛生士の皆さんは言いますが、日本人の8割が歯周病という数字を見る限り、自分達が思っているほど自分達がしていることの効果がでていないことをもっと自覚した方がよいと思います。

歯周病の治療で一番大切なことは何でしょうか?
歯周病を勉強している人であれば全員同じ答えをすると思います。

それは「メインテナンス(定期的にチェックアップとクリーニング受けること)」です。

しかしながら日本人のメインテナンス率は2%と言われています。

2%という数字と「私、メインテナンスやってます!」と豪語する歯科衛生士の人数が合わないそう思いませんか?患者の役に立っていると思っているのは歯科衛生士だけ。

私は開院当初から自分の医院のメインテナンスの受診率やリピート率をリサーチしてました。リコール率平均80%でした。

80%というとすごく高いと思われるかもしれませんが、例えば今月のメインテナンス患者さんが100人とすると、3ヶ月後の受診が80人。更に3ヶ月後の6ヶ月後にはその80人の80%で64人、更にそ3ヶ月後の9ヶ月後には64人の80%で51人となります。

そこに新規の患者さんが加わるので人数だけ見ているとすごくメインテナンスの患者さんがいるような気に歯科衛生士はなっていますが、実際には上記に示した通りです。

でも、もしメインテナンス率100%と豪語している医院があるとしたら本当かなぁと思います。世の中の理論と合わないからです。

これは歯科業界に限らずサービス業の分野で言われていることですが、どんなにずばらしいサービスをしても2割の人はリピーターにはならないそうです。「どんなにすばらしいサービスをしても」です。

歯科衛生士は自分の存在をアピールしたいのであればきちんと数値化したデーターを提示するべきです。

歯科衛生士って楽な職業です世の中では結果を数字で求められるのは当然ですが、歯科衛生士は数字で求められることを非常に嫌い辞めていきます。

確かに自分の仕事の結果を数値化するのは精神的にシビアな面はあると思います。しかしながら、人を説得するには目に見えた証拠がなければなりません。それは患者さんの治療結果でも同じです。

私は歯科衛生士の「よくなりましたね〜」という暗示のような何の根拠もない説得の言葉が嫌いです。歯周ポケットの深さや出血なんてちょっと器具の圧を軽くすれば減らすことができます。再現性がありません。

当医院では全て数値で結果が出ますからすごくシビアです細菌数もそうですし、口臭測定もきちんと数値化して結果を評価します。

すごくシビアで悩むこともありますがこの楽天的な性格と更に私の場合はもともと自己評価が低いので、「どうせ私になんてできているはずがない。」という諦めから数値化するのもどうでもいいかなってなっちゃたのかもしれませんね

先日たまたまメインテナンスの患者さんの数を数える機会があり、意外と多いのでびっくりしました。

さて。今日は歯周ポケット6mmを基本治療できっちり治すというテーマで研修会に参加してきました。歯周病は奥が深いです。

確かに今までの基本治療でよくなるケースもあるのだと思いますが、従来のスケーリング、ルートプレーニングはポケットの中の作業は盲目的な作業で感覚的な処置です。見えない世界の話ですから限界があります。

相対して歯科用顕微鏡を使ってのスケーリング、ルートプレーニングは実際に見えますからその精度は上がります。。。単純に言えば。しかしながら別の意味で限界を感じます。

それは、歯石が付着している根面は思った以上に複雑で、見えても歯石が取れにくい。
見えて取れないのですから、盲目的な従来の方法でとれるはずがありません

だから見えれば見えるほど限界を感じます。

人間の体は神様が作った最高の作品。凡人の私なんかが治せるなんて厚かましい無理です。
人間の体はとても複雑で歯周病も含めてそう簡単に病気の治癒には導けません。

でもだからこそいつでも真剣に全力投球で患者さんに向き合わないといけないと私は思うのです。

限界を感じていてもそれに挑戦して、患者さんの利益に繋がるよう努力しなければならない。それが医療従事者の使命。それは歯科でも内科でも外科でも同じだと思います。

私はまだまだひよっこで「歯周病を治せます」と断言できるほどの技術も知識も持ち合わせていませんが、日々精進して少しでも皆様のお役に立てればと思います。

今日学んだことを糧に、また水曜日から頑張ります