naomiブログをご覧の皆様、おはようございます歯科用顕微鏡@歯科衛生士naomiです

昨日医院に某先生がお見えになりまして、歯科衛生士の私も先生方と一緒にお話を聞く機会を頂けました。

N

歯科衛生士が咬合の話を聞く機会は非常に少ないのですが、昨日は咬合器の歴史から今に至るまで様々なお話を聞く事ができました。咬合器の話、すごく面白かったな〜

Professerの N 先生です

生意気にも馴れ馴れしくツーッショットですが、恐れ多い!!!本来なら歯科衛生士の私なんかが気軽にお写真を撮って頂けるような先生ではないのです。。。ずうずうしくてすみません

私たちが患者様をメインテナンスする時に重要となる2本の柱があります。

1つはバクテリアコントロール

もう1つはフォースコントロール

歯磨きを含めたバクテリア(細菌)のコントロールだけしていては、実は歯を守ることはできません。
歯の喪失の原因の多くが咬合によるものだからです。
つまり咬合力のコントロールをしていかなければ長期に渡って患者様の歯を守ることはできないのです。

しかしながら、この咬合というのは非常に難しい。

歯科衛生士の私なぞが気軽に語れる物ではありません

でも、メインテナンスを担うのは歯科衛生士です。治療中ならともかく、メインテナンスの全ての責任は歯科衛生士にあるわけですから、私たち歯科衛生士がその異常に気がつかなければメインテナンスの意味がありません。

でも私は、歯科衛生士がその患者さんにとって理想の噛み合わせが診断できるということが必要だと言っているのではありません。

大切なのは、咬合に限らずですが“変化に気がつく事”です。

歯が揺れる、動く、歯肉が腫れる、歯肉から出血する、歯周ポケットが緩む、楔状欠損ができる、知覚過敏が起こる、ファセットが認められる、エナメル質のチッピングが認められる、補綴物の辺縁がかける、などなど様々なシグナルを発見すること。それがメインテナンスです。

いつもと違うな〜

正常と違うな〜


なんで?あ、咬合があたってる!となるわけです。

咬合が当たっていることをいの一番に発見するのは歯科医師。

歯科衛生士は様々なシグナルから咬合が当たっていることを発見する。

同じ知識を持ちながらも、その発見のプロセス、考え方は歯科医師と歯科衛生士では全く違うと私は考えています。

メインテナンスとは長期で患者様の口腔を管理することであり(管理という言葉は好きじゃないけど)人を長期で見るということは、変化していく人体を観察し続けるということでもあります。

その変化に寄り添っていくことこそが歯科衛生士の役目なのです。

それにしても昨日のお話は興味深かったです

最後にN先生がフォーンズ先生のお話をしてくださり、こちらもまた大変興味深いお話でした。

私は昨日の咬合や歯ブラシの話も大変興味深く聞かせて頂きましたが、何よりも、N先生の真摯な歯科医療に対する情熱に触れて、そのお心に一番胸を打たれました

こんなにも歯科医療に情熱を注ぐ先生がまだいるんだと思うと、そんなことを思う自分が恥ずかしくなりました。

最近は世の中世知辛く、知識をひけらかしお金儲けに走る先生の何と多いことか

学問を貫かんとするN先生の姿は“本物”でした感激。

私も予防という分野を似担う歯科医療従事者として、情熱を持ち続けようそう思ったのでした

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N先生昨日はお疲れ様でした。そして大変貴重なお話を有り難うございました

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