naomiブログをご覧の皆様、こんばんは☆歯科衛生士naomiです

歯科衛生士がメインテナンスするにあたり、歯を守る為には2つのことが大切だとnaomiは考えています。

1つはバクテリアコントロール。細菌のコントロール。

もう1つはフォースコントロール。力のコントロール。

細菌のコントロールは、磨き残したプラークを除去すること、そしてホームケアのアドバイスをすること。

力のコントロールは、咬合力によって起きる様々な問題を見逃さず、歯科医師につなぐこと。

メインテナンスの患者様です。いつもは3ヶ月のメインテナンスですが、今回はお忙しかったらしく、5ヶ月が経過しました。

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右下の奥がしみるとのこと。6番の歯肉が下がってきています
対合歯を見るとファセットが認められます(あー対合も写真とっておくんだった^^;)

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反対側。本人の自覚症状は全くありませんでしたが、4番5番の歯頸部に楔状の欠損を認めます

もう4年メインテナンスをしている患者様です。5ヶ月前には欠損も知覚過敏もありませんでした。

あ〜相当頑張ってるな。」そう私は思いました。

「歯軋りしたり、くいしばったりしてませんか?」と聞くと、自覚は無い様子。

「最近どうですか?忙しいですか?」と訪ねると、「実はすごく忙しいのです。今までにないぐらい。」とのこと。大きなお仕事を抱えていらっしゃるのだそうです。

ストレスでしょうね。この患者様は歯をくいしばって生きていらっしゃるのです。

だから、「頑張ってるな。」と思ったのです。

咬み合う力の弊害です。

噛み合わせのチェックは歯科医師の仕事ですから、そこは先生につなぎます。歯科医師との連携。チームプレイです。

よく、当医院のクリーニングを受けたいという問い合わせを頂きます。それはnaomiにとってはとてもうれしいことですが、本当に患者様のためを思うと喜んでばかりもいられません。こういった時にすぐに連携がとれる状態でなければ、患者様の歯を守りきることができなからです。

さて。今回歯科衛生士サイドから私がこの患者さんにしたのは、まずは自分にかかっているストレスを自覚していただくことです。

ストレスは万病のもと。長い間ストレスに気がつかないと精神を病んだり、身体症状となって現れたりします。

私達歯科衛生士は歯だけを守っているわけではなく、健康をサポートする仕事。ストレスマネジメントに関してお話するのも大切な仕事だと私は考えています。

「そういえば最近無理しているな。。。」

そう気がついて頂ければよいのです。

「時間があればゆっくりお休みしたり、何でもよいのですが、ストレス解消して頂くとか、ちょっとお体を大切にしてあげたほうがよいですよ。」と一言付け加えて。

こうやって継続してメインテナンスをしていると歯科衛生士が行うメインテナンスは奥が深いなと思うのです。歯だけ見ていてはいけない。患者様は社会で生活している「人」だからです。

まだまだ勉強せねば。

あ、そうそう笑い話ですが、私、この患者様のお口の中を見ただけで、歯磨き粉、何を使っているか当てましたまるで霊能者であるかのように。患者様はびっくりされていました

実は。。。歯にエアーをかけたら、ある物が飛んできたのです患者さんには、そのことを伝えて、歯磨き粉を変えてもらうようにお話しました。やっぱりマイクロスコープはすごいです

さて。また今週も頑張るぞっと皆様のために日々頑張ります☆応援よろしくお願いします♪