naomiブログを皆様、こんばんは☆歯科衛生士naomiです
歯科衛生士の業務は

1. information(情報提供)

2.instruct(口腔衛生指導)

3.remove soft and hard bacteria (クリーニング)

そしてメインテナンス(定期検診)の時には

4.Earlier detection (早期発見)が加わります。

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右上6番近心面。よく私達が目にする隣接面(歯と歯の間の)カリエス(虫歯)です。

「なんだか隣接面が怪しいな。でも...よく見えないな」のレベル。

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拡大してみます。

「やぱり、隣接面がカリエスだなカリエスは進行性かな慢性化してるかな

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更に拡大してみます。

「あれれ隣接面にフロスを入れてお掃除した後なのに、カリエスの部分が白くなっていて、表面が進行性か、慢性化しているのか見えないな...

実は隣接面(歯と歯の間)のプラーク(歯垢)は、そう簡単にはとれません

私は、以前から疑問に思っていました。

「みんな、どうやって隣接面のお掃除をしているんだろう...隣接面を綺麗にするの、すごく難しいんだけど...

歯科衛生士の本も、講習会も、メインテナンスというと、目に見えないバイオフィルムの除去、PMTC(ラバーカップを使った歯の表面の研磨)がもっぱらの話題

見える隣接面のプラークの除去は全く話題に上らない

電顕でしか見えないような目に見えないバイオフィルムを論じ、虫歯も歯周病も基本的には歯と歯の間から発生すると言われているのに、その隣接面の目に見えるプラークは無視し、なぜか歯の表面の研磨だけに固執する。すごく疑問です。

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見えるというのは、すごいことです。

カリエスを覆っていたプラークを除去したところです。更に、拡大して驚いたのは、右側の歯の、歯と歯肉の境目です。亀裂が入っているように見えます。これもカリエスですね...

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ちなみにこのカリエスは見た目2mm程度の初期の虫歯です。

患者さんが、前回のメインテナンスから3ヶ月後の今日までの90日間、毎日フロスをしているとして...でもこの90日の間、この90回のフロスでも、カリエスの上のプラークは除去できなかった。

これを3ヶ月に一度リセットするのが私達歯科衛生士の役割なのです。
remove soft and hard bacteria
たかが磨き残しのプラークですけど、されどプラークです。

2mmのカリエス(虫歯)。小さいうちに発見できれば、処置も小さくですみます

でも最後に一言。

確かに見えることで、早期に虫歯の発見はできるかもしれません。でも、その発見が、「将来的に歯を守るための発見」ではなく、「歯科医師に歯を削らせるための発見」になってはいけないと私は強く思うのです。

物は使いよう、使う人が誤った使い方をすれば、それは凶器にもなるのです。

歯科医師も歯科衛生士も患者様の健康を思って仕事をする。その心を忘れてはならないのです。

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