naomiブログをご覧の皆様、こんばんは☆歯科衛生士naomiです
定期的なメインテナンスのおかげで、予防先進国スウェーデンでは80歳で21本の歯を残していますメインテナンス行く習慣のない日本では残念ながら10本以下
メインテナンスの目的はプラークの除去。ヨーロッパでは、プラークの除去にエアーポリッシングが用いられています。数年前、スウェーデンの歯科医院を見学しましたが、その時も衛生士さんがエアーポリッシングをしていましたが、日本では見た事のない器具。何をしているのかわかりませんでした
器具で表面をこすると、線がつきます。
ポロポロと歯の表面がむけてきます。
患者さんの多くは、着色は見た目の問題だから、お金をかけてまでとらなくてもいいとおっしゃいます。果たしてそうでしょうか?この着色は審美的な問題だけでしょうか?
エアーポリッシングで除去して行きます。エアーポリッシングとは、歯の表面に粉の粒子を吹き付けて、歯の表面の汚れを取り除く方法です。
器具でこそぎ取るのと違い、瞬時に綺麗になります
実はヨーロッパでは、このエアーポリッシングを歯肉縁下に使っています。縁下チップが出ており、縁下のプラークの除去を行ってます。
しかしながら、今現在、私の考えとしては、エアーポリッシングは歯肉縁上、エナメル質に限ると考えています。歯肉は軟組織。私の下手な技術で傷はつけたくありませんから、無理はしません。
もちろん、今後研究や器具が進んで私でも絶対に歯肉が傷つかない器具がでてきたら、その時は使ってみたいと思っていますし、今後勉強する中で考えが変わっていくかもしれないけど
歯肉辺縁は丁寧にハンドインスツルメントで除去していきます。
まだ少し隣接面が着色していますがまだまだ限られた時間の中で撮りたいショットをとるのが難しく。記録に気を取られると処置が遅れてしまいます。
処置が終わらなければ本末転倒なので、撮影はそこそこにして、処置に集中です
もちろん最後にはこの隣接面の着色もとり、患者様に手鏡を見ていただいて確認します。
いくら私達が歯科用顕微鏡マイクロスコープで歯を綺麗にしたところで、それが患者さんの心を動かさなければ意味がない。私はそう考えています。
だから、勝負は、患者さんが最後に鏡を見た瞬間です
その瞬間に、患者さんの心が動けば(心が動くというのは「綺麗〜」とか「白〜い」など患者さんが感動してくださることです)naomiのクリーニングは成功です
世の中にはたくさん人を感動させる仕事があります。例えばミュージシャンの方やバレリーナの方がコンサートや舞台で人を感激させたり。私はそういうのを見るとすごくうらやましい。
自分の好きなことで人を感激させるってすばらしい。そういう人間になりたいと思っているから
でも何の取り柄もない、凡人のnaomiには無理かな。。。と思っちゃうんだけど、でも、こんな私でも、歯科衛生士として、ユニットという舞台で、人を感激させることができる。そして、その感動は伝播していく。
私の患者さんが、自身のブログで歯の大切さや歯の手入れのこと、いろんなことを綴ってくれています。すごくうれしい
凡人の私でも、誰かのために役立てるんだなって。そんな仕事。歯科衛生士。
歯科衛生士ってすばらしい
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