naomiブログをご覧の皆様、こんばんは☆歯科衛生士naomiです

昨日の勉強会が終了したので、ちょっと落ち着きを取り戻しました。昨日の発表まではずっとテーマの歯科衛生士とは何か?ばっかりが頭をぐるぐるしてたのですが、今日は気が抜けたように通常通り。

さてせっかくなので、昨日の内容をここに記載しておきたいと思います。

今日お見せするのは80歳で21本の歯を残している予防大国スウェーデンの記録です。

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スウェーデンでは、自分で患者さんのアポイントメントを持っている人を日本で言う歯科衛生士と呼んでいます。向こうではオーラルハイジニストと呼ばれています。
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向かって右は歯科医師の患者さんの待合室。中央は歯科衛生士のアポイントメントの患者さんの待ち合い室です。この医院は1年半待ちだったかな。歯科医師の治療は数年待ちで、新患は受け付けていません。患者さんの紹介のみ仕方なく受け付けています。
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学生教育では1人の患者さんを歯科医師と歯科衛生士がチームとして関わります。
患者さんの情報はオンライン化されていて国で情報を一括管理しています。以前にいつどこでどんな処置をしたか、全て見ることができます。

予防大国スウェーデン。80歳で21本の歯が残っています。日本では80歳で9本。スウェーデンの真似をしてPMTCと呼ばれるプロフェッショナルトゥースクリーニングが日本で流行しています。

よく考えて下さい、歯科衛生士の皆さん。

先ほど写真を見せたように、スウェーデンでは、自分のアポイントを持っている人を歯科衛生士と呼んで歯科衛生士が予防を担っています。自分のチェアを持って患者さんを見ています。

更に歯科衛生士の患者さん用の待合室があるくらい、歯科衛生士は医院できちんと役割を果たしているのです。

学生教育では、患者さん1人を歯科医師と歯科衛生士がチームで見るチーム医療の教育がなされています。歯科医師の役割、歯科衛生士の役割が明確です。お互いの関わり方もしっかりしています。

スウェーデンの予防はPMTCで成り立っているのではなく、歯科衛生士の役割がはっきりしていることや、チーム医療の役割がはっきりしていること、国で情報を一括管理して国をあげて予防に取り組んでいること、これら全ての上に80歳で21本の歯を残しているのです。

もう一度言います。スウェーデンはPMTCがあるから歯が残っているのではない。

歯科医師、歯科衛生士の意識の違い、教育の違い、医療制度の違い、全てがあって、予防が上手くいき歯が残っているのです。

ところが、海外に研修に言った衛生士さんでこういう話をする人はいません。

海外に言ったことをあたかも勲章のように経歴に書き、日本で話をするのはスケーリングやルートプレーニング、PMTCや、洗口剤、薬剤のことばかり。

歯科衛生士が患者さんを診る時にどうやって何を使っているという物の話ばかり。

物を使ったところで、その裏にあるもっと大きな物を見ない限り、80歳で20本以上の歯を残すことは日本ではできない。

私達は何のために仕事をしているのですか?それは日本人の歯を80歳で20本最低でも残すことを目標にそれを目指しているのでしょう?

歯科衛生士は何のために仕事をしているのでしょうか?

メインテナンスしています、メンテナンスの患者さんが増えています。みんなそう言います。

じゃあ、それって国民の何パーセント?患者さんが増えてるって、何人来て、そのうちの何人がメインテナンスに乗っていて、1年後、2年後、3年後、何人が継続しているの?

答えられる衛生士さんいますか?

よくサービスの現場で言われることですが、どんなに最高のすばらしいサービスをしても、そのうちの20%はリピートしないということが言われます。

歯科衛生士のメインテナンスだけ、この法則に当てはまらないなんてあるでしょうか?

この法則にのっとれば、

例えば今月100%のリコール率(100人)
3ヶ月後今月の80%(80人)
6ヶ月後3ヶ月後の80%(64人)
9ヶ月後6ヶ月後の80%(約51人)
12ヶ月後9ヶ月後の80%(約41人)

いかがですか?

1年経ったら100人いたメインテナンス患者さんが半分以下になるんです。

患者さん来ています、増えています。歯科衛生士は言います。

いつの間にか来なくなっている患者さんはいませんか?どんどん新しい患者さんが増えているから、気がつかないだけではありませんか?

そんな曖昧なデーターなのです。メインテナンス率って。患者さんが来ていることを来ている感じと感覚で物を言うのは科学的ではありません。もし論じるのであれば分母を常に合わせておかないといけません。

海外の予防が成功しているのは、物のおかげではありません。

だから日本の衛生士さんがPMTCしたって、研磨ペーストを海外と同じ物を使ったからって、予防にはならないということなのです。

そもそも、日本の歯科衛生士さんにお聞きしますが、歯科衛生士って何ですか?

昨日もこの問いをメンバーに聞きました。答えられない衛生士さんがいました。

自分が自分の仕事を答えられないのに、患者さんが歯科衛生士が何かなんてわかるはずがないのです。

よく歯科衛生士は患者さんに認知されていないとか、歯科助手と間違われるとか、歯の看護婦さんとか、先生とか言われるとか言いますけど、歯科衛生士自身が答えられないこの問いに、患者さんに答えろといってもそれは無理です。

なぜ海外で学んできた衛生士はこういう話をしないのか?

解剖や学術的なことはすでにネットの普及で日本でも学ぶことができるようになりました。世界にその人しかでいないテクニックがあるなら海外で勉強する意味はありますが、日本ですることを場所を変えて勉強したからといって、なんら役に立ちません。

そういう研修会が多いのではないでしょうか?

海外に行ったからっって本質をわきまえていなければ何の意味もない。

そう気がついた時、すごく腹が立ちました。なんで先輩達がこういうことを教えてくれなかったのかって。。。まあ人のせいにしても仕方ありまえんが、残念でなりまえん。

本質がずれ過ぎです。

次回はフィンランドの話をします