naomiブログをご覧の皆様、こんばんは☆歯科衛生士naomiです

最近ブログが意味もなく長いので、今日は手短に(笑)

先ほど、あの有名なパッチアダムスのモデルとなった、ハンターアダムス医師の番組を見てました。

そこでふと思い出したこと。

院長の入谷と一緒に訪問に回っていた時のこと。

明るく元気なお婆ちゃん、Mさんを拝見していた時のこと。確か入れ歯の作成だったと思うのですが、その後も定期的に伺ってました。

その頃はご自宅でした。

でも、ある時、また見てほしいと連絡をもらって伺うと、ちょっと鬱になっていました。

でも、私達に会うと、Mさんは元気に微笑んでいました。Mさんはとってもおしゃれで、真っ赤な口紅がとても似合っていて。すごく素敵でした。

その次だったかな・・・伺うと調子が悪くてベットで寝てました。

もちろん、治療は思うようにできなかったけど・・・

眠れないとMさん。ベットのそばで手を握ってあげると、安心したように目を閉じました。そのままnaomiの手をずっと握っていて・・・

次の患者さんもいるから、おじいちゃんが、もう時間だからっていったんだけど、手を握ったままで。

naomiもなんだか手を離せなくって。。。

ぎりぎりまで手をつないでいました。

その後、施設に入ったか・・・だったかと思うんだけど。

番組見てたら久しぶりに思い出しました。

歯科医療従事者として、その日、入れ歯の治療ができなかったことは、つまり仕事を果たしていないことになるけど、でも、歯科医療従事者として、何かできたことがあるとすれば手を握って安心を与えたこと。

それが医療行為かと問われれば、医療行為じゃないかもしれないけど、でも、患者さんに愛情を注ぐことが、医療の根底になければいけないんじゃないかと思う。

手を握っても病気を治すことはできない。

でも、病んだ患者さんの心を癒す、心の治療ができるかもしれない。

ふと。思い出しました。

やっぱりアダムス医師はすばらしい。

医療の知識も技術も大切だけど、患者さんに対する気持ちが何より大切なんじゃないかな。。。

子供の頃、頭をぶつけちゃった時。母がなでなでしてくれると痛みがとんでいったように。

機械的に絆創膏を貼られるよりも、誰かのなでなでの方が痛みがやわらぐ。

癒しってそういうものだよね