naomiブログをご覧の皆さま、こんにちは☆naomiです

今日、月曜日はnaomiのお休みデー。

お休みをゆっくりしたいところですが、そうもいっていられません。

今月の初めに祖父が脳梗塞で倒れて、入院しています。そんな矢先に伯父が心筋梗塞で急死し、今度は祖母が腰椎骨折で入院。

昨日は自宅から100km離れた病院へお見舞いに。今日はこれから掃除とご飯の支度をして往復2時間かけて祖母のお見舞いに出かけます  

こんな時にnaomiができるのは職業柄、お口をみてあげることぐらい・・・

入れ歯をどしたらいいかわからない・・・祖父の入れ歯は入れ歯ケースに入れっぱなしで、そのまま放置。水も替えてないっていうんだもん

とりあえず洗ってくることに。流しで洗おうと見てみると・・・

げっΣ(´д`;)ひび・・・

これ・・・入れたら・・・入れただけで割れちゃうなぁ・・・

ということで、入れ歯だけ持ち帰り、うちの先生にひびの修理だけしてもらいました

byouin祖父の病院は海の前のすごく綺麗な病院。←こんな景色が目の前に広がっています☆

昨日入れ歯を持って、お見舞いに行きました。行ったんですけど・・・

残念入れ歯はユルユルで、歯も、入れ歯を作った時に比べたら折れてなくなっていたりして・・・^^;全くあってなし・・・

母と相談して、入れ歯を作り治すことにしました。

はてさて。歯科の受診はどうすれば?@@

相談員に相談すると、看護師さんに相談してくださいと言われたので、早速声をかけることに。

祖父の歯は・・・

上3本、前歯に折れた歯のかけらが4本、下1本。

残った歯には真っ白になり・・・この真っ白というのは、食べかすじゃなくって、細菌。母も食べかすがとれて綺麗になったわねーと言うから、違う違う、これ細菌これが肺に入って肺炎で死んじゃうよと教えました。

食べかすね・・・

歯の汚れは食べかす。

この教育が、祖父の寿命を縮めるのです。

これが嫌だから。naomiは小学校で、歯の汚れは細菌だときちんと教えているのです。

そして、同じ病室の看護師さんのケアを見ていてびっくり今だに口腔ケアは、ガーゼで清拭。

ガーゼで口腔ケアかぁ・・・

皆様にもお伝えしますが、ガーゼでお口の中を拭いても、食べかすの除去はできても、細菌学的なケアは全くできていません。

なぜなら、細菌は、歯ブラシによる機械的除去でなければ、除去できないからです。

祖父と同じフロアには、経鼻栄養の患者様がたくさんいらっしゃいました。

お口は使わなくても、綺麗にしないと、歯についた細菌で肺炎となって死に至ります。

お口が閉じられなければ、お口が乾燥して、その不快感を想像してみてください。

手足が動けば、水を含むことでしょう。

でもそれが、患者様にはできないのです。。。言葉もでずに、1人苦しんでいるのです。

だって、皆さんが1週間、うがいも、歯磨きもできなかったらどうでしょうか?

お口、気持ち悪くないですか?そんなお口で食事をしたら、どうでしょう?美味しいでしょうか?

口腔ケアをもっとすれば、もっと患者様が楽になれるのです。患者様はたくさんの苦痛を持っているのですから。お口の不快感もその1つなのです。

祖父のあっていない入れ歯は、本人の希望でお口の中に入られました。

あってないのに、なぜかくっついているから不思議です(笑)

歯が入ってうれしそうでした。あってないけど(爆)

母が言いました・・・食事をしたら、看護婦さんに入れ歯を洗ってもらってね!

すると祖父は忘れなかったら洗ってもらうと言いました。

祖父は入れ歯を洗ってもらうのが嫌そうでした。

そういった祖父の目に涙が潤んだのをnaomiは見逃しませんでした。

多分祖父は、入れ歯を洗ってもらわらなければいけないことを、とても悲しく思ったのだと思います。

それは脳梗塞になり麻痺になると、人の手を借りなければできないことがたくさんある。

そのもどかしさと、悲しさと・・・

1つ1つ、何かをあきらめていかなければいけない心の葛藤があるのです。

そんな思いを抱えながら、祖父は毎日を生きています。

そんな思いを理解してくれる看護師さんは、どのくらいいるのでしょうね・・・

泣けてきました・・・

日本の医療は、本当にすばらしい。日本では誰でも平等に医療処置を受けられる。アメリカのようにお金がない人は医療を受けられないということはありません。(日本はアメリカの真似が好きなので、いつかアメリカのようになると思うとぞっとしますが・・・)

でも、日本の医療にも問題があります。

日本の医療は、保険点数で決められた処置であり、点数ありきの処置。点数によって処置の実施度は違ってくるのです。

そして、日々忙しい中、いつの間にか心のケアを忘れてしまった医療・・・

病院の経営が大変で、日々人手がなくて、処置に追われて・・・それは十分理解できます。

でも、そんな中でも忘れてはいけないこと。

人は物ではなく、心を持った人間だということです。

自分の家族にするようなケアを日本の医療従事者がしていたら、患者様の苦しみはかなり減ることでしょうね・・・

心と体はつながっていて、患者様の痛みは、体の痛みだけではないのですから。

病棟に歯科衛生士は必要です。口腔ケア専門の。

看護師による口腔ケアではなく、歯科衛生士による口腔ケアが病棟で義務付けられれば、もっとたくさんの痛みが救えることでしょう。

naomiのするべきことも、たくさんありますね・・・

草の根ですけど、1人でも多くの人にお口のケアを大切さを伝えていきたいです。

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