naomiブログをご覧の皆様、こんばんは!naomiです

歯周病人様、またまたコメントありがとうございます。

歯科衛生士不信には今までのたくさんの思いがあったのですね・・・心中お察しいたします。

歯の根元が削れる楔状の欠損については、naomiの言葉が足りなかったようですね・・・昨日に引き続き申し訳ありません。

削れてしまったところを修復することが分散につながるのではなく、削れているということは、噛み合わせの力が強くかかっている可能性があるので、噛み合わせを見て、噛み合わせを調整します。強くあたりすぎている場合には削って調整することもあります。

もちろん、削れてしまったところは、プラークが溜まりやすくなったりしますから、削れている大きさによっては詰めることもあります。(大きさによってはそのまま経過を見ることもあります。ケースバイケースです。)

しかし、修復や噛み合わせの調整については、すでに歯科衛生士の判断できる範囲を超えています。

ですから歯科衛生士のnaomiは歯科医師に現状(歯が削れているなどの事実だけ)を伝えて、それが問題かどうかは歯科医師が判断します。問題があれば、歯科医師が責任を持って修復し、噛み合わせの調整をします。

先日も申し上げましたが、歯科治療はチーム医療です。歯周病に関しても同様、チームであたります。

あくまでも、診断は歯科医師がするべきです。歯科衛生士が診断することはできませんし、するべきものでもありません。

歯科医師がきちんとした検査によって歯周病の診断をし、治療方針も歯科医師が決めます。歯科衛生士が治療方針を決めることは絶対にありません。

ですから、歯科衛生士が歯周病について、こういう治療方法があります、こうしましょうということは、少なくとも当医院ではありません。

(最近は歯科衛生士や無資格の歯科助手さんに検査結果や、治療方針の説明をさせるところが増えているようですが、当医院では絶対にありません。治療に関しての診断、説明は全て歯科医師が行います。)

ですから私達歯科衛生士は、歯科医師の指示のもとに、歯石をとったり、歯磨き指導をしたり、食生活指導をしたり、その他患者様に必要だと思うことをいたします。

全ては歯科医師に責任があります

歯周病人様は、歯科衛生士さんが辞めてしまい、見捨てられたとありますが、その時、歯科医師の先生はどう対処されたのでしょうか?

naomiが今までに見てきた患者様は、全て最初に歯科医師が検査し、診断し、歯科医師の決めた治療方針に沿って、その一部をnaomiが担っておりました。(例えば、歯石をとったり、歯磨き指導をしたり、歯周病についてお話したり・・・その他必要だと思われる処置や指導)

ですからnaomiが辞めたといっても、その患者様は見捨てられることはありません。

なぜならもともと歯科医師の診断に沿っての治療ですから、患者様側からすれば、担当の歯科衛生士が変わったというだけで、治療の方向はなんら変わりがありません。naomiが辞めても引き続き他の歯科衛生士が担当しますし、もし歯科衛生士がいなければ歯科医師が引き継ぎます。

寂しがったり、悲しがったりする患者様はいますが、治療に影響がでることはありません。

もちろん、naomiが今まで担当していた患者様にはきちんとご挨拶をして辞めてきました。その後のことは先生にきちんとお任せしています。私が辞めて路頭に迷う患者様は1人もいません。

それに、naomiはもしそういうことがあった場合に患者様が路頭に迷わないように、いつも患者様に言っています

「お口の健康を守るために必要なことは、自分の体に関心を持つことです。年数回のクリーニングをすることではありません。ここに通っている間はよいですが、長い人生、お引越ししたり、転勤で海外に行ったり、家族の介護で歯科医院に通えない時もあるかもしれません。

でも、たとえそうなっても、自分で自分のお口の状態を自分でわかっていれば、自分で自分にあった歯科医院を探すこともできますし、歯科医院にいけない間自分で自分の歯を守ることができます。

ですから、ここに通う、通わないに限らず、自分で自分の体に関心を持ってくださいね」

とお話しています。それは、歯科衛生士であるnaomiに依存していると、naomiがいなくなった時、その患者様の来院は途切れ、結果お口の健康を長期に渡って守れなくなってしまうからです。それでは全く意味がない!とあるとき気が付いたからです。

若い頃は自分の担当する患者様が多くて、歯科衛生士が転院すると患者様も転院する・・・そんなカリスマな歯科衛生士に憧れていました。でも、それは本当の予防にはつながらないということに気が付いたのです。

naomiも今は元気ですが、数ヶ月前はヘルニアを患って、仕事ができない状態になりました。naomiも1人の人間ですから、何があるかわかりません。naomiが拝見できないことがあっても、患者様が自分で健康を守れるようにお話しています。

あくまでも歯科医師の診断に基づいて治療を勧めます。基本的な軸はぶれることはありません。ですから、naomiがいなくなっても、患者様は今まで通り、その医院にメインテナンスに通っています。

患者様に自分でセルフケアしてもらうこと、“患者様の自立”がnaomiの最終目標です。

naomiが歯周病を治すのではなく、歯科医師の診断にしたがって、患者様が自分で歯周病を治すとnaomiは考えてします。そのためのお手伝い、サポートをするのが歯科衛生士だと思うのです。

いくら歯石を綺麗にとっても、そのあと、毎日のホームケアができていなければ、歯周病は再発します。患者様が自分で自分の健康に関心を持たなければ歯周病をよくすることはできないのです・・・

歯科医師、歯科衛生士、患者様が協力しあわなければいけないと思うのです。コミュニケーションと信頼関係が非常に重要です。

本来歯周治療とはそういうものだと思います。歯科衛生士だけにゆだねられたものではありません。

おそらく、naomiの力では、歯周病人様の歯科衛生士不信をぬぐいさることはできないかもしれませんね・・・歯周病様の思う歯科衛生士のレベルにnaomiが達していないと思います。申し訳ありません・・・

文章を通して、更に歯周病人様の心を傷つけてしまったのではないかと心配です。もし余計に傷を深めてしまったら、申し訳ありません。この場で深くお詫び申し上げます。

まだまだ勉強が足りないようです・・・私・・・

またこれを機に勉強させていただきます

歯周病人様も心にたくさんの傷を抱えていらっしゃるようですが、きっとその心の傷を癒してくれる歯科医院があると思います。ぜひ、あきらめないで探し続けてください。

歯周病人様のお口健康が末長く続きますように・・・気持ちだけの応援ですが、お祈りしています


歯科治療はチームプレーです。naomi医院はこちらです。

http://www.k3.dion.ne.jp/~iritani/