歯科衛生士naomiブログをご覧の皆様、こんばんは!naomiです

昨日、コメントをいただいたことについて今日は触れてみたいと思います。先日以下のコメントを歯周病人様からいただきました。


こんにちは、naomiさん。楽しく拝見しました。
私は歯周病を患っていますので関心があります。質問がありますが、普通の衛生士さんと貴女は何が違うのですか?回りくどくてわからないので、衛生士さんという仕事に興味を持ち始めたので具体的に教えてください。
残念なことに歯周病を衛生士さんに治してもらった記憶がありません。文章を拝見しているとnaomiさんはきっとたくさん治されていることと推測されます。是非院長先生のように今まで治した患者さんの写真を見せてください。
それにもっと衛生士さんに関心を持ちたいので、是非いろいろ教えてください。
 

普通の歯科衛生士さんとnaomiの違い・・・
 
この結論をお話する前に、まず、歯科医療についてお話したいと思います。
 
以前から何度も申し上げていますが、naomiは歯科医療は“チーム医療”だと思っています。
 
読んで字のごとく“チーム”ですから1人で成り立つものではなく、歯科医療に携わるそれぞれがその役割を果たすことによって、治療の成功があると考えています。患者様を中心としたチームです
 
歯科医師は、治療の部分を担います。虫歯や歯周病に罹患した歯を治療し、修復するのが歯科医師です。
 
歯科技工士は技工物の作成を担います。いくら歯科医師が上手に型をとっても、できあがる技工物が悪ければ意味がありません。本当にプロフェッショナルの技工士さんの被せ物や入れ歯は調整なしで、ぴったり入ります。
 
naomiもプロの技工士さんに出会うまでは、被せ物は口の中に入れてから調整するものだと思っていたし、入れ歯は合わないものだと思っていました。
 
でも、それは間違いで、スペシャルなドクターが削って形を整えたり、型をとって、スペシャルな技工士さんが作製すると、本当にその人にあったものができあがり、本当にすばらしくぴったりなのです!
 
そして、歯科衛生士はお口の中の環境を良くするために、そして、入れたものが長持ちするように、患者様を導くのが仕事です。
 
よい歯科衛生士がよい指導をして患者様を導ければ、型を取る前に歯肉は引き締まり、歯科医師の治療がしやすくなりますし、より精度のよい治療ができます。
 
そして、よい歯科衛生士がメインテナンスしてゆけば、メインテナンスしないよりも歯の持ちは断然長くなりますし、よい歯科衛生士がいち早く、メインテナンス中に異常に気が付けば、早期発見、早期治療、治療を最低限で防ぐことができ、最終的に歯が長持ちすることになります
 
スペシャルなチームが治療に当たると、長期の予後は確実によくなります。
 
これを踏まえた上で、普通の衛生士さんとの違いかどうかはわかりませんが、naomiのことをお話をします。
 
まず、naomiが恵まれているのは、きちんとした治療ができるドクターの下で働いているということです。
 
歯科医師の治療がきちんとしていなければ、予防は成り立ちません。入れた被せ物の辺縁(簡単に言えばふちです)がもともと歯肉の下に入っていたり、清掃性の悪いものだったりすると、いくら腕のある歯科衛生士がいても、歯肉の腫れや出血をとめることができません。
 
歯科衛生士は予防を担いますから、きちんとした治療の上に成り立つものです。治療がひどければ、予防は絶対に成り立ちません。
 
つまり、naomiが今いる環境では、予防のベースとなる、治療がきちんとしているということが一番大きいと思います。
 
そして、先ほどからチームということを協調していますが、歯科医師との意思の疎通というのが非常に重要だとnaomiは考えています。
 
例えば、歯周病の治療は、まず最初に診査して診断して初期治療を行います。歯石をとったり、お手入れの方法を指導したり、まず一連の治療を行います。
 
その後、再評価をして、もしポケットが深かったり、歯石がどうしてもとれないということであれば、歯周外科処置に移行することになります。(最近では非外科の風潮になっていますが、その話はここでは置いておきます)その判断基準が、歯科医師と歯科衛生士で同じであるということが、とても重要なことだとnaomiは考えます。
 
例えば、歯周外科をしたがりの先生が歯肉を切って、開いて歯石をとったとしましょう。一時的には歯肉は当然よくなりますが、そのあと5年たったらどうでしょうか?先生が外科を行った後、管理するのは歯科衛生士です。
 
つまり、歯科衛生士が初期治療から関わって、その人の背景となる、生活習慣や癖、性格をきちんと把握しておかなければ、手術の成功はありえないのです。
 
歯周外科処置をすれは、歯肉が下がって、歯の根の部分が見えてきます。お手入れは外科をする前以上に複雑になります。その時に、その患者様が自分で管理できるのか、事前に把握するのが衛生士の役割でもあります。
 
もし、その後に管理できなそうな場合、歯肉の状態としては、外科の対象でも、歯肉の疾患を持つその人は外科の対象にならなということになります。
 
その判断は、お口のお手入れをご指導している歯科衛生士の方が接している時間が長い分患者様を理解していると思います。
 
つまり、お口を通して患者様という“人間”を見るのが歯科衛生士であり、naomiです。そして、そういう情報をドクターを交換しあっています。そして、その上で治療の方向性を決めます。
 
虫歯も歯周病も、生活習慣病です。一生涯に渡ってお口の健康を守るということは、その患者様の生活の中に、お口のお手入れが習慣として取り入れられなければいけない・・・
 
歯磨きのために生きているのではなく、よりよく生きるためにお口の健康を守るのです
 
当医院に来院される患者様のほとんどは、今までに歯石をとったことがあります。歯磨き指導を受けたことがあります。でも、お口の健康は守られていません・・・歯石をとっている、歯磨き指導を受けているということは、今までどこかで歯科衛生士と出会っているということなのです。
 
でも、お口の状態はよくない・・・そして、転院を繰り返し、治療本数だけが増えてゆく・・・
 
普通の衛生士さんとの違いかどうかはわかりませんが、naomiはきちんとした予防ができる環境にいます。そして、歯科医師と患者様を導くゴールが同じでありチームで患者様を診ています。そして患者様の歯肉の腫れを見ているではなくて、その症状を通して、患者様自身を診ています。
 
例えば、ご存知ですか?同じ歯磨きをしていても、年齢があがってゆけば全身疾患を患います。血圧が上がれば、降圧剤を処方されますが、この降圧剤に唾液の分泌を抑える副作用がある薬があるのをご存知ですか?
 
例えば、naomiがメインテナンスで診ている患者様のお口に何か変化があると、あれ?と思います。もしかして、お薬何か変わりましたか?そう言えば・・・降圧剤を飲んでいます!唾液が少ないみたいなので、虫歯のリスクががっていますよ、メンテナンスの期間をしばらく短くしましょうか?となります。
 
例えば、naomiがメンテナンスで診ている患者様の歯肉と歯の境目に楔状に歯が削れたところが急に増えたとします。あれ?かみ合わせですかね・・・歯の根元が削れてきてますね、先生に診ていただきますね☆それから、歯肉が下がってきていますので、ここのお手入れをもう少しした方がよさそうですよ、根の部分は虫歯になりやすいですから・・・となります。
 
もし、この楔状の削れを見逃したら・・・数年後に歯が折れています。実際にnaomiの患者様のお口の中でこれが顕著に現れている方がいたので、咬合調整を行い、早期に充填しました。これによって、歯の咬合圧が分散し、将来的な歯の破折を防ぐことができたのです。
 
ちょっとしたあれ?を見逃さないメインテンナスをしているのがnaomiです。
 
よくあるメインテナンスでは、はい異常ありません。じゃあ、あと歯石をとっておきますね。はい終りました。ではまた3ヵ月後で・・・
 
これって予防ですか?
 
歯石をとっても、ホワイトニングしても綺麗になるのは今日1日です。24時間もたてば、細菌がもとの状態まで増え、なんら意味がありません。
 
予防につながるということは、あれ?を見逃さないことが非常に重要ですし、あれ?をもとに、予防につながるアドバイスをすることです。
 
単なる歯石とりでは、全く意味がないのです・・・
 
症例に関してですが、naomiはそんなに症例を持っているわけではありません。当院は4月に開院したばかりですし、患者様の数も多くありません。今まで勤務してきた医院で見てきた患者様は全て病院の患者様でありnaomiの症例ではありません。
 
それに・・・お口の写真と言えども患者様であることには変わりません・・・それを公表するのはなんとなくnaomiには気が引けるのです・・・なんだ、症例ないんだ〜と言われそうですね^^
 
naomiにとって症例があるとかないとかは問題ではありません。naomiは臨床家です。患者様がnaomiのメインテナンスに通ってくださることが、naomiがしていることの結果だと思っています^^naomiにもどうにできない歯周病の方もいますし、全てが上手くいくわけではありません。正直なところ・・・
 
でも、その患者様のために今何ができるか、自分の最高のものを提供したいと考えています。そのために、セミナーにも参加しますし、日々情報収集したり・・・そんな毎日です。
 
ご質問の答えになっているかどうか・・・
 
うーむ、でも症例も大切ですね・・・naomiがしていること、歯科衛生士がしていることが一般の皆様に伝わりにくいですものね・・・これは今後の課題として考えてみます
 
それにしても、歯科衛生士の私が言うのも何ですが、普通の衛生士さんて一体・・・何をするのが歯科衛生士なのでしょうね・・・
 
法律があいまいすぎてよくわかりません・・・
 
反対に皆様の周りの歯科衛生士さんがどんな人たちなのか教えていただきたいです^^
 

 
naomi医院にぜひ遊びにきてくださいませ〜^^