naomiブログをご覧の皆様、こんばんは!naomiです

連休も今日で終わりですね・・・皆様はどんな連休をお過ごしでしたか?

さて、naomiはこの連休はずっとお勉強

お勉強というと、大変と思われるかもしれませんが、実はnaomi、セミナーに行くのが結構好きです^^

今日のセミナーも半年以上前から楽しみにしていたもの。

今日講演されたヤン・リンデ先生の講演はもう何年も前から毎年参加しています。

もう8年ぐらいになるでしょうか・・・

歯科衛生士のnaomiにとって、若い頃からの憧れは、歯周病で有名なスウェーデンでした。毎年、ヨーテボリの海外セミナーがあって、いつかnaomiも参加しようと心に決めていたのでした。

未だ実現はしていませんが^^;

え?北欧に行ったじゃないって?

はい。行きました〜それはお勉強というよりも、診療室以外のお仕事で、病院の視察です^^それはそれで別の意味で勉強になりましたが、いつか学術的なことを学んでみたいですね^^

さて、そのヤン・リンデ先生のセミナー。

今日はインプラントの審美のお話からはじまり、インプラント埋入における骨の吸収、そして、インプラント周囲炎のメカニズムをお話してくださいました。

インプラント周囲炎の理解は歯科衛生士のnaomiにとってとても重要です。

それは口の中の病気は感染症であり、細菌の感染をコントロールすること、つまり、インフェクションコントロールが疾病の治癒、そして予防にかかせないからです

歯周病は、単なる組織の炎症ですが、インプラント周囲炎となると、骨の炎症です。

骨の炎症とは、命にかかわる一大事です!

インプラント埋入の前にきちんと感染しないようにお口の中を清潔にすること、そして、ご自身で綺麗にできるようにご指導すること、そして、インプラント埋入後には感染しないように、メインテナンスで継続して診て行く事がとても重要な、歯科衛生士であるnaomiの役割なのです

身が引き締まります。

そして、今日一番の感激は、リンデ先生の言葉です。

“よい歯科医師は悪い歯科医師よりも天然の歯を残す。そして、インプラントの埋入本数も少ない”

この意味がわかりますか?

よい歯科医師は悪い歯科医師よりも天然歯を残す・・・これはわかりますよね^^

さて、このあとのインプラントの埋入本数も少ない・・・というのは、わかりますか?

つまり、歯科医師の風上にもおけない歯科医師は、歯がだめになりそうになると、“天然の歯をとってインプラントを入れましょう”といとも簡単に言います。ですから、インプラントの埋入本数は多くなる。

でも、よい歯科医師は自分の歯をぎりぎりまで守ろうとしてくださる・・・だから結果としてインプラントの本数は悪い医者よりも少ないということになります。

インプラントをたくさんうっている先生が上手い先生だと、もし貴方が思うなら、それは天然の歯を最後まで守ろうとしてくださる、真の歯科医師の先生に大変失礼です。

リンデ先生はそういう先生です。

昔から、インプラントだらけのレントゲン写真を見せて、これが貴方達が目指す、歯科医師のする治療ですか?と問いかけてきました。

インプラントは確かによい治療かもしれないけれど、それは最終的な選択肢であり、インプラントがあるからと言って虫歯の治療や入れ歯や・・・本来の歯科医師の仕事を疎かにしてはいけないということ。本当の歯科医師とはそういうものです。

インプラントは自分の歯のように噛める、夢のような治療ですが、そのために、天然の歯を抜くとか、インプラントを見越して治療するのは少々違う気がします。インプラントはあくまでも最終手段です。

歯科医師として、もっとインプラントの前にできることがあるのだと思います。

そういう思想がnaomiは好きです。人間の体は機械じゃないから。悪くなったら取り替えればいいという発想は嫌いです。医療とは、人間として尊重する心の上に成り立つものだと思います。

日本の医療教育では、この心の部分の教育に問題があると思いますが・・・ヨーロッパでは家族にしない治療は患者様にもするべきではないと、徹底的に教育されるそうです。

日本では、自分が受けない医療を平気で患者様に提供します・・・

歯科医師の先生達がたくさんするべきことがあるように、歯科衛生士であるnaomiには、もっともっとすることがありますね・・先生達以上に。

歯を削らないように、皆様を導くこと。歯科衛生士の使命です。

naomiは自分の歯で一生美味しい思いをしていただいて、死ぬ時は自分の歯とともに、そして天国に行っても、美味しい思いをしていただきたいのです。自分の体を死ぬまで大切に使う・・・大切なことだと思います。

さて、明日からお仕事です☆・・・

明日からまた頑張るぞー!


予防のページをUPしてみました☆^^naomiの思いを聞いてくださいね☆

http://www.k3.dion.ne.jp/~iritani/privention.html