コエンザイムQ10に関するご質問について☆ : 「イリタニオフィス」オール顕微鏡歯科治療☆東京顕微鏡歯科診療医院一生お口の健康を守ってほしい！歯科用顕微鏡メインテナンス担当☆Tokyoリップデザイナー☆naomi

naomiブログをご覧の皆様、こんばんは！naomiです☆

さて今日は、naomiブログをご覧の方より、コエンザイムQ10についてのご質問がありましたので、一緒にお勉強してみたいと思います！

まずはご質問を読みあげます♪
“コエンザイムＱ１０って、動物性たんぱく質のアトピーに効能があったりするの？”

では一緒にコエンザイムについてお勉強いたしましょう♪

Let's　study

コエンザイムＱ10は、ユビキノン、ユビデカレノン、ビタミンＱとも呼ばれています。1974年に心筋代謝改善薬として承認。1991年には薬局・薬店でも販売できるようになり、さらに海外では栄養補助食品として販売されていることから、2001年より食品としてサプリメントの形で販売されるようになりました。

それでは次に働きです

大きくまとめると、コエンザイムには“心臓賦活作用”と“抗酸化作用”あります。空前のコエンザイムQ10ブームはこの“抗酸化作用”による、老化を防ぐ作用（アンチエイジング）が注目されているのではないでしょうか？

いつまでも若く美しくいたいですもんねっ

まずはお薬にもなっている心臓への働きです！

心臓は全身に血液を送る巨大ポンプです☆

人間の体はこの血液によって酸素や栄養を全身に運んだり、さらに免疫細胞もこの血液の中を流れてゆきます！この血液に勢いをつけるのが、ポンプである心臓の役目です。

このポンプ機能が低下すると、当然、血液や水分の循環が悪くなります。勢いがつかないのですから

結果、体に余分な水分がたまりやすくなり、むくみを生じたり、息苦しさ（酸素不足）や疲れを感じる（老廃物・疲労物質の停滞）ようになります。肺に水分がたまると、咳がでたり、ゼーゼーとぜん息のような呼吸になることもあります。このような状態が“心不全”とよばれる状態です。

コエンザイムは細胞内のミトコンドリアに取り込まれ、酵素利用率を上げることによりエネルギー生産に関与します。働きの弱くなった心臓の筋肉の酸素効率をあげて、心臓の筋肉の収縮力を高め、心臓の働きをよくします。

しかし・・・最近の臨床研究ではコエンザイムを心不全患者に投与しても心機能は改善しなかったとも言われており、アメリカでは推奨されていないとも。日本でも以前ほどは使われていないとか。

コエンザイム次の特徴は“抗酸化作用”。

活性酸素によって起こる、体の酸化を防ぎ、老化を防ぎます。イメージ的には“酸化”なので、鉄がさびるのをイメージしていただけるとよいでしょうか・・・体も酸化しているのです。活性酸素については、話がまた長くなってしまうので、またの機会にお話したいと思います。

わかりやすく言うと、体の中で起こる科学反応（例えば食べ物を消化するとか、栄養素を分解するとか、体内でたんぱく質を作る　etc）によって、活性酸素という物質ができる。活性酸素は体を酸化させて老化を進行させたり、癌の原因とも言われている。その活性酸素ができるのを防ぐ働きが抗酸化作用！コエンザイムQ10にはこの抗酸化作用があるので、老化防止や癌の予防によいといった感じでしょうか・・・ご理解いただけたでしょうか？

そして、ご質問のアレルギーについてですが、病気は原因がわかれば治療が可能です。アトピーについては原因がまだはっきりわかっていないので、コエンザイムがアトピーに効くというのは、まだ臨床のデーターが少ないというか信憑性にかけると思います。効くこともあるといった感じでしょうか・・・ただ、直接アトピーに効くかどうかは別として、コエンザイムには免疫力をUPする働きがあるようです！免疫力が上がれば、アレルギーに対しての免疫も上がりますので、結果としてアトピーの症状にも効くということになるかと思います。

コエンザイムQ10はあくまでも健康補助食品です！

薬として医師から処方されるならともかく、サプリメントの力を過信するのはどうかとnaomi個人は思います。体の調子を整えるとか、健康を保つ、病気予防のために、積極的に使用することはよいことだと思いますけど♪

naomiが今日お話させていただいたことは、今現在、わかっている限りのことです。薬も日進月歩。日々進化しており、新しく副作用が発見されたり、今まで正しいとされていたことが明日には覆ったりする世の中です。あくまでも、今現在のこととお考えください。例えば、活性酸素・・・実はこれ、老化に関係ないという今までと全く反対の研究データーが先日発表されました。これが本当だったら大変だぁ

これから複数の研究がなされ、詳しく解明されてくると思います。